ある日、ゲルルフ伯爵家の跡取りであるアルフォンスは、花屋で働くカミラを見て一目惚れする。なんとか近づきたい彼は、慣れない恋愛小説を読んで猛勉強。そんなある日、とうとう彼女の仕入れに同行するチャンスがやってきた。やっと距離が少しずつ縮まり幸せ
を感じていたのだが、ある日、賊が現れる。アルフォンスにとって予期しない展開が待ち受けていたのだった.......。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 18:20:00
9014文字
会話率:48%
街の片隅で小さなブティックを細々と経営する、元男爵家令嬢のデスリンド。
彼女には“婚約破棄の導き手”、通称――【婚約クラッシャー】という裏の顔があった。
女好きでチャラ男の伯爵嫡男、すぐに手を上げる辺境伯の暴力令息、男尊女卑の思考に凝り固
まった公爵嫡男……。
身分差や人間関係などで断りたくても断れない“望まぬ婚約”を結ばされた、か弱き少女たち。
そのような少女たちに、デスリンドは救いの手を差し伸べる。
あるときは依頼人の姉、あるときは妹、はたまたあるときは母親……。
得意の変装で“ヤバい”親族になりすまし、婚約者との食事会に同行。
ケバい化粧にどぎつい香水、グロテスクな趣味の話などを駆使し、デスリンドは『自分が原因で』依頼人の婚約を破棄させる。
彼女に救われた令嬢たちは数知れず。
自分を慕うイケメン執事の想いに気づかぬまま、デスリンドは今日もまた望まぬ婚約をぶち壊す!
※一部、虫に関する描写(軽めだと思います)があります。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 18:21:26
11297文字
会話率:35%
「もう一度言う。…君を愛することは、一切ない」
黒髪紫瞳の女性に、睨み付けるように宣言する。
分かってもらえるだろうか、と息をつく。───僕にとって彼女は最悪の相手なのだから。
学園で追いかけ回された伯爵嫡男(子持ち)と追いかけ
続けていたはずの公爵令嬢のちょっとずれたお話。「彼に愛されなくても、ねえ?」の彼視点とちょっとした続き。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-15 23:49:37
3088文字
会話率:24%