始まりは異世界のスラム
きっとここからチートで成り上がってウハウハな日々を!!
…………なんてことにはなりませんでしたとさ
やっぱり戦うより治す方が楽だし
僕の細腕じゃあ戦うなんて無理だし
えぇ…
スラムじゃ
戦わないって選択肢はない?………
僕は生き残るために人を治し、生き残るために人を切り裂くスラムの闇医者
「はじめまして、僕の名はシオ
ただのモグリの闇医者さ」
「なぁ、それ血だらけ傷だらけでベッドに横たわりながら言う言葉じゃないわよ……」
「しょうがないじゃん、全身痛くて治せないんだからさ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 17:00:00
87035文字
会話率:37%
好きなものに余計なものが足された時の感情を何と呼ぶ?
舞台は遥か未来の地球
宇宙から来た協力者、電子天女に異能力と
相棒となるアンドロイドを与えられた少年達が
同じく宇宙から飛来した強大な侵略者を迎え撃つ
物語の中心は相棒のいない3人の
落ちこぼれ異能者
闇を操り光を貫く、キッド・ザ・スティングこと時影翔星
何でも切り裂く鎌鼬の斑辺恵
人並み外れた怪力を誇る、ピンゾロこと鵜埜戒凪
思わぬ事故に巻き込まれ
災禍と誇張したくなる合縁奇縁身に染みた3人の
行く末は果たしていかに?
まずはお読みいただき、ありがとうございます
本作品は未来の地球を舞台にした人間の男とアンドロイドのバディものです
翔星、斑辺恵、ピンゾロの3人と、それぞれの仮初の相棒を中心に物語が展開します
基本的な主人公は翔星ですが、同じ話題を各々の相棒から聞いたと言う形で
ピンゾロや斑辺恵に場面が切り替わる部分が多々あります
ノベルアップ+にも連載してますが、差分は横幅の調整を目的としただけで
ストーリーや設定に変更はありません
極めて近い並行世界同士の物語と脳内補完していただければ幸いです
※「人間の多様性」を否定したらこの物語は成立しません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 08:10:00
205986文字
会話率:69%
昔、ある世界ではある言い伝えがあった。
──『ヴェルムメギアの地に太古から存在する塔が目覚めし時。彼の塔に導かれし者は集い、幾千ものの道が開かれ、終わりなき旅が始まるだろう。塔の嘆きは誰にも聞こえず、破滅の道へと進む時もあるだろう。抗え、
世に生きる人々よ。希望は常に正義と共にある。』──
私、氷鉋曉霞はある日、突然闇に飲み込まれ、目が覚めたらそこは知らないところだった。
しかも、さっきまでやっていたゲームのキャラクターになっている!
地球から友人を召喚して、あらゆる困難を乗り越えていく。
せっかく地球に帰還できたのに異世界に再転移されることなく、無事に帰還することを目指したいなぁ。
※不定期更新です。予めご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 19:34:21
163409文字
会話率:38%
ぼっちのまま灰色の高校生活を終えた男は、案内人の美少女に導かれ、異世界に降り立った。
達人育成のために設立された学園で、やたら女生徒ばかりな勇者科高等部一年からやり直すことになった彼に与えられたのは、最強無敵に変身できる鎧と特殊な力を凝縮さ
せた鍵の束。
全異能・神話・概念的存在用の処刑具である鎧に変身するヒーローキー。
神様も星も銀河も次元も切り裂くソードキー。その気になれば全世界を破壊できる各種必殺技キー。
余裕の超パワーで敵を倒しながらのんびり異世界生活をスタート。
そしていつのまにやらヒロイン達と同居することになる。
異世界案内人ののじゃロリ。ピュアで優しく元気な巨乳お嬢様。クール系ケモミミ美少女忍者と知り合うも、女性にいいイメージがないため肝心なところでヒロインを拒み続けてしまう。
