思い出すのも恐ろしい、それはまだ平成のことじゃった。
ブラック企業勤めのサラリーマンは、いかにして伝説のおねぇになるに至ったか。
あの日あの時泣いていた平成社畜に捧げる699文字のナンセンス挽歌。
最終更新:2020-12-27 20:41:54
699文字
会話率:0%
古厨市には、3か月前から殺人鬼がいる。
毎週、しかもそのうちの1日だけに絞って、必ず5人のみ殺されている。
〝だからこそ"、私は惜しげもなく塾帰りに寄った。
〝だからこそ"、私は暗い道を選んだ。
〝だからこそ"
;、私は死におびえた。
―――――なのに、彼は私を殺さなかった。
なぜ?
知らない。
でも、確かに、分かったことは、
彼は自分の通う学校の生徒であり、
私と彼は同じクラスであり、
彼は今、私の席の隣であり、
今が、絶好の死ぬ機会であるということである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-20 23:00:00
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会話率:23%