東の国ヒノモトで剣の修行に明け暮れ、天下無双とまで呼ばれるに至った剣士タケゾウ。
しかし思い描いた理想の剣士とはかけ離れた命のやり取りの毎日から逃れ、自らを見つめ直すために旅立った。
海を渡り、西へ西へと向かい辿り着いた城塞都市ブルーノで一
人の魔法使いと出会う。
彼女の名はローテアウゼン、少女の面影の残る姿をしているが500年余りを生きる魔法使いだった。
彼女は里帰りの護衛をタケゾウに依頼する。
こうして魔法使いとタケゾウの珍道中がはじまる。
しかし、その行く手が穏やかであるはずもなく、襲い掛かる魔獣、刺客、そして巻き込まれる事件の数々。
そんな旅の中でタケゾウはローテアウゼンを守ることに理想の剣士像を見つける。
そして少しずつ明かされていくローテアウゼンの生きてきた軌跡、彼女はなぜ自分に封印を課したのか。
なぜ里帰りをするのか?
彼女の郷里で待つものは何か?
第一章 城塞都市ブルーノ
第二章 漆黒の姉妹(レイヴェンシュワルツシュバイセン)
第三章 コリーンのイセッタ婆さん
第四章 決戦 スツーカ砦
第五章 黒い森のクロエ
第六章 黒金の城(シュタールシュロス)
第七章 英雄
最終章 エピローグ
Twitter【@kow_fukuyama】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 06:00:00
381809文字
会話率:43%
アイ アム ア ゾンビ
そう気付いたら男はゾンビになっていた。
理由も意味も分からなく途方に暮れていたが、何故かレベルがあり進化ができる事が分かった彼はこう思った。
『何という事だ! レベルがあるなら上げねばならない、進化ができるなら
進化しなければならないだろう』と。
彼はゲームを人並み以上に嗜むオタク気質だったのだ。
彼のゲーム的思考だと、今のヨワヨワノロノロのゾンビでも、レベルアップして進化すれば強くなれるはずだ。
調子に乗って進化を繰り返していくと、ある時身体がおかしなことに……あれ、妙に普通の人間っぽくなってきた? しかもなんか女性っぽい?
驚いた、驚いたが、そういうこともあるかと彼は思う。
何故ならどう考えても今彼が居る世界は、人だった頃の世界ではないからだ。
紛れもない現実であるにも関わらず、どう考えてもゲーム的でしかもファンタジー的な世界観。
彼がゾンビになる前に暮らしてきた世界に魔法や魔道具はなく、あったとしても物語やゲームの中の空想上のものだった。勿論冒険者も魔物もいなかった……まぁ今その魔物に彼はなっている訳だが。
そんな彼は色々な厄介事に巻き込まれていく。
本人的には『身に降りかかる火の粉を払っているだけ』という、認識なのだが、その払い方がよくないのだという事に気付いてはいないようだ。
彼のファンタジーとはこうあるべきという、偏ったゲーム的思考が幸いしたのか、運良く御都合的展開に助けられる事もしばしば。
人に討伐されず、また他の魔物に倒されることなく彼は、この世界を生き(?)抜いて行けるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 20:25:49
510710文字
会話率:24%
季節は春。柏木陸は彼のクラスメイト達三十五人と共に異世界に拉致……もとい、召喚されてしまったのだった。
しかも召喚先で告げられた言葉は、彼ら全員が魔王を倒すべく呼び出された勇者なのだとか。
……いやいやゲームじゃないんだし、そんな冗談はいい
ですから……は? 冗談じゃない? 冗談じゃないのはこっちの台詞だ!
心の中でツッコミを入れる柏木陸だった。
一部で異世界ヒャッホー! と叫んでいるおめでたい奴らは放っておくとして、クラスメイトの大半は呆然自失だった。
ともかく彼等はこの世界で無理やり魔王を倒す旅に出される事となった。
せめてもの救いは彼等を召喚した王国が仲間を用意してくれたことか。
だが交渉は自分達で行わなければならない。
柏木陸は少しコニュ将の気があって、初対面の人と話すのが苦手だ。気が付けば仲間もなくボッチに……。
孤高のソロプレイヤーとして覚悟を決めた時、彼の前に一人の美少女が仲間として彼の下へ。
……怪しい。何故理由もなく俺の前に?
