約千年前、ブレットはサンドリア国王の依頼で古龍(エンシェントドラゴン)を倒した。そしてその血を飲んだことで不老不死となった。なぜか三十半ばの姿のままで。
その討伐依頼を終えたブレットは倒した古龍の魂が精霊となったシェンと共に旅に出る。
そのとき、古龍の死をきっかけに第一次、二次の魔物の活性化が起こり、統率の必要性を感じたブレットは第二次活性化の際に「討伐ギルド」を設立した。
約千年が経ち、ブレットがギルドマスターとして貢献し平和を取り戻しつつあった。
その後身を寄せていたドラギーユ王国で出会ったヴァンパイア族とサキュバス族のハーフの少女、ペレと主従関係になり、以後一緒に暮らすことになる。
そして大陸に第三次活性化の気配を感じ、再び各地を回ることになったブレットはペレと共にあちこちで問題を解決しつつ、そこでいろんな出会いと別れを繰り返す。
同時に古龍討伐依頼の裏にとある存在があったことを知り、迫っていくことになる。
週5ペースで平日は朝、土日祝日は12時更新を予定しております。
※同じ内容のものをノベルアップ+様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-15 08:00:00
133019文字
会話率:50%
(この作品は「コールドデザイアー」という小説の第二部です。第一部は投稿済みですので先にそちらをお読みいただけると幸いです)
富士の氷穴から氷漬けで発見された十五歳の少年・柴咲(しばざき)アカリは困惑していた。自分が氷漬けになったことはも
ちろんのこと、周囲がすべて吸血鬼の世界に成り果て、両親友人はおろか人間が一人もいないのだ。しかも吸血鬼たちは自分たちを普通の人類と思いこみ、アカリのよく知る世界で社会生活を営み、翼まるだしのくせに吸血鬼という単語すら知らなかった。
この世界での富豪名探偵である江奈(えな)裕(ゆう)一郎(いちろう)に引き取られて数カ月、アカリはようやくこの世界を理解しようとしていた。その矢先、アカリは大掛かりな政治事件に巻き込まれて夜中の浜辺に全裸で放置されるという災難にあう。それを発見したのがアヤメ・ムクゲ・マクラの吸血鬼美少女三人組。ミュージカルスターを輩出することで有名なアルカディア東京歌劇団付属高校一年紅組の生徒たち。江奈の姪であるアヤメたちとアカリはこの事件を見事あばく。
これに関連して発生した超大型人工衛星PR―X落下事件。なんと乗組員の三人は「アカリと同じ人類」だと名乗る。ところが救出されたこの三人は確かに人類だったものの、凶悪な元死刑囚でアカリたちにおそいかかり、謎を残したまま自滅してしまう。(ここまでが第一部。投稿済みです)
いぜんとして大きな謎は残ったままだった。この世界はどうして吸血鬼に支配されたのか? アカリの属する「人類」はどこへ消えたしまったのか?
その謎を解く鍵が、江奈の旧友でロボット霊学研究所の所長である大道寺博士が作った竹製ヒューマノイドADA―M9000通称アダム(後にアカリのために性転換してアザミと改名)の中に隠されていた。
明らかになる謎。それは人狼戦争と呼ばれる人間対ヴァンパイア族の最終戦争が、突如宇宙から飛来した未知の宇宙線「暗き星の福音」によって発生した「青死病」という最悪の伝染病のために人間も吸血鬼族も共倒れになるという壮大な歴史だった。
こうして生き残った人間のアカリと青死病により体質が激変したニュータイプヴァンパイア族であるアヤメは思うのだった。わたしたちでこの世界の新しい夜明けを迎えようと。
(第二部)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-18 20:42:34
81387文字
会話率:46%
舞台は、現代社会に似て否なる魔法社会です。
登場人物は、そんな世界で暮らす吸血鬼。
主人公のヴァンパイアは自分の住む屋敷のそばで一人の男と出遭います。
二つの王国の国境沿いの小競り合い。
彼はその敗者の国の騎士でした。
彼は戦争に負けた
だけでなく、ある感染症にかかっていました。
血液に飢える病気です。
主人公のように血液を欲するヒューマン族の元騎士。
主人公と出遭えた騎士は治療を受けることになりました。
しかし、そんな二人を追うものたちがいました。
神の使いと悪魔の使いです。
神の使いはヴァンパイアを許しません。
悪魔の使いもヴァンパイアを許しません。
味方になったり、敵になったり。
三つ巴の戦いになりました。
ヴァンパイアが見たヒューマン族とは何なのか。
騎士は助かるのか。
誰が善で、誰が悪なのか。
夫婦、姉弟、叔母と姪。そして、ヒューマン族とヴァンパイア族。
種族を越えた情と家族の情がテーマとなった物語となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-03 23:48:38
284文字
会話率:0%
白陵学院高校一年生・空野薫は、元気で明るい音楽が大好きな男の子。
ある日、あまり学校に来てなかった不良娘・音田陸と出会う。
音田陸は、有名な三大不良一家『音田組』の一人娘として恐れられていて、彼女の名前を知らない者はいないほど有名だった。
しかし、彼女の正体は『音田組』の娘だけではなかった。
もう一つの姿とは、人間とヴァンパイアハーフでヴァンパイア族の王族の者でもあった!!
それを知った薫の生活が一変する…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-21 23:31:39
50248文字
会話率:45%
ローズフランの王女レーネ・ローズは愛らしく元気な少女だった。
美しく威厳がある王妃クリスティン・ローズ・フランシーズ、気弱だが誠実な王クルース・ローゼズ・フランシーツと兄のレクシオス・ローゼズに囲まれ、彼女は幸せな少女時代を送っていた。だが
ある日、ローズが14歳のときローズフランは莫大な借金をかかえていて、不満をもった国民たちがとうとう革命を起こしてしまう。
革命の乱を逃れ、家族とバラバラになってしまったレーネ・ローズは数人の大人たちとともに世界中を革命の手から逃れるため渡る。
革命組織「デスター・ピリオ」に何度も命を狙われるが、あるとき一人の青年ミリアン・テールに救われる。彼と親しくなったレーネだったが、ヴァンパイア族のレイカーという美青年とも知り合う。兄のレクシオスとも再会し、喜ぶが両親が処刑されたことを知り、絶望に陥ってしまう。そしてある時ローズフランの王女だということが発覚し彼女は監獄へ送られ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-28 21:00:00
3115文字
会話率:3%