西暦2047年
最先端医療技術のコモディティ化は世界の人口を108億人に押し上げる結果となり人類は新たな局面を迎えていた。
食料不足による領海戦争、化石資源の枯渇により過去の人工物や木々を燃料とせざるを得なくなると CO2は飽和し海域平均海
水温度を5.7℃押上げた。海洋生物の多くは死に追いやられるも、行き過ぎた人道配慮と支援は尚も増え過ぎた人類に公平と平等の分配を施そうとしていた。
そんな中、人類は遺伝子操作によって植物から人造人間を生み出すことに成功したのであった。
それは光と雨水だけで生命を活動させ CO2を吸収し酸素を吐き出す画期的な人造生命体。
人類は歓喜し瞬く間にこのバイオロイドは世界に普及する事となる。
一家に一体だったバイオロイドも一人が複数台持ちはじめるとすぐに飽和状態に至る。人々はバイオロイド達にすべてを任せ働く事を止め生命の営みそのものも希薄になるとやがて人類は終息へと辿り着く。
水と光だけでおよそ500年近く生きるとされるバイオロイドも完全ではなかった。
動物に備わる記憶力が薄弱であり個体差はあるもののその記憶力は概ね十数ヶ月。
自身へのメッセージとしてその使命を申し送らなければ直ぐに本来の植物へと回帰させ安住してしまうのであった。
果てしない時の中を生きるバイオロイドにとって自身を植物へとさせないためには僅かな因果律の綻びさえも許されない。
———— 過去と現在、そして未来が同刻に巡りそして紡ぐ ————
そのメッセージは過去のボクから届いた
このメッセージは未来のボクへと送ろう
追伸 ラプラスは無駄になった(P.S. Laplace in vain)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 01:00:00
13926文字
会話率:57%
学力は平均的、絵がそこそこ描けて集中力もある。職務経験もあるし恋愛経験もある。空気も大体読めているはず。
だけど何故かみんなと同じように生きられない。好きな言葉は“平穏無事”なのに揉め事ばかり引き起こす。そんなトラブルメーカーなギャル
『トマリ』の物語。
地元を出て仕事に就くも心身共に疲れ果てた彼女は、病院で「軽度の自閉スペクトラム症の可能性あり」という診断を受ける。特性はそれほど強くはなくて周りの人も気付かない。しかし思い返すだけでうんざりする、上手くならない片付け、嗜好品への依存、トラブルだらけの人間関係……彼女の悩みそのものは決して軽くないことも事実だった。
障害の有無以前に彼女も一人の女性であることを尊重したいので、あまり重くなりすぎないような作風にしています。
※障害や病気に関する描写がありますが同じ障害・病気を持つ全ての人がこのようになるという意味ではございません。
※挿絵が入っています。なくても読める内容なので不要な方はお手隙ですが非表示設定をお願い致します。
※短編小説『tomari』とは主人公を変えて書いており、設定も少し変わっているところがございます。短編の方を知らない方でもお読み頂ける内容になっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 21:00:00
437945文字
会話率:39%
「何よ! 顔だけの男のくせに!」
「なんだと! そういうお前は家柄だけの女だろうが!」
顔を合わせれば喧嘩腰。公爵令嬢ジュリエッタとその婚約者テオの仲は悪い。
しかし婚約破棄はしない。
テオの美貌はジュリエッタの好みそのものであり、テオは公
爵家の後ろ盾がなんとしても欲しかったから。
あまりの美貌につっけんどんな態度になってしまうジュリエッタといつも不機嫌そうなジュリエッタに苛々するテオ。
いがみ合う婚約中の二人が結婚するまで。
誤解が解けてハッピーエンド。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 12:49:52
11031文字
会話率:36%
まぁ一利用者に過ぎない身、web小説という枠組みそのものの縮小でないならば、別に構わないと考えるべきか。
最終更新:2023-04-15 13:00:05
1178文字
会話率:0%
ゴールデンウィークに何もできなかった君たちへ
お盆休みに何もできなかった君たちへ
そろそろ学習するべきだ
私たちに必要なのは休みそのものではない
休みに向けて、一歩ずつ動き出すことなのだ
執筆に限らず
だけど私は執筆についてしか書けない
から
脳内で、自分事に変換してくれれば良いと思う折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 20:25:39
1499文字
会話率:0%
今年の夏で17才になる如月アズ。ようやく待ちに待った夏休みが始まろうとしていたその時、アズはこの世界と交わることのないもう一つの世界、「クリスタニウム」の神竜セピアノスにより異世界へ召喚される。
そこは、アズの住んでいる地球とは文化も風習も
違い、何よりも世界の仕組みそのものが違っていた。空を舞う竜、大地を駆けるケンタウロス、森に住まうエルフ達…。そして人と獣が掛け合わさったような姿を持つ獣人や高い知能を持つ獣達がそれぞれの生き方で、町や村を築いて生活をしていた。
未知なる心の結晶「クリスタル」の力を加護に回るこの世界に人の心の闇が溢れてしまうとき、世界は破滅に向かう――神竜セピアノスは、静かに告げた。
己の心の中に眠る真の力が目覚めるとき、その想いは具現化し、闇をも浄化する武器となる。
世界の命を賭け、迫りくる混沌の影と戦うべく、アズは戦場へと身を投じていく――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-19 19:12:01
314177文字
会話率:52%
この世界には「青き瞳を持つ神」が生まれるとされている。
数百年、或いは数千年の歴史に名を残す神々の贈り物。
彼等は多くを人に支配されて生きていたが、かの者は違っていた。
誰よりも束縛を嫌い、誰よりも自由を貫くその様は普通の人の様でいてそうで
は無かった。
歴史もルールもかなぐり捨てて、しがらみそのものを燃やし尽くすと森を出た。
人の集まる場所へとやって来ると、平然とその場に住み着くと言う豪胆さを見せる。
彼は人に期待しない、彼女は人に支配されない、彼は誰も信用しない、彼女はどこにも縛られない。
豊富な知識と奔放さを武器に、人々を巻き込みながら生きる彼等の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-07 12:05:14
19856文字
会話率:34%
私の好きになんた人は、着ぐるみさんです。
何と言っていいのか?
着ぐるみの中身がいない着ぐるみなんです。
着ぐるみ姿ではなく、着ぐるみそのものなんです!
最終更新:2019-10-08 03:00:00
1074文字
会話率:20%
暇を極めた、私の春休みそのもの
キーワード:
最終更新:2017-02-14 17:56:18
205文字
会話率:0%
人は何故、いじめをするのか。
それは人の弱みそのものの、腫瘍のようなものだからだ。
最終更新:2016-08-25 20:53:55
904文字
会話率:0%