そんな彼を攻略するべくヒロイン達は一致団結したり、抜け駆けしたり、外堀埋めてみたり、プチ修羅場ったり、騒がしくも楽しい日々を生きていく。いちゃラブ甘々生活ハーレムラブコメディ開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 21:34:03
2606696文字
会話率:62%
各種メディアミックスを果たした人気ライトノベル、『鎖の英雄と影の女王』シリーズが完結し、次回作が期待されていた。けれども、その作者は肝心のネタを持っていなかった。
「そもそも……あれ、ただの異世界生活日記だしな」
実は作者こそが、異世界
で『鎖の英雄』へと成り上がった転移召喚者であり、物語はすべて実体験を基にした話だった。
その為にネタが底を尽き、次回作どころか後日談の小話すら出し尽くした中、行きつけのラーメン屋から頭を抱えて帰ろうとする作者。そんな中、突如夜闇を切り裂く魔力光が、自らの足元を囲い込むようにして、人気のないここ一帯を覆い隠してくる。
「はあ、またかよ……いや、使えるっ!」
かくして、かつて『鎖の英雄』として活躍した作者の、二度目の異世界冒険譚が始まる……前に、あっさりと帰還してきた。
「えっと、あの……ここは?」
「次は悪役令嬢ものか……いや、そう仕立て上げられた奴も、『悪役令嬢』になるのか?」
紆余曲折はあったものの、追放されようとしていた公爵令嬢を今度は自分が拉致した作者は、一度自宅に帰るのであった。
「とりあえず、編集と相談するか。まったく……地球でも魔法が使えたら、楽に生活できたのに」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 00:00:00
94739文字
会話率:45%
大陸は戦火に包まれていた。地平線の向こうから響く鉄の音が、激しい戦闘の証となっている。何のためかもわからぬまま、血が流れ、命が散っていく。一度くべられた戦火は、瞬く間に大陸中に広がり、誰もがその恐ろしさに震えた。各国は生き残りをかけ、兵を集
め、武器を磨き、戦争に備える。緊張感が空気を切り裂くように漂い、大陸を支配する。そしていくつかの国同士の衝突が引き金となり、まるで火が燎原の火のように、連鎖的に広がっていく。
そんな中、大陸の各地で「猛者」と呼ばれる者たちが現れ、群雄割拠の時代が訪れる。彼らはそれぞれに戦の腕を持ち、強大な力を求めて争い続ける。だが、誰もが知っているのはひとつ。今、この時代を生き抜ける者こそが、未来を掴む者だということ。
大陸は戦火によって焼き尽くされ、荒れ果てた荒野となるのか。それとも、暗闇を抜け出し、新たな道を切り拓くことができるのか。その答えは、まだ誰にもわからない。だが、確かなことはただ一つ。戦火の中で誰もが試され、時に希望を、時に絶望を感じながら、未来を見据えた戦いを繰り広げる時代が、今、始まろうとしているということだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 21:10:00
57774文字
会話率:45%
音楽は耳から体内に侵入し、あらゆる臓器に作用する——此処では音楽によって士気を高められた兵士が、両刃を仕込んだ義手を武器に戦場で舞っていた。
指揮官の鳴らす音楽に心酔していた私は、音楽に侵され敵を切り裂く行為にこの上ない快楽を得ていたが、自
らが築いた屍の中に若すぎる母子の死体を見つけ、思いがけず憐憫の情を抱いてしまう。
これは正義なのか。迷い始めた私に同期の仲間は忠告する。迷ったら死ぬぞ、と。
これは、闘いの果てに自らの正義で生きる決意をする、或る一人の女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 16:29:50
28181文字
会話率:29%
静かな日常を送る葉山翔は、ある深夜、突然のインターホンの音に不安を覚える。ドアの向こうに立つ謎めいた老婆の言葉は、彼の心に奇妙な影を落とす。それから始まる不可解な出来事の数々――部屋に漂う異様な気配と静寂を切り裂く囁き。現実と幻想の境界が揺
らぐ中、翔は次第に恐怖に飲み込まれていく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-27 18:00:00