柏木陸は訝しがった。
彼は用心深く、甘い言葉には惑わかされない強い意志と、ひねくれた心を持つ少年だったのである。
それからも彼の仲間になるのは美女だったり美少女ばかり、彼の疑心暗鬼は深まるばかり。
そして彼は一つの結論に行き着く。
こいつ等俺を嵌めようとしてやがるに違いない、だってそうだろ? イケメンでもない俺がこんなに女に言い寄られるはずがないのだから、と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-25 12:00:00
449756文字
会話率:29%
魔法が存在し聖剣も存在する、勇者もいれば魔王もいるこの世界だが、田舎町で定食屋の給仕をしている只の町娘であるエリーには関係ない話であった。
ちょっと(?)抜けていて昔の記憶が無いエリーだが、頼まれた仕事は何とかしようとする真面目な娘だ。
今日も定食屋の店長の無茶ぶりで魔の森まで魔物の肉の調達へ……。
あれれ、何かおかしいな? と思いつつ魔物を狩るエリー……その姿を他人が見たら、本人が言う通りの只の町娘には思えない。
魔の森は、冒険者か普通の人なら護衛を雇わねば足を踏み入れることさえできない危険な場所なのだ。
そもそも只の町娘は、一般人が立ちよらない魔の森で魔物を狩りいくような真似は絶対にしないものなのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 09:00:00
116297文字
会話率:36%
今は昔、肥後の国にシンメンタケゾウという男がいた。タケゾウの来た道に光があり、タケゾウの行く道に光が差していた。
最終更新:2023-01-25 10:41:59
2542文字
会話率:0%
乙女ゲーム中と同じ世界観の異世界に転生した二人の女性が様々な出来事で
成長してゆく物語、巨大な湖を渡るために船を作り出し旅する二人の少女
初っぱなは乙女ゲーム題材である断罪より始まります、そこから少しずつ
場面が変わっていきます。
タケ
ゾウにとって初の乙女ゲームの主題とした、お話です
小説家になろうの三本柱である、 VR物、転生モノ、そして乙女ゲーム
ちょこちょこと乙女ゲームの話は読んでいたのですが、今回は初挑戦です
それに伴い今までの書き方からかなり違った書き方をしていますが
よろしくお願いします。
byタケゾウ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-16 07:00:00
73824文字
会話率:14%
魔物たちが跋扈する世界、そこに一つの国がある
迷宮国家と呼ばれる国、そこに二人の少年少女が
迷宮に行き一つの出会いを果たす
危険な迷宮に人々を運ぶため、迷宮列車
アナザートレイン、グランダートは今日も
闇を切り裂いて迷宮を走る
最終更新:2019-12-20 07:00:00
14541文字
会話率:4%
園庭美苑(そのいで みおん)は、十八歳で事故死した後、女神に異世界に連れて来られ話した後、
転生した、悪意ある存在に、その魂と身体を変えられて、十二歳の体で、ひたすら歩き
道中出会った、冒険者と共に近くにある街まで送ってもらう、街につき、テ
ンプレの如く
ギルドへ登録、働きはじめたが、彼女のステータスは、肝心な攻撃や防御が,すべて0
どうやって生きていったらいいかわからないまま、暮らしている、人身売買をしている、
冒険者パーティーに誘われ、死ぬために迷宮に入り、そのパーティーにいいように使われ
逃げるための捨て駒にされてしまう、そこで彼女は一つの指輪に出会い自身の
正体を知る、彼女の名は魔王姫エンデミオン、女神の加護と偽神の呪詛を受けた姫
これは薄幸だった少女が迷宮で運命の出会いを果たし、再び笑い、集った仲間と共に
冒険を楽しみ、そして遥か彼方へと旅立つお話
完全な見切り発車ですが自分も楽しんで書いています、読者さんも楽しんでくれたら
嬉しいです、感想などお待ちしております、どんなことでも構いませんので、では、
ミオンさんの冒険を、お楽しみください
byタケゾウ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-19 20:00:00
249405文字
会話率:6%
母と二人で平和に暮らしていたカケルは成長と共にある力に目覚めていく。その力によってカケルの運命が大きく左右させられることはまだ幼いカケルは知る由もない........
後編が短くなった場合前編と合体させ(前後編)となるかもしれません。
最終更新:2019-02-22 16:00:00
15117文字
会話率:56%
生まれ変わったらダンジョンに生えているキノコだった。同じ木に生えていた三人のキノコたちは、力を合わせてこの過酷なダンジョンを生き抜いていくことを決意する。「サンマルコだ」「名前かっけえな」「キャシーだよ!」「アメリカのホームドラマに出てきそ
うな名前だ」「そういうおぬしは?」「タケゾウだ」「キノコじゃないじゃん!」そんな、どこにでもありそうなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-09 23:13:28
2944文字
会話率:54%