僕は今現在、大阪市内に鉄筋コンクリート四階建てのマンションを一棟所有している。築年数三十年。戸数は僕の住んでいる部屋を含めて十六戸。小規模な賃貸マンションである。
僕は決して大家さんがやりたかったわけでも、ましてや大家さんに憧れていたわけで
もない。ただ母から譲り受けたもので、気が付けば大家さんになっていた。 こういうふうに書けば、傍目から見れば随分恵まれているように見えるだろう。実際、外で「私、マンションのオーナーやってます」と口外すれば、多くの人から「いいなあ」と羨望の眼差しを向けられる。僕自身もかつてはそんなふうに軽く考えていたが、実際にやってみて、それは大きな誤解であるとわかった。内情はそんなに甘いものではなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 08:05:36
86606文字
会話率:34%
稲葉リュウは地主の祖父から生前贈与され、21歳にしてマンションのオーナーを務める。ある日、彼女のヤコとパン屋に行き、マンションに帰ってくると、お隣さんが引っ越してきた。リュウは付き合って1年になる彼女か、パン屋の看板娘か選択を迫られる。そし
て異世界のアナザーシープと現実世界が繋がり、次第に侵食していく。それを止めるためにリュウ達は戦う。
エブリスタ、カクヨムにもUP。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-23 22:16:49
47424文字
会話率:74%
所属していた冒険者チームのリーダーから、一本の電話がかかってきた。
「花立だ。……自分がクビにした相手に、何の用だ?」
『クビにした覚えはないといつも言っているがな。仕事を一つ頼みたい』
「何だ?」
『迷子の子猫を預かってくれ』
「他を
当たれ」
『報酬は払う。一人前になるまで保護して面倒を見てほしい』
「自分で飼え」
『マンションのオーナーが、自分からペット禁止の規則を破るわけにもいかないだろう』
「……どこに行けばいいんだ?」
『近くのコンビニに来てくれ。ついでにちょっとした用事を言付けておく』
「言付け? お前が来るんじゃないのか?」
『行けば分かる。じゃあな』
「おい! ……ちっ。相変わらず勝手な奴だな」
そうして呼び出された先にいた少女は【異界の門】から現れる魔物と、欲に目が眩んだ人間から命を狙われていた。
彼女を保護した、かつて〝紅蓮の鬼神〟と呼ばれた最強の魔物狩りは、少女との日常を守るために最前線に返り咲く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-07 17:00:00
32252文字
会話率:44%
女がコンビニへ行っている間に
マンションのスプリンクラーが誤作動し
女の真下の部屋が水浸しになる。
マンションのオーナーの話だとあそこの部屋は
色々直したいところがあったし諸々やるから
3ヶ月程度部屋を出てくれと言われるも、
その部屋に住
む男は友達も頼れる人もおらず
雨も降り始め、路頭に迷うことになる。
そんなところにコンビニ帰りの女が帰宅。
大体の事情を知った女は男を家に泊まることに。
女は巨大IT企業の代表取締役社長(23)だったのだ!
大手IT企業に勤める男と女。
そして同居生活。
【人は、一人で生まれて一人で死んでいく。】
二人の思いが変わっていく—折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-17 06:49:59
22413文字
会話率:28%
えっ?異世界でマンションって不要?必要じゃないかな?宿屋と何がちがうの?そんな気持ちで異世界で過ごしていた一人の女性がマンションのオーナーとなって生活する物語。
最終更新:2016-03-19 22:00:00
4559文字
会話率:26%