アメリカ合衆国のデンバー北西部にある先端技術開発区画にある研究施設で事故が発生し、有害物質が周囲に拡散したらしい。
事故対応に向かった消防隊や警察から次々と先端技術開発区画に向かったのだが、彼らからは、要領を得ない応援要請が届くだけだった
。
先端技術開発センターから次々と車で避難する者達が、次々と交通事故を引き起こしてさらに事故を拡大していく。
どうやら有害物質の拡散は偽りで、研究中の遺伝子改造を行った生物がBSL-4(バイオセーフティレベルの最高レベル)を誇る区画より外に出てしまったらしい。
後にヒドラウイルスと名付けられた遺伝子改造生物は、幼生を傷口から新たな宿主の血管を伝わり脳内に至ると脳の組織を自らの組織に置換していくらしい。
さらに神経組織や筋肉組織までもがヒドラウイルスに置換されていくことで元の人間以上の力を持つことになる。その結果知性が無い生存本能だけで動き回り、新たに人を襲うことになる。
いわゆるゾンビそのものだ。
そんな事故現場近くでサマーキャンプに参加していた6人のハイスクール生徒の1人の視線で物語が始まる。
ラジオで状況を確認しよとしていた時に、友人の父親からの通信が届く。一方通行の通信だが、それを信じて避難場所からの脱出が始まる。
ゾンビを倒しながら何とか友人家族と合流すると、早急に町を離れることになった。
ロッキー山脈の西にある友人の父親が所属する協会の拠点へと向かう途中で、アメリカ軍による核を使った都市攻撃が始まる。
どうにか拠点へと到着したところで、もう1つの脅威が襲い掛かる。ロッキー山脈の冬だ。
冬の間に傍受した通信内容によると、アメリカの住人の9割以上がゾンビ化してしまったらしい。残された生存者は1千万人を下回っているらしいが、政府は混乱している状況だ。
比較的近い場所で生き残っていた人達と合流し、近くの小さな町からゾンビを掃討していることが軍に知られて、軍と共同でゾンビを掃討することになる。
町のゾンビを掃討しながら、アメリカ軍を維持してきた兵站基地の制圧が当面の目標になるようだ。それが間に合わないと、ゾンビ相手の銃弾や兵器が枯渇してしまいかねない。
さらには穀倉地帯の穀物集積所を早めに奪回することも、飢えを防ぐうえで重要な課題になりそうだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 09:30:00
2312691文字
会話率:39%
サマーキャンプから、「ドア」を通って「隣の世界」へ。11歳の少年が「隣の世界」で魔法を学ぶ9日間のお話です。カクヨムでも読めます。
サマーキャンプで出会った竜《りょう》(11)と健太(12)は、キャンプ1日目の夜に「浮遊するドア」を
通って隣の世界へ行きます。隣の世界の1日はこちらの世界の1時間。明日の朝食の集合時間までの9時間で、隣の世界で9日間過ごせます。
隣の世界には魔法が存在します。不自由だった脚を魔法で治してもらった健太はバスケに、物心つく頃からもし魔法というものがあるならぜひ学んでみたいと思っていた竜は魔法の勉強に打ち込みます。
魔法を学び始めてすぐに、竜が素晴らしい魔法の使い手であることがわかります。そんな竜の前に現れたのはエミル。彼はトップクラスの魔法発明学者で優れた魔法の使い手です。また、1年前(つまり隣りの世界では24年前)にやはり隣りの世界に来たことのあった竜の姉の真《まこと》のかつてのボーイフレンドでもありました。エミルに教えを受け、竜はどんどん魔法のレベルを上げていきます。
通常は隣りの世界との意図的な行き来はできません。偶然「浮遊するドア」を通った人々だけが隣りの世界へ行くことができます。こちらから隣りの世界へ行った人々は魔法によっていつでもこちらの世界に帰ってくることができますが、隣りの世界での日々の記憶や魔法(例えば健太の脚)を持って帰ることはできませんし、二度と隣りの世界には戻れません(偶然「ドア」に遭遇しない限りは)。そして、隣りの世界の人々は、こちらの世界にくることはできません。
それをエミルや竜が変えることが出来るのか。エミルは真ともう一度会うことが出来るのか。そういうお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-23 05:50:58
337530文字
会話率:57%
揺れる水のような姿の心優しき隣人「ミヨ」。彼らと共に暮らすようになった我々の世界には時として赤い雨が降る。
ある晩、仕事から帰宅した私に息子は問うた。
「ねぇ、うさぎは死ぬほど寂しいと本当に死んじゃうの?」
何も答えきれずにいる私は、
ふと幼少の頃の友人を思い出す。当時、この国で60年振りに「飛び降りた」私たち世代の最初で最後の、そして最年少ジャンパーだ。
一方で、妻は縁側にいる夫と息子の様子を気にしながら、不倫をしている友人の相談に乗る電話をしていた。そんな妻も一日の最後に夫へ問う。
「ねぇ、ローリング・クレイドルって知ってる?」
「ミヨ」が存在し赤い雨も降る世界で、今を普通に暮らす親子三人の一晩の物語です。
「誰よりも星を数えるのが得意でした。たぶん死んじゃうくらい寂しかったから」
私は自分の言葉で初めてそのことに気が付いた。
本文より
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-22 23:00:05
29967文字
会話率:36%
中学校のサマーキャンプで海にやってきた加藤と辻のでこぼこコンビは、悪友たちとの肝試しのさなか、夜の海に呑まれてしまう。そして、目を覚ましたその先は、場所は同じだが、時代をさかのぼってしまっていた。そこで出会った明久という名の青年に、今日は昭
和20年7月15日だと教えられ…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-15 00:00:00
11634文字
会話率:44%
毎年開催されるサマーキャンプに参加した中学三年生のひらり。親戚一同が介するこの夏に、従兄弟で同じ年の双子の兄弟、将司と清司に再会する。去年より一つ大きくなった私たちは、一緒に過ごすうちに、4人の関係性が徐々に崩れていく。
最終更新:2019-04-30 18:12:44
23917文字
会話率:54%
小学4年生のユウキは、3日後のサマーキャンプをずうっとたのしみにしてきた。ところが折も折、台風でキャンプが中止になってしまいそうになる。絶望的なユウキに、妹のエミが考えたおまじないとは……。
最終更新:2017-07-06 13:11:23
6456文字
会話率:36%
ハイスクールを卒業したばかりの仲良し四人組の女の子たちがサマーキャンプに出掛ける。そこで不思議な光景を見た。それがどのような影響を与えるか、誰も知らなかった。
第二次世界大戦中のアメリカ合衆国が舞台。
無断転載、無断複製を禁じます。
最終更新:2017-06-03 00:00:00
4377文字
会話率:37%
代々勇者の家系で育った、ごく普通の高校生が、勇者になるため、さらわれた婆さんを助けるため、恋をするためにサマーキャンプに参加した。
チャラすぎる魔法使いと、おネエ戦士、美少女ドS僧侶、小学生賢者、ただの旅芸人で、さまざまな困難を乗
り越え、成長していく、笑いあり涙なしの青春物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-17 08:03:57
33182文字
会話率:25%