————『このロセリアの地に数多《あまた》の災厄が降りかかる時、東の空より紅《あか》き翼を携えし一人の騎士が降臨され、その比類なき神通力によって民は救済されるであろう』————
12の州からなるロセリア王国には古くからある言い伝えがあ
った。地方領主の息子・ベルはある時、絶体絶命の窮地に陥り期待半分冗談半分でこの言い伝えを口にしてしまう。すると、世界が一瞬真っ赤な光に包まれ————⁉︎
弱小領主のダメ息子と異世界から召喚された不思議な美女の織りなす西洋✖︎中華ファンタジーここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 22:22:53
5939文字
会話率:47%
世界は魔法で溢れている中、自分だけ魔法が使えず人生につまずく少年タクマ。そんな彼は偶然伝説の竜王を召喚してしまった。竜王から世界の話を聞き興味を持ったタクマは旅に出ることを決意する。驚きと興奮を胸に少年は歩き出す。そして数々の出会いや強敵と
の戦い。だがこの時、タクマは知らなかった。その旅で世界が大きく変わろうとしていたことを…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 09:57:45
815132文字
会話率:50%
雲を突く「きりふり山」の麓近く、人のあまり踏み込まない「くらがり森」に、鍛治師の青年ラウルは訳あって一人で暮らしていた。
鍛治師と言ってもラウルの打つ剣は売れたことがない。打ち上がる剣はいつも、通常の剣とほんの少ーし、違うからだ。
とうと
う喋る剣を打ち上げ途方に暮れていたラウルはある日、森の中の川岸で流されて来た卵を拾う。
硬く分厚い殻の中から現れたのは、"飛竜"の子どもだった。
周囲に巣も見当たらず、ラウルは一旦保護することにしたが――
おかしな剣ばかり打ってしまう鍛治師と、伝説と言われる竜になりたい子竜の、のんびりハートウォーミングストーリー(予定)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 07:31:42
235245文字
会話率:35%
少女の暮らしていた小さな農村が他国の軍隊に襲われ、若い男は労働力に、若い女は軍兵たちの慰み者として捕らえられ、老人や子供は皆殺しにされた。主人公エンジュは、12歳という微妙な年齢だったが、労働力に使えると捕らえられ、他の女たちと共に王国に連
れてこられる。そこで下働きとして暮らすのだが、ある日少女は月光で輝く白い竜と出会った。竜はこの世界でも貴重な存在で、その鱗は防具として使え、血肉は貴重な薬となった。王宮で竜を飼っているというだけで格が上がると言われるほどだ。しかし、竜が人に懐くことはない。調教することを求められたが、誰もそれを果たせずにいた。そんな中、エンジュはその竜の美しさに魅了され、度々大人たちの目を盗んで覗きに来ていた。それを知った調教師の1人が、この手こずる竜の世話をエンジュにさせることに決めた。エンジュがどんなに寄り添おうとしても答えようとしない竜。近づけば怪我をさせられ、暴れることもしばしば。それでも彼女は懸命に竜を世話した。そして、彼女に幻の美しい花、『月下美人(カドゥプル)』という名を付けた。毎年恒例の王国の祭りの日、調教師の兵士たちも浮かれ、皆酒に酔い油断していた。その好機を逃すまいと兵士から竜につけられていた鎖のカギを盗み、彼女を城から救い出そうとするが、思いのほか大暴れした竜はエンジュと共に深い森の中に逃げ込んでいったのだ。それを必死に探し出そうとする兵士たち。そして、それに逆らい少女が竜を伝説の竜の楽園(故郷)の島、『レジュノルティア』に返そうと奮闘する物語である……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 18:51:28
104762文字
会話率:17%
女神は世界を創り、そこに住まう男達に『剣』を授けた―――
全ての男子が成人の儀に聖剣を授かる異世界、ソーディア。
聖剣でなければ傷つけられないモンスターに対抗する為、この世界では授かった聖剣による明確なカーストが形成されていた。
だが
しかし、その男の『剣』はあまりに大き過ぎた。
太く、節くれ立ち、長年使い込まれたかの如くどす黒い艶を放っていた。
それは正に―――ズルムケだった。
この物語は、一人の男が孤独と共に戦い、勝利し、モテモテ()になる。
そんなストーリーになるといいな。
※エイプリルフール企画です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 05:37:31
11090文字
会話率:22%
【カドカワBOOKS様より、書籍版二巻が発売中】
【ガンガンONLINE様で、コミカライズが連載中】
「はぁ、国を救いすぎて疲れた……」
不老不死、最強無敵、竜五千匹を従える竜装騎士が辺境の田舎に移り住んだ。
そこは田舎すぎて誰も『竜装
騎士』や『伝説装備』を見たことがなかったので、ちょっと派手好きな頭のかわいそうな人と勘違いされるのであった。
今日も呪いで脱げない伝説装備を着込み、相棒のバハムート十三世と共にのんびり暮らそうと必死になる……!
