ブラック企業で社畜道に邁進した男は、年金生活に憧れるも、過労の末に夢半ばで倒れた。しかし、捨てる世あれば拾う世あり。男は異世界に転生し、情熱の炎を再び燃やす。
目指す頂きは遥かに高く遠い。公的年金どころか社会福祉の概念が乏しい遅れた時代
。厳しい身分制度。腐った教会。排他的な同職組合に、問答無用の農奴制。
やむにやまれずマスケット銃を担いで、社畜改め戦列歩兵道を極めんとするも、道は険しく歩みは難し。気づけば、男、セルゲイ、既に齢五十歳(精神年齢八三歳)。
今や人生詰むや詰まざるやの崖っ縁。転生社畜、これが最後の挑戦だ。
「カクヨム」でも重複投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-07 22:07:40
68399文字
会話率:20%
絶世の美女であり、凄腕の狩人でもあるオリガと、ツンデレ貴族で元パン屋のミハイルは、タイガ(針葉樹林)の森で出会い、互いの利益のために契約結婚をした。
ストーブと一体化したかまどでパンを焼き、狩猟で得た肉でスープを作る。
厳しくも美しい森の中
で、夫婦のサバイバル新婚生活が今、始まる。
※本編完結済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-27 00:17:46
286927文字
会話率:36%
「晴れた夜には死神がマントを広げて降りてくる」
そんな伝説の残る、雪深いスレジナスカの村。
この地で起きた些細で愚かな物語。きっかけは、少年の日の出会いと約束。
最終更新:2016-03-06 00:29:23
23505文字
会話率:31%
北の果てでは雪の女王という女神様が冬を治めていらっしゃいます。
女王様の氷の宮殿に仕えるのは、凍えた子供、冷たい川で溺れた狐、雪崩でバラバラになった鴉など。雪と寒さで死んだ者たちも、雪の女王の御許(みもと)ならば安らかに過ごすことができるの
です。
ところが、ちょっと変わったしもべもいます。女王様が最近迎えた従者、美しい人間の若者は、元の世界を忘れていないようなのですが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-25 19:00:00
8909文字
会話率:41%