第三次世界大戦後の世界。
巨大隕石の落下により混乱に陥った人類は、新たな国家の枠組みで争いながらも再生への道を模索しようとしていた。
しかし隕石からは人類に敵対的な生命体CEMが現れ、人類は星の支配者の地位を揺るがされる。
世界の激動の中で
勢力が三つに分かれた日本人は互いに血を流して争い、各々が思想と思惑の元に日本の再統一を目指していた。
これは旧日本領九州に建設されたコロニー『大和』から始まる――大切なものを奪われた弱者たちの誓いと後悔と覚悟の物語で――人間と魔女の物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 12:00:00
367524文字
会話率:17%
西暦2090年7月。
高坂幼楓が目覚めた時、65年の時が経過していた。
彼が眠りに就いた頃、この国は衰退への歩みを速めつつ有ったが、眠っている間に多くの天災や戦争が発生して、ついに経済は破綻。
人々は塗炭の苦しみを味わったのだった。
その後
、通貨が一度ほぼ無価値になったことで国の借金は消えて、再生への道を歩み始め二十数年。
喪われた地位を取り戻そうと、新たな教育機関がいくつも創設され、その卒業生達の国際的な活躍も有って、急速に国力が回復。
国として自信を取り戻した次の段階として、苦難の時代に喪失した領土を奪還すべく、軍事面の強化策がスタートしていたのだった。
その先兵として白羽の矢が立ったのは、2020年代に特別な能力を与えられた代償として、必要な時代まで仮死状態とされた4人の若者達の目覚め。
その一人、幼楓は同種の能力を持つ3人の友や、同じ大学・大学附属高内のエリートであるライバル達との競争に勝ち抜き、無事に国防軍士官としての第一歩を歩み始めることが出来るのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 11:53:25
268099文字
会話率:44%
雨上がりの静寂に包まれた図書館「ことのは」。司書の栞は、毎週金曜日に同じ本を借りる謎めいた男性・直人に惹かれていく。ある日、偶然直人の秘密を知った栞は、彼を深く理解し、支えたいと願うようになる。直人もまた、栞との交流を通して、過去の傷と向き
合い、再生への道を歩み始める。二人の心は、雨上がりの図書館で静かに重なり合い、やがて愛へと変わっていく。図書館という特別な場所で育まれる、優しく温かいラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 12:30:00
3106文字
会話率:9%
主人公の名前は西村健太。彼は40代で、経済的な逆境と精神的な問題により、生活保護を受けることを余儀なくされた。彼の旅は、自己発見と再生への道であり、彼が新しい人生の可能性を見出す物語である。
最終更新:2024-05-13 22:21:25
691文字
会話率:0%
〝森羅システム〟と呼ばれる次世代エネルギーを廻り、世界は滅亡へと向かう。
全てを失った少年と少女は再生への道を生きる。
最終更新:2022-03-29 20:58:16
76711文字
会話率:34%
かつては優れた剣術で周辺諸国にその名を轟かせたブールノイズ。
しかし異能の力をあやつるエスペランザに敗れ、白の都とまで呼ばれていたかつての面影は失われて久しい。
今なお街中の至るところが崩壊し、道端には親を失ったストリートチルドレンが溢れて
いた。
失われた多くのものは戻らない。
しかし生きるため再生への道を模索する子供たち、大人たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 10:45:00
34163文字
会話率:54%
以前、とある短歌のグループに所属していた時代に書いた短歌、それとそれ以前に書き溜めていた短歌がありました。それをふと思い出し、整理を始めました。
読んで面白いものではないですが、この短歌の中から拙作、超長編小説「女大公カイエン」の中に取
り込んだものもあります。それを少しづつ公開していこうと思います。
一部に挿絵を挿入しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-24 18:56:18
6233文字
会話率:0%
二十一世紀も四半世紀を過ぎたある日、突如として人類は存亡の危機に立たされる。
