「司教様……」
「うぅ……」
「我らが父よ……」
「あぁ……」
「ふっ、我が子らよ……向こうで……天国で待っているぞ……」
とある国のとある司教。彼は教徒たちに見守られながら今、息を引き取った……。老衰。それは安らかな眠りであった。
が……
ここは……天国か……霧が、おお、今、晴れて……私を迎え入れるように……あ、おぉ神よ……お会いできて光栄、え――
『ジュパジュウワァブププフゥ』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 11:10:00
1706文字
会話率:85%
孤児であることを蔑まれながらも健気に働いてきた聖女のアンナ。しかし、みんなから愛されるもう一人の聖女ノエミを差し置いて王子の婚約者に選ばれたことで、周りからの視線はさらに冷たくなる。
そんな中、アンナは司教様に国を守るため「神の儀」を受け
て欲しいと頼まれる。神の儀とは、生きたまま棺桶に入れられ祀られる儀式。嫌がるアンナだが、結局周りからの圧力で応じてしまう。
棺桶の中で儀式が行われた本当の理由を聞いてしまったアンナは、自分の選択を強く後悔する。するとそこに精霊が現れ、助けてあげると言ってきた。精霊の力を借りて逃げたアンナは、別人の姿で再び教会に戻る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 00:25:30
41964文字
会話率:36%
メイスン侯爵家のカロリーヌはある日、国王陛下主催の夜会で、婚約者のエドモンド王子から婚約破棄されてしまう。
そのエドモンド王子が新しい婚約者に選んだのが、クラリッサ・ギスボン子爵令嬢。
二人はお揃いの装いで出席しており、それを見たカロリーヌ
は自分の存在価値わ否定されたような気持ちになってしまいパーティーを抜け出して、修道院に向かう。
そこで新たにコニーという名前をもらい、修道女として新たな生活を送る事になるが、その修道院が閉鎖される事になり、辺境伯領に向かう。
そこで、捕らえられていた男性グラッドと出会い、グラッドが故郷に帰る手伝いをするために結婚を決意することになる。
◇◇◇
『君への提案は、ここにいる修道女のコニーと結婚して、コニーに妊婦のフリをしてもらいながら帰国を目指すんだ』
司教様の提案に私はびっくりした。
『司教様!何を言うんですか!私は神にこの身を捧げたんですよ?結婚なんてできません』
私は大きな声で反論した。
『私も修道女を妻に娶るのは勘弁したい』
グラッドさんは怒鳴るように言った。
『まず、このバーリエル国で、バクストン国語を話せる人間は一握りだ。ましてや女性で一般人となると皆無に等しい。ここにいるコニーが特別なんだ』
グラッドさんは無言になった。
『そしてコニー。私は先読みの力があると言ったよね?その力が、君をこの国から逃すように言っているんだ。君が修道女になったのはいい選択だった。でも、君に今まで色々な選択肢を与えた。君を破滅に導かないように。君は、ことごとく不幸に近づく選択をしてきた。これが最後のチャンスなんだ』
私は反論できない。色々と思い当たる事がある。
いつも、司教様は私に選ばせてくれた。
それに、今日ここにいるのは私のせいだ。
『わかりました』
私にはそう言うしかできない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 20:26:08
115855文字
会話率:31%
ランダム生成したキャラクタがランダム生成したクエストに挑む話
最終更新:2020-08-13 23:37:46
1839文字
会話率:0%
浄化を行いたくない浄化の乙女・リリアンと、絶対に浄化をさせたい大司教様の、往復書簡による(ほぼワンサイドゲームな)攻防戦。
先に拙作「六股令嬢の二番煎じは全力で辞退したい」をお読みいただくとより楽しめると思います。
短めです。
※乙女ゲー
ムが舞台の設定ですが、主人公はヒロイン・悪役令嬢ではありません。
※主人公は転生者・転移者ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-24 23:48:35
2045文字
会話率:2%
ある日司教様から、聖女候補になってほしいと頼まれる。一般的な聖女のイメージは分かるけど、聖女候補とは…。何をもって聖女となるのか、そもそも聖女とは何か――。
※残酷な描写は保険です。
あらすじは話が進むにつれて修正していきます。
プロ
ットはある程度できてるので、あとはちまちま書いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-20 21:00:00
13476文字
会話率:44%
天にまします我らの父よ…
願わくは御名を崇めさせたまえ
御国を来らせたまえ
御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ
我らの日用の糧を今日も与えたまえ
我らに罪を犯す者を我らが赦すごとく、
我らの罪も赦したまえ
我らを試みにあわせず、悪より
救い出したまえ
国と力と栄とは限りなく汝のものなればなり
アーメン……
しすたぁを勤めている普通の女の子、聖 瑞樹(ひじりみずき)。
普通の学園生活が始まる…と思いきや、政府の話し合いや戦争、はたまた恋愛に巻き込まれたりなどごちゃごちゃな運命が彼女を襲う…………(予定)
世界観がおかしいようなおかしくないような、異端小説…ぽい何か!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-29 17:39:04
1156文字
会話率:20%
概念上実在。しかし私たちの世界で、概念的でない実在は存在せず、概念上実在は半分の魂を持ち得ると思うのでした。
最終更新:2015-10-04 11:29:40
442文字
会話率:0%
はじまりはある国で起こった内乱だった。それは国を崩壊の危機まで追い込み、誰もが希望を捨てかけた。だが突如その地に異国の宗教団体が現れる。彼らは強大な力を使いたちまち内乱を治め、二度とこの地に争いが起こらないように定住するのだった。――それか
ら二十年、幼さを残す女ウィルは司教様に言われるがまま日々を過ごす。ウィルはある仕事を言い渡されたことによって彼女の環境は徐々に変化を見せる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-16 22:00:00
88490文字
会話率:41%