※なろう、カクヨムで連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 21:20:05
355630文字
会話率:40%
天空に住む竜人族を束ねる最強の王――伝説の竜帝王のたまごを偶然孵してしまった、日々の激務にお疲れだったとある聖女。
「我が番よ。そなたの望みはなんだ」
「聖女なんてくそ重い役目捨てて、穏やかに暮らしたい」
彼女がそう竜帝王に望んだ結
果、待ち受けていたものは――?
※このお話は「第5回下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 09:22:13
1000文字
会話率:37%
悪の令嬢と呼ばれる最強の私アリアナ・フレイクスは、あることをきっかけに日々、国王ライアスの命令によって軍隊に狙われている。しかし恐ることはない。無敵の私は今日も敵を無力化し、話しを始めるのだった。
注・恋愛描写はほとんどありません。が、この
後そうなるかもな、というような恋愛を想像できるような感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 16:20:46
3783文字
会話率:45%
【三の倍数の日の20時更新】
ある日いつものように父の墓参りに行くとそこで謎の青年に出会う。
その青年が落としたICカードを墓にかざすと地下室が出現した。
そこで出会った謎の機械生命体、アマハラから父は生きていると知る。
そして父親に会うた
め、そしてかつて世界を救ったとされる父親を超えるために主人公神成極夜(かみなりきょくや)は魔術学園サンクチュアリに入学する。
しかし実力主義の曲者揃いの学校生活は波乱の毎日だった!!!!
死んだ父の謎、正体不明の組織、星を滅亡させる伝説の竜などさまざまな謎が浮かび上がってくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 19:10:35
127189文字
会話率:46%
かつて、白竜大戦において、自らを犠牲に世界を救った伝説の竜騎士クルス
彼が目を覚ますと、見知らぬ少女に介抱され、世界は500年もの歳月が経過していた。
すっかり様変わりした世界は、今や平和そのもの。
人と竜が互いに手を取り合う、クルスがか
つて思い描いた通りの理想の世界だった。
ある日、少女はクルスに言う。
「わたしも、竜種なんです」
少女は続けた。
その弱さゆえに見捨てられた、最弱の竜だと。
「それでもわたし、“レース”に出たいんです。わたしを、勝たせてくれませんか?」
※ 全38話予約投稿済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 07:00:00
115295文字
会話率:46%
【短いあらすじ】
魔術が全てであり他の武術はゴミとされる世界で、魔術が使えないからと実家を追放された主人公が剣豪の師匠に拾われて剣術を極め、恩人である師匠の剣術が魔術に劣るはずがないと、あえて魔術学園に乗り込んで無双するお話。
【ちゃんと
したあらすじ】
「このマナなしがッ! 二度と顔を見せるな痴れ者めッ!」
魔術が全てであり、その他の武術は児戯と評されるのが常識の世界。
魔術を使うためのマナを持たない少年ハイドは、十一歳の誕生日に魔術師一家であるオベロン家から追放された。
行く当てもなくさまよっていたところ、モンスターに襲われていた少女を発見。少女を助けたはいいものの、モンスターに殺されかけたところを、六十代の剣豪アルディナクに救われる。
アルディナクに世話になり続けるわけにもいかないと考えたハイドは、魔術が使えない体で生きていくためにも、アルディナクに剣術を学びたいと志願した。
そうして四年の月日が流れ──
「師匠! 古代都市で暴れていた巨大ゴーレムを斬りました! これもすべて師匠のおかげです!」
「いやいやゴーレムはワシも斬れないから」
「この世界はおかしい、剣術よりも魔術が劣っているなんて間違っています!」
(おかしいのはオヌシの剣術なんじゃが……)
──ハイドは剣の天才だった。
アルディナクの元で剣術をマスターしたハイドは、依然「ワシの剣術は大したことない」と謙遜するアルディナクに「俺を救ってくれた師匠の剣術が魔術に劣るはずがない。それを証明してきます!」と、剣術しか使えない身でありながら、あえて魔術の名門校、王立アトランティア魔術学園への入学を決意する。
そうしてハイドは、かつて自分がモンスターから救った、水の乙女と呼ばれる水属性魔術の使い手エルシー。そしてハイドの実力を認めた雷属性魔術を使う雷姫クラウディアとともに、剣術を広め成り上がっていく。
「師匠の剣術に、斬れないものなどない!」
(もはやワシの剣術じゃないんだよなぁ……)
ゴーレム、ドラゴン、そして魔術。
魔術以外は児戯とされる常識のなか、すべてをぶった斬るハイドの規格外な剣術は、名門魔術学園に、世界に、平穏だったはずのアルディナクの余生に、大きな影響を与えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-04 18:02:36