植物という植物が枯死、あっという間に地上から緑が消失したのだ。当然のこと、食料の熾烈な争奪戦が始まり、至るところで生き残りをかけた地獄絵が展開する。その阿鼻叫喚
の渦を更なる危機が襲う。小惑星の襲来である。地形が変わるほどの擾乱が大地をなめる。この驚天動地の災厄を潜り抜けて生き延びた人類は、数万人規模であったという。しかし試練は終わらない。息も絶え絶えの人類が次に直面したのは、寒冷化。ほんの数年で、赤道直下でさえもがツンドラの地と化した。
凍てつく大地で、人々は飢えと寒さと病で次々に倒れていく。
それでも人類は生き延びる。疑似植物といえる火炎樹の開発に成功したのだ。土壌を直接食料や燃料に転換することのできる巨大な微生物の集合体。緑なき大地で人類は、この火炎樹を栽培することによって、新しい世紀を切り拓いていく。
人が集いて国家をなし、凍土の大地に栄華盛衰の歴史を刻む。
そして二千年。
有限たる資源、土壌は食いつぶされ、世界は雪と氷と砂漠に埋もれつつある。
緩慢な死の気配が人類に忍び寄ろうとしていた。
物語は、少年ウィルタが氷河の中で冷凍睡眠の棺を見つけたところから始まる。主人公は棺から蘇生した前世紀の娘、春香。二人は追われるようにして旅に出る。そして旅を続ける中で、自身が負わされた運命に気づく。それは取りも直さず、二千年前に人類を襲った災厄の真相を解き明かすことであり、冬の時代を過ごす人類の再生への道どりを探ることであった。
旅の果てに二人が見たものとは。
ジャンル分けをすれば、サイエンス色のあるハイファンタジーとなりますが、資源エネルギー問題をテーマに据えたロードムービーのようなお話です。日掲で年内に完結の予定。娯楽性の少ない地味で暗くて長~いお話ですが、忍耐力に溢れ、かつ暇を持て余している方、よろしければお付き合いください。
なお、長~い話はかったるい、あかんねんという方は、短編の連作「旋灯奇談」をクリックしてみて下さい。肩の凝らない話で、十本ほど載せてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-26 15:00:00
1807687文字
会話率:23%
「債務奴隷解放宣言」あらすじ
大垣 壽雄
大滝龍二は、夢のすべてをかけて育ててきたレストランチェーン「フロンティア」を倒産させてしまう。きっかけをつくったのは大滝が連帯保証した友人の会社「森山商事」の倒産である。「
フロンティア」の経営破たんを決定的にしたのは光陽銀行の形を変えた貸しはがしである。
自己資本比率の低い多くの中小企業は銀行と言う名の株主の奴隷である。利益がでなくても利息と言う名の配当をとられ、返済として資金をもぎ取られる。借りれば返さなければならない。返せば借りなければならないことの繰り返しである。利益が出れば高い税金で持っていかれる。自己資本の蓄積など夢物語である。
大滝は自分の手で任意整理する道を選び一店舗ずつ撤退する。会社の整理は一段落するが、無一文の身に残されたのは、多額の負債と離婚という結果であった。満身創痍のなかで、かすかに残された闘志を培養し、復活への狼煙を上げる。
大滝は、比較的資本のかからない塾を経営するかたわらら乞われて経営コンサルタントの道を歩み始める。地方のコンサルタントは、何でも屋にならざるを得ない。自らの体験を活かし中小企業の再生支援を続け、着々と信頼を得ていく。しかし、あるクライアントの社長には自殺をされたり、ある会社のM&Aのときには手形のパクリ屋に狙われたり波乱は続く。
クライアントのために銀行相手に戦うときもしばしばある。
大滝を慕う店舗デザイナーの草野明美は復活を目指して悪戦苦闘する孤独な大滝に魅かれ大滝のスタッフを申し出る。
大滝は自分の仕事の理念を「債務奴隷解放宣言」として連帯保証人になったために苦悩する人たちの援軍になることを誓う。
大滝は居酒屋チェーンの「花車」の経営顧問を引き受け、お家騒動などの危機を乗り越え再生への道を歩み始めるさなか社長の竹中が急病で倒れる。緊急役員会で、大滝は副社長に選任される。局地戦に強いFC加盟店も増え、営業成績が好転し始めたおり、竹中社長が退院・復帰する。
大滝は臨時役員会で突然竹中から社長に推されるが、自分は意欲ある中小零細企業の前に立ちはだかる難問や矛盾を切り裂くような仕事を続けたいといって辞退する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-15 16:39:19
226188文字
会話率:42%