4936文字
会話率:28%
百合ゲー【Fleur de lis】
舞台は令嬢の集うヴェリテ女学院、そこは正しく男子禁制 乙女の花園。
まだ何者でもない主人公が、葛藤を抱く可憐なヒロイン達に寄り添っていく物語。
少女はかくあるべし、あたしの理想の世界がそこにはあ
った。
ただの一人を除いて。
――楪柚稀(ゆずりは ゆずき)
彼女は、主人公とヒロインの間を切り裂くために登場する“悪女”だった。
あまりに登場回数が頻回で、セリフは辛辣そのもの。
最終的にはどのルートでも学院を追放されてしまうのだが、どうしても彼女だけは好きになれなかった。
そんなあたしが目を覚ますと、楪柚稀に転生していたのである。
うん、学院追放だけはマジで無理。
これは破滅エンドを回避しつつ、百合を見守るあたしの奮闘の物語……のはず。
※他サイトでも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 21:10:00
227267文字
会話率:44%
現在、タイトルは(仮)です。良いの思いついたら変えます。
「狐娘を侮るな」
突如としてギルド内にそんな噂が流れた。
身長も低く小柄な冒険者だというが、彼女はとりあえずこの街のギルドでは一番強い。
狐のモンスターの毛皮で作ったという耳尻尾付
きパーカーのみ(パンツは履いてるらしい)を身に纏い、爆炎魔術を操り、高速で地を駆け、その爪は鋼鉄をも切り裂くという。(丈が短いので激しく動くとパンツが見える)
幼げな彼女の頭の上に鎮座するもう一つの頭──ナインテイルの頭部がそこにあった。それは毛皮にされてなお、生きていて言葉を話していた──。
一人と一匹の奇妙な二人二脚の旅が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 08:00:42
150980文字
会話率:39%
闇を切り裂く暗殺者の少女、AIに支配された異世界で反逆の刃を振るう。
異世界転生した男によって作られたAIロボットが支配する帝国。それに対抗する最後の王国。そこでは帝国の元凶となった転生者を迫害する風潮があった。
異世界転生したルシアは
暗殺者だった前世の経験を活かして、断罪者(ジャッジメント)として王国に侵攻するAIロボットを排除していた。
ある日、外出した彼女はルイスと呼ばれる男に断罪者と断定されてしまう。慌てた彼女は彼の手を引き、人目のない所へと連れ込み追及する。
その結果、彼は王国最強戦力である門番(ゲートキーパー)であった。
親しくしようとする彼に対して、警戒心を強める彼女。その時、街にAIロボットが侵攻してきた。それに対抗するために二人は一時的に共闘をすることにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 12:10:00
9219文字
会話率:64%
魔界で繰り広げられる異能力バトル。その中心に立つのは、紅白の武神である赤船志。彼はかつて英雄として名を馳せた千寿院桜の隠し子であり、魔界の均衡を崩す原因となる存在だ。桜の処刑後、志は彼女の血を引く者として宿命を背負い、家族の名誉を取り戻すた
めに戦うことを決意する。
志の前には、彼を取り巻く数多の仲間と敵が立ちはだかる。彼の姉、赤船命良は魔力の制御に優れた催眠の使い手であり、かつて志を嫌っていたが、今では彼を支える強力な味方だ。彼女は、志が自分の運命を受け入れ、真の力を発揮することを望んでいる。
また、志の友であり、白金の武神である陸音夜彩は、桜の右腕として絶大な力を持っていた。しかし、夜彩は桜の死後、彼女の代わりに魔界を治めていたが、突然の爆発によってその地位を失い、今は自分の力に戸惑いながらも志を見守る存在である。さらに、夜彩の弟、陸音帝は、その蒼白の姿からは想像できないほどの魔力を秘めているが、制御ができず、戦いの中で彼を守らなければならない。