103353文字
会話率:53%
「カル、お前のような魔法の使えない欠陥品は、我が栄光の侯爵家には必要ない。追放だ!」
竜殺しを家業とする名門貴族家に生まれたカルは、魔法の詠唱を封じられる呪いを受けていた。そのため欠陥品とバカにされて育った。
カルは失われた無詠唱魔法を
身につけることで、呪いを克服しようと懸命に努力してきた。しかし、14歳になった時、父親に愛想をつかされ、竜が巣くっている無人島に捨てられてしまう。
そこでカルは伝説の冥竜王アルティナに拾われて、その才能が覚醒する。
「聖竜王めが、確か『最強の竜殺しとなるであろう子供に、魔法の詠唱ができなくなる呪いを遺伝させた』などと言っておったが。もしや、おぬしがそうなのか……?」
冥竜王に育てられたカルは竜魔法を極めることで、竜王を超えた史上最強の存在となる。
今さら元の家族から「戻ってこい」と言われても、もう遅い。
カルは冥竜王を殺そうとやってきた父を返り討ちにしてしまうのであった。
こうして実家ヴァルム侯爵家は破滅の道を、カルは栄光の道を歩んでいく…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-04 15:09:44
150343文字
会話率:43%
雲海の国。空にあるその国の王女であるレイラは、穏やかな毎日を過ごしていました。しかしある日、関わるはずのない地上の魔法使い、テネリと出会います。彼は竜の争いから逃れてきたのです。竜たちが争うと、呪われた血の雨が降ると言われていました。彼らは
これを止めるため、伝説の竜、クライアを探す旅に出ます。
※過去のコンテストで二次落選したものを修正・一部変更した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 22:38:40
47869文字
会話率:50%
スラムで育った少女は、自らの死を覚悟した。どうせ死ぬなら最後に、古より生きるという伝説の竜の姿を見てみたい。そう思った彼女は、最後の力を振り絞り「禁足地」へと赴いた。そして彼女は、自らの運命を大きく変える出会いを果たすこととなる。
/構想
あり、内容未製作の無計画更新となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-10 20:00:00
1289999文字
会話率:30%
とある事故で命を失ったごく普通の高校生、小間竜騎(こまりゅうき)が目を覚ますと、そこは真っ白な空間だった。そして目の前には女神と名乗る銀髪の美女が。
「これは、今流行りの異世界転生ってやつか?」
そう思う竜騎だったが、その考えは自称女神
の次の一言によって覆された。
「さぁ。今から皆さまには異世界転生の権利をかけて戦っていただきます」
皆さま?
竜騎が後ろを振り向くと、そこには自分以外にも死者が大勢いた。
異世界転生の権利をかけたバトルロワイヤルが、今幕を開ける!
そして……
「はぁぁぁぁん! 竜が! 竜がぁぁ!」
竜騎の大事なところから伝説の竜が姿を現して……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 19:00:00
372485文字
会話率:52%
異世界転移者である葛原樹(くずはらいつき)はある日、クラスメイトに追放されてしまう。
クラス召喚に巻き込まれ、魔王を倒す使命を負わされたイツキが手に入れたのは、スライムがテイムできるという微妙なスキルであった。そのため、クラスメイトか
らはクズオと馬鹿にされ続ける異世界生活を送っていた。
一方、クラスのリーダー的存在である勇者ハセガワは、クラスメイトの貢献度を可視化する勇者ランキングという評価システムを採用して、クラスメイトのモチベーションを上げようと画策する。
当然、戦闘力皆無のイツキが評価を得られることはなく、ランキング最下位を取ってしまいうんこ製造機の烙印を押されるのであった。
そして、日本帰還の役に立たないという理由から、イツキは追放されてしまう。
捨てられた先は、未だかつて誰もクリアした者がいないという、ダンジョンの下層エリアであった。
生還率1%以下のダンジョンの最下層で、イツキは伝説の竜族に襲われる。
命乞いをして見逃してもらおうとするイツキだったが、そこで【ラスボステイム】と呼ばれる真の力に目覚めるのであった。
竜と信頼関係を結ぶことで、通常ではテイムできない、神竜族の少女のテイムに成功したイツキは、人類初のダンジョン攻略者となる。
そして、初クリアボーナスで手に入れたのは、なんと異世界仕様のスマホであった。
アイテム収納、宿屋、テイムしたモンスターを管理・強化、アイテムの合成、ステ振りなど、様々な便利機能が使える特別製のチートスマホであった。
ダンジョンは、ラスボスをテイムするだけでらくらくクリアし、異世界アプリの力で誰よりも有利に異世界を生き抜くことができるようになったイツキは、魔王を討伐して日本に帰還するため――ではなく、異世界で自由気ままなスローライフを送るために邁進するのであった。
カクヨムコン応募作品です、最新話はカクヨムの方に掲載しておりますので、応援して頂けるとうれしいです!!
