「上宮太子三部作」第二作目。飛鳥時代を舞台にした歴史フィクション。
舒明天皇の世、推古天皇と皇太子(厩戸皇子)の時代に遣隋使として隋国に渡った高向玄理らが約三十年ぶりに帰国した。
玄理が見た日本は、蘇我大臣父子を中心に政が行なわれており、太
子が目指していた中央集権型律令国家の実現への改革は進んでいなかった。
最先端の知識と技術を修得し帰国した玄理は、大臣から改革の実現に向けて協力を求められるが、様々な人間の思惑が入り乱れ、舒明天皇が崩御するとやがて陰謀が動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 18:32:38
66833文字
会話率:49%
七世紀倭国は神の声を聴くことのできる大王家を中心に、蘇我氏が権力を有していた。隋や三韓の脅威に対抗するため、蘇我入鹿は厩戸皇子の甥・高向王を擁立して国の充実を図る。が、高向王は若くして病没する。代わりの者をどうするか悩んでいる時、蘇我氏に
連なる巫祝一族のお告げにより、高向王の遺児・大海人皇子を蘇我氏は擁立する。大海人皇子を大王にするため生母・宝皇女は田村皇子と再婚する。田村皇子を推古帝のあとの大王とし、大海人皇子を大王の長子という位置に据えるためであった。やがて田村皇子と宝皇女との間に葛城皇子が生まれる。
葛城皇子は、大王と大后の長子として生まれたのにもかかわらず、大海人皇子という存在のために大王への道が閉ざされていることに鬱屈した感情を持っていた。そして、神道の家に生まれたため、仏教を奉じる権力者蘇我氏がいるかぎり将来を閉ざされていると考える男がいた。中臣鎌足である。
鎌足は蘇我氏を排除し葛城皇子を大王にせんと画策する。
入鹿・大海人皇子と鎌足・葛城皇子との思惑がぶつかり合い、やがて六四五年六月を迎える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 19:47:34
26158文字
会話率:42%
単純に読み方が間違ってるとか、そういうものも含めて勘違いされてる事とか、間違われがちな事とかを解説する。
個人的に「〇〇は間違っていて、正しくは●●」というのは大嫌いなので、そういう形はとらない。そういう説もあるよね程度で。そして大体「正し
くは●●」って大抵間違ってるんだよね、そんな簡単に「〇〇は間違い」と言い切るのは無理でしょ。
「ガーターは間違いで正しくはガター」とかさ、確かにそうかもしれないけど、「じゃあ何でガーターと言う人が多い、多かった」のかしっかり調べないと何ともいえないよねって。
と、言いつつ1回目のテーマから「Wikipediaに書かれてる事間違ってるよね」から始まってるんだけどさ。
正直「聖徳太子なんていない、厩戸皇子だ!」とかも明らかに現代の教科書の方が「間違ってて」一部の頭のおかしい歴史学者の話を鵜呑みにしてるだけなんだけど、さすがにそういうのは扱わないと思う。
「聖徳太子と呼ばれた人物はいない」「あんな奇跡は起こしてない」というなら「イエス・キリストと呼ばれた人物はいない」し「復活だのそんな奇跡も起こしていない」から「イエス・キリストなんて存在しなかった」ってなってしまう。バカじゃないのかとしか思えない。「厩戸皇子なんていない」という主張ならまだスジは通ってるけど、それは「存在した」っていうんだもん、無茶苦茶だよ。
これに限らず、今「無意味に書き換わってる」日本の歴史多いよね。それは解釈の問題で、書き換える必要無いというのばかり書き換えられていく。日本書紀以外に記述が無いから信用出来ないというなら、じゃあ日本国内に記述が無い邪馬台国をまず否定するところから始めろよとか思っちゃうんだけど。ああ、全然あらすじになってないね。歴史系は多分扱わない。何が正しいかなんてわからないから。「三段撃ちなんてなかった」とか迂闊には書けないよな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 23:48:42
26264文字
会話率:0%
俺の名前は厩戸皇子。後世じゃあ聖徳太子って呼ばれているらしいけど、そんなの知ったこっちゃねえ。死んだと思ったら異世界に転生されて、マヤトの国を導いてくれって頼まれたけど、なんで生前と同じことしなくちゃいけねえんだ? 面倒くせえ。自殺しように
もできない呪いがかかっているし、ああもう、何もかも面倒だ! こうなったら細々と暮らそうと考えたんだが、何の因果かマヤトの国の王族と関わっちまった……どうしよう?
※全三回予定です。一万字ぐらいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-15 20:32:33
3605文字
会話率:46%
厩戸皇子の庶子として産まれた皇子は、流行り病により死のとこにあった。だが皇子は死なず生を繋いだ
だが皇子は10年、20年を経ても歳をとらなくなっていた。不老となった皇子が日本の歴史を変えて行く
最終更新:2021-09-08 16:00:00
292文字
会話率:70%
中臣鎌足は、幼き日に、厩戸皇子から、神功皇后の秘宝、神功五玉のひとつを託される。
五玉すべてを集めれば、荒ぶる神の力すら、御することができるという。
神の力を得るべく、古代、明日香の地に陰謀が渦巻く。
※歴史に寄せてはおりますが、フィク
ションです。
※なろう、カクヨム、エブリスタの連載です。
©秋月忍(2020/5/3)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-02 17:55:01
47863文字
会話率:42%
飛鳥時代に馬子、蝦夷、入鹿と続いた蘇我本宗家三代の物語です。馬子の長男・蝦夷(善徳)と阿倍内麻呂(高志)、厩戸皇子(聖徳太子)は同じ年齢の学友だったが、大人になるにつれ各人が背負った宿命により、三人は別々の道を歩まざるを得なくなる・・・父
と息子の確執、理想と現実のギャップ、人間の宿業がテーマになっております。本作のタイトルは、大好きな作品である坂口安吾のエッセイ『飛鳥の幻』と、平成12年放送のNHK大河ドラマ『葵 徳川三代』(ジェームス三木脚本)を合わせて付けさせて頂きました。主人公の善徳は「ぜんとこ」と読むのが正しいのかもしれませんが、本作は小説ですので普通に「ぜんとく」で構いません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-02 17:00:51
344762文字
会話率:53%
歴史教師の是枝ゆきえ(27)は、
タイムワープして生徒にその時代を見せる
授業をしている。
今回、飛鳥時代の聖徳太子の
少年期(厩うまや戸どの皇子おうじ)を見学することになるが、
厩戸皇子は、歴史的も有名な超能力者。
その上、生
徒の一人が歴史を変えるような
ことをしでかし、タイムパトロールに
責任者のゆきえが逮捕されてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 20:00:00
2819文字
会話率:25%
山背大兄王自害の報を受けた秦河勝は池坊専務の元を訪れ、亡き厩戸皇子の無念を思い、涙した。
※自サイト『京都にての物語』からの転載となります。
最終更新:2013-03-04 21:26:43
2074文字
会話率:38%