物語は、志が仲間たちと共に様々な試練を乗り越え、己の力と運命を受け入れる過程を描く。彼は家族の絆、友情、そして愛の意味を理解しながら、魔界の未来をかけた壮絶な戦いに挑む。志が切り裂く敵の心臓、彼を支える仲間たちとの絆、そして彼が果たすべき宿命の行く先には、どのような結末が待っているのか。
これから、異能力バトルと深い人間ドラマが交錯する物語であり、運命に翻弄される者たちの姿を描いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 16:07:28
2444文字
会話率:35%
古い石畳が広がる港町で、幼馴染のAとBは、魔物討伐隊に入るため日々訓練に励んでいた。平和な日常が続く中、ふと現れた少女Cと出会い、3人は強い絆で結ばれていく。しかし、運命は容赦なくその絆を引き裂こうとしていた。
試験で不合格となったBは孤
独と焦りから危険な道へと進み、ついには行方不明に。そして、AとCが手を取り合い成長していく中、やがて訪れる襲撃事件が全てを狂わせる。Cが剣を振るった相手が実はBであったという真実は、Cを罪の意識に押し潰し、彼女の精神を徐々に狂気へと追い込んでいく。
AはBを探し、町を離れ、二度と戻らない。ひとり残されたCは、Bに似た魔物を探し求め、討伐し続けることで、自らの罪を正当化しようとする。しかし、現実と狂気の狭間で揺れる彼女には、誰が魔物で誰が人間なのかすら、もはや見分けがつかなくなっていく。
失われた絆と、狂気に飲み込まれた心。Cが追い求める真実とは何なのか――彼女の剣は、何を切り裂くのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 18:23:18
6860文字
会話率:32%
The Swords of Doom末世神剣
僕は暗いホールの奥にある時計に目をやった。世界の終わりまであと12分7秒。
窓の外には、摩天楼とネオンに彩られたニューヨークの12月の空のはずの夜空に、巨大な爪で引き裂かれたような大きな穴が
開いていた。その穴の中に巨大な惑星が現れた・・・・・・。銀色の蛇のような稲妻が、周囲の不気味な厚い雲を乱暴にいじくっている・・・・・・。まるで世界の終わりの秒読みをするかのように、風が叫び、低い轟音とともに大地が揺れた。
僕は深呼吸をして集中しようとした。
窓の外では風が吹き荒れていた。夜空の4分の3を占める巨大な穴の縁で、稲妻が暗い雲を裂いた。洞窟の中心には、地球とほぼ同じ大きさの惑星が横たわっている。
僕は深呼吸をして集中しようとした。潜在意識の奥底に埋もれていた秘密の言葉が徐々に浮かび上がってくる。
大陸を破壊するほどの強力なエネルギーが私の体内を駆け巡り、まっすぐ上空の洞窟へと飛び込んでいった。
あと11分。
銀蛇のような稲妻が窓の外の暗い空を切り裂く。ビルの下には、どんどん人が集まってくる。警察の特殊部隊がビルのすべての出入り口を取り囲み、施錠された列の外には世界中から集まった報道陣のバンがビルを埋め尽くしている。
僕はいつも黙示録的予言には無関心だった。
心配するのはくだらないことだと思ってきた。時々、友人と議論しているときに、「世界の終わりが本当に来たとしても、どうせみんな一緒に死ぬんだから、何を心配する必要があるんだ」と言うことさえある。
しかし......。
世界の終わりが近づくにつれ、僕は気づいた。
僕は、世界の残り10分を冷静に迎えることができないのだ・・・・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 17:00:00
5992文字
会話率:2%
21世紀初頭イギリスで起動した新型爆弾の影響で欧州には魔の霧が溢れてしまった。
その混乱に乗じてユーラシア経済同盟は西進し勢力拡大侵攻を開始。
他国より先んじて開発し実戦投入された新型機甲機動兵器<アーマー・マニューバ>は分断された都市と大
地を進軍していく。
欧州各地から集まり組織された抵抗軍の戦いは辛うじて残された土地勘から善戦するもその戦況は厳しくただ混沌とした半年が経とうとしてた。
だがある噂が戦場に流れ始める。