https://kakuyomu.jp/works/16816700429164490654折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 22:00:00
49215文字
会話率:49%
オーレントと呼ばれる異能力をもったトレジャーハンターのキークとクリミアはある遺跡の噂を聞いて、遺跡を訪れる。そこで二人は伝承に登場する竜と出会い、二人はある陰謀に巻き込まれていく。これは異世界の王道ファンタジーの物語。
以前執筆した小説の
リメイクです。よろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-24 22:34:39
102125文字
会話率:47%
ある日ダンジョン屋で働くダンのもとに正体不明の美少女が現れた。少女はダンに一緒に伝説の竜を探してほしいと頼むが、突如行方不明となってしまう。
さらに、ダンがダンジョンの扉の鍵を閉め忘れたことで、ダンジョンからモンスターが抜け出てきてしま
った!少女の行方とモンスターの関係性が次第に明らかになっていき……。
まさかそれが宇宙の根幹を揺るがす驚愕の真実に繋がろうとは!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-05 11:44:48
45848文字
会話率:45%
孤児院育ちのリュートは、十六歳から探索者なる仕事を始めたが。仲間を必要とする自分の才能では、全く稼げなかった。そんな毎日が、秘密持ちの美少女探索者との運命的な出会いから、嫌われ者の亜人を集めた村を作ることになり……。伝説の竜迷宮を造れると自
称する、どこか常識のズレた魔女と共に。幸せになることを諦めた亜人達を救うため、廃村した閉鎖迷宮の開拓に尽力しつつ。亜人を忌み嫌い、モンスターの如く狩る悪党共には鉄槌を下し、容赦なく己の迷宮に埋め。(※主人公にとっては)可愛らしい尻尾が生えた亜人美少女に、好意の証であるペロペロのマーキングをされたり、亜人に関わる呪いを解く方法を皆と模索しながら、主人公がいろいろ頑張る物語です。
(※本作品は低評価でも、次回作への面白さ向上のために、
十万文字での完結を目標にしてます。
お気に入りと評価は、継続執筆のモチベ維持になりますので、
面白かったら評価を願いします。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-02 17:00:00
100009文字
会話率:42%
二九六番。
それが、少女の名前だった。
帝国の大地下都市、その最深部でボロ雑巾のように扱われていた少女は、やがて瀕死となって処分が決定される。
そんな折、突如、少女は草花が広がる楽園のような場所に誘われる。
そこで、一匹の
老いた竜と出会う。白く彩られた美しい竜は、少女に問うた。
『――お主は、死にたいと思っておるのか?』
自分を取り巻く感情の意味が分からない少女は、しかし竜が紡いだ言葉を聞き、自分が恐怖に涙していることを知る。そして、竜は少女に言う。
『お主は、お主の願いを見つければよい。望まずして死ぬというのなら、せめてお主が望むかたちで死んでほしい。……それが、儂の願いじゃ』
己の願いが分からない少女は、竜に願われて力を授かる。
――龍の巫女、十七代目の継承者。神聖種族が一種、『聖天竜』より授かりし竜魔法。
この世で身分を分ける唯一の手段――魔法。少女はいつしか剥奪された名前を呼ばれ、戦う術を持ち、死の際から返り咲く。
そうして、奴隷の叛逆が始まる。
やがて、地下都市に蔓延る強大な敵の数々を倒し、少女は地上に這い上がる。その先で、少女はフォーツェルトの家名を持つ男勝りな美女剣士――セチアと出会う。
これが、運命の出会いとなった。公爵令嬢の立場を嫌うセチアに匿われることとなった少女は、その見返りとしてセチアの代わりに公爵令嬢の役割を任じられた。それもまた、国家に叛逆するために重要な手札となる。
同時に、セチアは語る。
「――この屋敷の仲間と、そしてお前と共に、私はこの力が全てだっていう血みどろな世界を変えてやるのさ」
これは、一人の奴隷少女が莫大な力を授かり、一人の令嬢と出会って始まる叛逆の物語。
少女の名は、アヌリウム。
竜の巫女であり、破壊令嬢こと――アヌリウム・フォーツェルト。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-08 19:20:54
13624文字
会話率:33%