古厨市には、3か月前から殺人鬼がいる。
毎週、しかもそのうちの1日だけに絞って、必ず5人のみ殺されている。
〝だからこそ"、私は惜しげもなく塾帰りに寄った。
〝だからこそ"、私は暗い道を選んだ。
〝だからこそ"
;、私は死におびえた。
―――――なのに、彼は私を殺さなかった。
なぜ?
知らない。
でも、確かに、分かったことは、
彼は自分の通う学校の生徒であり、
私と彼は同じクラスであり、
彼は今、私の席の隣であり、
今が、絶好の死ぬ機会であるということである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-20 23:00:00
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