主人公は不幸にも工事現場の足場が崩落する事故に巻き込まれて死亡、転生した。転生先は幕末維新期の長州。山縣小助……後に山縣有朋と名乗る人物であった。山縣といえば明治期において政界に君臨した軍人政治家で、官僚のボスとされている。
しかし、山縣は近代日本史において悪者として語られがちな存在だ。それは政党が力を増していく時代のなかにあって、彼らの躍進を阻もうとした抵抗勢力であるから。また、死んだ際にも国葬が営まれたが、同時期にあった大隈重信の国葬と比較され、政党の影響が強い新聞には「大隈は国民葬、山縣は『民』が抜けて国葬であった」などと揶揄される始末である。
そんな寂しい人生は嫌だ。もっと人々に愛される存在になりたい。
主人公はそう決意し、愛される存在になるべく努力する。しかし、時代は波乱の明治時代。果たして山縣は愛される存在になれるのだろうか。
【お断り】
歴史物ですので、基本的に史実に沿った物語進行をしていきます。ただ、当然ながら物語の都合上、改変される部分もあります。
また、歴史的事件については諸説あることがあります。基本的に通説を採用しますが、異説や若干の改変を加えることがあります。伝説、伝承なども展開次第で採用することとします。なぜそのようにしたのかなどの解説はその都度、あとがきなどで載せようと思います。
【その他】
ご意見や疑問点などありましたら、感想にお書きください。回答は基本的に個別で、件数が多いようでしたら活動報告や次話のまえがきで回答に代えさせていただきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 00:00:00
276629文字
会話率:39%
鉄道正式開業の日にあったかもしれないおはなしです。
最終更新:2021-10-14 09:00:00
3861文字
会話率:13%
自由党を結成した退助。
しかし、自由民権運動は次第に過激化。
取り締まる政府との軋轢は深まるばかり。
そんな中、退助は暴漢に襲われ負傷する。
有名な『板垣死すとも、自由は死せず』の言葉を発する。
貧しさにも負けず、最後まで憲政の確立と、
自
由・平等・人権のため戦い続ける一生だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 12:10:20
32090文字
会話率:10%
「大河ドラマでやってほしい人物シリーズ」
現世では不良をやっていた高柳京介が、ある日バイク事故で死亡し、その後、昭和の最後の元老、西園寺公望の生まれてから晩年を迎えるまでの生涯をたどっていく物語です。
幕末の頃の若き日は「幕末青春編」、
その後明治、大正、昭和と時代が進むとともに話が進み、
「明治立志編」「桂園時代編」「大正講話特使編」「昭和元老編・晩年」
と進んでいく予定です。
執筆の順番は必ずしも時代順ではないことがあります。あらかじめご了承ください。後々時代順に編集し直す予定です。
主人公とその周囲の人物だけでなく、同時代の様々な人物たちの思惑なども書いていきたいと思っています。
この物語は史実をもとに書いていますが、史実を無視したフィクションも書かれていますので、あらかじめご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-15 10:42:42
96709文字
会話率:27%
国会議事堂の参議院、中央広場には4つの台座がある。
その台座には板垣退助、大隈重信、伊藤博文が鎮座している。
しかし、4つ目の台座には誰もいない。これは敢えて空座にしてあるのだ。
政治が「未完の象徴」として完成のないものを表すことと、
この
台座が作られた時より未来により優秀な政治家が生まれることを願って。
時は、2020年。
東京五輪を目前に控えた東京は目まぐるしかった。
そんな最中、ある一通の手紙から若い4人の政治家の資質が問われることとなる。
この国の舵取りとなるか?
また行く手を阻む、氷河となるか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-07 01:39:14
973文字
会話率:15%