霧の中、白銀の騎士がどこからか現れ機甲兵器を打ち砕いていくと……
踏み進む装甲機動を切り裂く白銀の騎士”妖精機動”セイバー・シルフ
魔性の霧を飛ぶ妖精に選ばれたのは一人の少年オズワルド。
オズワルドは自分の意志が及ばない何者かによって戦いの渦中に投げ込まれていく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 21:36:51
7297文字
会話率:21%
プロローグ:迷い込んだ街
リュウタは旅の途中、奇妙な賭博街に迷い込んだ。どこからともなく響くカジノの音楽と、街を照らすネオンが夜の闇を切り裂くように輝いている。目の前には巨大な看板が立ち、「エデンの果て」と書かれていた。
街には活気
があったが、その裏には危うさも漂っている。金持ちたちは豪華なカジノホテルに宿泊し、一般人は賑わう安価な住宅街で身を寄せ合っていた。すべてが賭けで動く街――ここでは命すらも賭けの対象となりうる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 18:12:07
5926文字
会話率:39%
漆黒の闇を切り裂くように、紅蓮の炎が燃え上がる。
それは、正義の女性仮面ファイター、フィーユの象徴だった。
彼女の瞳は、夜の帳に覆われた街を睥睨する、
それは悪の女性仮面ファイター、ダークフィーユの姿を捉えていた……
最終更新:2024-08-29 20:57:21
2374文字
会話率:33%
30世紀におけてとある出来事が世界を変容させた。それによってあらゆる能力を個人で扱うことのできる世界に。ヒトは類人と呼ばれるようになった。闇夜を切り裂く悪があらゆる災難をもたらすも、さらに時が経ち平凡な生活が過ごせるようになったころ、新たな
悪が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 23:44:35
8931文字
会話率:69%
この世界はたった一つの魂が全ての時系列を見ているに過ぎないと判明した未来。
トポスは、その魂を時間軸ごとに切り裂くことによって、一時的に複数の魂が存在する世界を作って存在していた。
一つのトポスで長く存在することはできず、あらゆる存在は別々
のトポスに転生を続けることで出会いと別れを繰り返していた。
大切な人と別れてずっと落ち込んでいた遠道一(えんどうはじめ)。
彼の元についに自分も転生する番であるという連絡が来る。
次の世界では何になるのかもわからず、自暴自棄に最期の時間を過ごす彼は、テロリスト──転生主義者と遭遇する。
彼らは自分から器を壊すことでトポスを点々とし目的を果たそうとしている存在だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 16:42:21
17542文字
会話率:17%
――目が覚めると、そこは“異世界”だった。
全身を覆うは、寒冷地仕様と言わんばかりの柔らかくも密度の高い毛。与えられたのは、他の同種より大きく立派な身体。その姿は、何も知らない者が一見すれば、鋭い爪で全てを切り裂く気高い獣のよう。
しか
しその代償として、口を開けど愛くるしい「にゃー」という鳴き声しか出せなくなってしまった。……そう。事もあろうに、俺は“猫”と呼ばれる獣に転生していた。
その事実を突きつけてきたのは、通りすがりの出歯亀娘“新城琴音(しんじょうことね)”。自らを高校生になりたての15歳と名乗る彼女は、「困っているひとは放っておけない」と、俺の保護を申し出る。
他に行き場もなかった俺はそれを受け入れ、かくして奇妙な新生活が始まる――筈だった。
「ところで気になっていたんだが。琴音は俺を保護するだけの金は持っているのか?」
「ううん、ない」
「……は?」
これは若さ故の突発的行動に振り回される、一匹の猫の日常の断片である。
◇◇◇
※現在推敲中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 23:10:00
98449文字
会話率:63%