「花」として生まれた彼女は人間の男に恋をする。意思を伝える手段を持たない彼女は何を思い、何を感じ、何を望むのか。生物として交わることの不可能な切ない恋愛物語。
この作品は「note (https://note.com/p1ox_xo1q
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3738文字
会話率:19%
古い童話から初代皇帝の手記へと続く淡くて少しだけ切ない物語。
~童話(一部抜粋)~
王家の墓守番。
それは【花護】。
いつからいるのかわからない。
いつからそう呼んでいるのかもわからない。
晴れた望月の晩、酒を片手にふらりと王家の墓地に現れ
、元は王族であった亡者と語り明かす。
黒い外套を目深に羽織り、誰もその素顔を知らない。
ある者は老婆だと、ある者は熟女だと、ある者は少女だと、ある者は幼女だという。
わかっているのは花護が彼女であるということだけ。
どれが本当の姿か誰も知らない。
※謎は謎のままですが、それなりに纏めたつもりです。
※悲恋というよりも哀恋、恋というよりも淡恋、切ないような、最後は彼なりのハピエン···の、つもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-25 13:50:25
5073文字
会話率:8%
弐本帝国、帝都トウキョウ。この街には、誰からも愛されることなく命を落とした異世界の住人――『来訪者(ビジター)』の魂が流れ着く。
彼ら『来訪者(ビジター)』は生前叶えられなかった幸福を――"愛されること"を求め、この帝都
トウキョウにたった一人だけ存在する『魂の番(つがい)』の相手を探し求める。
弐本帝国自衛軍の帝都防衛隊は、そんな『来訪者(ビジター)』たちが持つ異世界の異能や魔法といった力から国民を守るために組織された精鋭部隊だ。
その帝都防衛隊に所属する青年――ジンはある冬の日、『来訪者(ビジター)』でありながら帝都防衛隊へ潜入していたことに気づかれ、軍から追われる身となってしまう。
そんなジンが出会った一人の少女――レーラ。彼女は自身も異世界からやってきた『来訪者(ビジター)』であると告げ、ジンと自分が『魂の番(つがい)』であると主張する。
こうしてジンとレーラは、二人を執拗につけ狙う自衛軍帝都防衛隊との全面戦争へ赴くこととなる――
これは、ただ大切な人を愛し、愛されることだけを望んだ者たちの――
――世界一悲しい、恋の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-24 20:53:02
125735文字
会話率:35%
グリム童話『めっけ鳥』より。
『めっけ鳥』の台詞に感化されて書き起こしたものであり、ミツケ鳥自身は主人公でないため注意。
魔獣ザンナが森の監督官リナに恋をするが、その感情を素直に受け止めることができない哀恋物語。
最終更新:2019-12-01 20:00:00
13507文字
会話率:35%
だから雨は嫌いなんだ。
江戸に咲く一輪の花。今日も一人また一人と儚くそして綺麗に花を散らせる。
ようこそおいでくんなさいました。
最終更新:2015-08-15 15:03:56
1549文字
会話率:57%
好きでした・・・じゃない。
好きです・・・
最終更新:2012-10-24 18:45:04
255文字
会話率:0%