辺境都市ノルヴァは王国の西の端。おそろしい姿かたちの魔物が跋扈する未開の地――“入らずの森”に面している。
入らずの森に生息する魔物を退治することで生活の糧を得る冒険者たちは、ノルヴァの最大の“お客さん”。
武器や防具、最先端の魔道具もすべ
ての材料はここで仕入れられる。
サラは、かつては冒険者ギルドのマスターをつとめたほどの逸材だったが、わけあって名前を変え、引退した。現在は“星明かり亭”というちいさな宿の女主人だ。
今日も従業員を大切に。礼儀を知らない新参荒くれには洗礼を施しながら、サラは働く。
サラには目的があった。
宿屋の女将をしながらの副業――“隠れ星のギルド”と呼ばれる超難解依頼専門取り扱い業者団体。通商“裏ギルド”の経営をこなしながら。
ひたすら機を待っていたときに現れた青年は、あらかさまに訳ありで――?
美少女女将の、問答無用の森への討ち入りが始まります!
※2024年2月2日〜 全9話、1章分を毎朝6:00に更新します。
※2章以降はストックができ次第、章ごとに更新したいと思います。
※エブリスタでも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 02:55:51
41076文字
会話率:43%
自分に関する記憶を失った少女ミサキは特殊な才能を見出され、神聖教会の教皇の養子に迎え入れられ聖女と認定される。
聖女として日々仕事をこなしていたが、養父の死をきっかけに教会を追放される。
とある事情で不思議な屋敷に住み出したミサキはある日怪
我をしたドラゴンを癒すと人生が一変し、何故だか宿屋の女将を頼まれてしまう。
何もかもを失ったミサキは最強生物の竜王や魔王らと一緒に宿屋を経営しながら自分の幸せについて考えていくのだが、彼らとの出会いでミサキの聖女としての能力に変化が……。
※展開がゆっくりなので恋愛要素はちょっと後から入ります。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 08:46:16
136326文字
会話率:39%
故郷を出て紹介された王都での仕事をするために一人旅をしているアンヌは、身の安全のため男装し『アンリ』と名乗っていた。宿泊していたある村の宿屋で目覚めると男性になっていたアンヌは、宿屋の女将お薦めの薬屋を紹介され藁にもすがる気持ちで訪れるが、
彼女の前に現れたのは愛想も素っ気もない店主ビリーだった。元に戻る薬を作ってほしいと言うアンヌに「作り方を知らん!」と言い切ったビリーだが、訳アリ話を聞き、世間知らずの彼女が心配になり自分の店に勧誘する。
住み込みで働くことになったアンヌは、薬以外の商品開発をしながら『アンリ(男)』として生きていくと決意するが、ある日突然女に戻ってしまう。元に戻れたと喜んだのも束の間、アンリ(男)のときには感じていなかった周囲との問題に直面することになる。その後、またしても再び男になってしまったアンヌ。彼女のペンダントを見たビリーはある秘密に気付き、彼女を連れ自身も因縁のある王都へ行くことに……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 08:14:57
156892文字
会話率:45%
──一流の冒険者になったら、正式なプロポーズをする。だから、待っていてくれ──
20年前。幼なじみのフォルティスが、約束を残して冒険に出た。
安否がわからないまま、月日は流れ。
宿屋の女将となったハンナは、冒険者たちから噂を聞いた。
「
フォルティスが、この街に帰って来たらしい」
その夜、ハンナの宿主部屋に現れた男は──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 12:00:00
7748文字
会話率:48%
村を邪悪なる魔道士から救った勇者ルート、賢者ジェン、僧侶ゼロ、戦士ピッツの四人は、旅の疲れを癒やすため一晩宿を貸してほしいと宿屋の女将に申し出る。しかし女将の口から告げられたのは、耳を疑う残酷な事実だった――すれ違う人間の心が、交わることの
ない想いが、やがて惨劇を呼び起こす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-18 12:10:11
8181文字
会話率:77%
出世、失踪、処刑。
童話「王様の耳はろばの耳」を下敷きに、秘密を抱えた床屋の数奇な運命を、彼の馴染みの宿屋の女将が語ります。
一人称で進行する詩の形式、全3章、完結済み。
最終更新:2015-02-24 06:50:28
2059文字
会話率:1%