「死ぬ気になったら何だって出来るのだから死ななくても良かったのに、と言う人は何も分かっていないんだよ!
それが出来るくらいなら絶対に死なない。
自分が死ぬという事は考えるだけで体の震えが止まらなくなるくらい怖いし、誰だって本当は死にたくな
いんだよ。
でも……、でも、それが出来ないから皆死ぬんだよ!
お姉ちゃんは自分を殺すことでしか壊れていく自分を守れなかったんだよ!」
【あらすじ】
昨日、姉が自殺した。
いつも家の中で明るく振舞っていた姉。彼女の心の奥ではどのような闇が広がっていたのか。
姉は一通の遺書を残していた。そこに書かれていたこととは・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 18:00:00
12340文字
会話率:27%
令和元年10月。機動捜査隊の井上保と安藤恵は白いワンピースを着たミイラ化遺体を目にする。捜査が始まって数日。遺体の身元もわからない中で現場近くのアパートに別の自殺遺体が見つかる。その足元に置いてあった遺書には先の事件の詳細(非公表のものを含
む)と自分が犯人である旨が綴られてあった。その遺書を元に被疑者死亡のまま書類送検、捜査本部は解散。事件に疑問を持っていた井上と安藤は占い師兼探偵の井上佑に被害者と容疑者の調査を依頼する。
それと時を同じくして、安藤恵宛に疎遠だった親戚から祖母安藤四葉が亡くなった事による遺産分割協議通知が届く。彼女は記憶に無いその親戚に亡き父の代襲相続権を提示されていた。まるで誘われるかのようにその地に足を踏み入れる。
先日の事件の後から恵は奇妙な夢を見ていた。忘れていた祖母と忘れていた場所の夢。安藤恵の”普通”が暖かい笑顔と気味の悪い幻想に侵されていく。知りたくなかった自分とその家族の血濡れた過去を知ってしまい少しずつ綻び始めた日常。大切な人達の許されざる行為。彼らの異常性を知った時、恵はあの日の事件との関連性にも辿り着いてしまった。法の下に正義の行使を求められる警察官としての覚悟は、もう2度と一人になりたくない、そんな子どもじみた感情にいとも簡単に負けた。大事なものを無くしたくない恵はそれでも最後までその良心の呵責に苛まれる。しかし自分の隠された異常嗜好に、その過去の過ちに確信を持ってしまった時、その葛藤は全てをこの手で終わらせる、そう決意させてしまった。最後の時、恵は”普通”だった頃の日々に想いを馳せてしまった。郁とその補助をしていた多野卓を手にかけた後、どうしても最後に”普通”だったあの日々に触れたくなってしまったのだ。その状況はもう確実に思うものとは違う。それはわかっているのに、最後に欲が出てしまった。井上を緊急通報を介して半ば脅迫的に呼び出すと、同僚だった警察官に包囲される中で彼に感謝を伝えた後、安藤恵は自害した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 18:20:00
118746文字
会話率:47%
<共感(シンパシー)>という外れスキルを持つ少女カーリーは、周りから「無能」と虐げられつつも何とかスキルの僅かな利点を生かして冒険者として暮らしてきた。
しかし、ある日加入していたSランクパーティーを実力不足、そして何よりスキ
ルの無能さから追放されてしまう。
途方に暮れた彼女は、両親の遺書を頼りにとある森へ向かう。
そこで彼女が手にした物は、<共鳴(シンクロ)>という彼女しか扱えないユニークスキルだった。
<共鳴>の力であらゆる技術を習得できるようになった一人の少女が、世界最強になるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 09:35:57
228721文字
会話率:23%
ある日誇り高き公爵令嬢が自殺し、メイドが遺書を発見した。そこには「失恋した」と自殺した理由が綴られている。どうも不細工な庭師が関係しているらしい。
最終更新:2023-12-12 21:15:29
4617文字
会話率:5%
全ては私の材料になる。
ので、だしてよし。
キーワード:
最終更新:2023-12-05 14:12:13
387文字
会話率:0%
聖女ラフィアは歴代最高と称されたほどに、聖女として比類無き力を有していた。
それが理由かどうかは定かではないが、ラフィアは何者かに命を狙われていた。
そしてラフィアは殺された。
何者かに呪いをかけられたことが原因で。
呪いを解く力に優れ
ている聖女が呪い殺されるなど前代未聞。
それゆえに歴代最高と称されたラフィアの名声は、彼女の死とともに地に堕ちることとなった。
ラフィアの婚約者であり、彼女を召し抱えているダルタニス王国の王子でもあるフレルクは、ラフィアを失った失意の中、一人、彼女の部屋を訪れた。
そこで見つけたのが、聖女ラフィアの遺書だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 09:00:00
5610文字
会話率:17%
エミール王国は、周辺諸国を傘下に収めようとする帝国に長年苦しめられてきた。
その帝国から国を護るために、王国の第一王子リシャールの婚約者にして、王国有数の公爵の娘であるエレノア・メリダンは人質として帝国に差し出された。
だがそんな状況も、
周辺諸国が打倒帝国のために連合軍を組み始めたことで一変することとなる。
帝国を打ち倒すチャンス。
けれどエミール王国は、エレノアを人質にとられているため身動きがとれず……。
そのことを憂いたエレノアは、見張りの目を盗んで幽閉場所を抜け出し、断崖絶壁から身投げした。
結果、人質という憂いがなくなったエミール王国は連合軍に参加し、見事帝国を打ち倒すことができた。
それからほどなくのことだった。
エレノアの幽閉場所を調べていた連合軍の兵士が、彼女の遺書を発見したのは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 21:32:59
2468文字
会話率:34%
小国ミズガルの王子サイラスは、公爵令嬢ティエッタとの婚約を破棄し、別の公爵令嬢ジョセフィーヌと新たに婚約を結んだ。
そんなことをした理由は、ティエッタよりもジョセフィーヌの方を愛してしまったという、単純かつ下劣なものだった。
それから何事
もなく時は過ぎ、いよいよサイラスが国王の座につき、ジョセフィーヌが王妃になったところで事件は起きた。
ティエッタが毒を飲んで自殺したのだ。
遺体の傍には、サイラスに宛てた手紙が残されていた。
その手紙が、彼女の遺書であることは明白だった。
手紙の中身は、一方的に婚約破棄した自分への恨みで埋め尽くされているだろうと思ったサイラスは、他の誰にも見られまいと手紙を持ち帰り、一人、国王の執務室で封を開ける。
そして、そこに書かれていたのは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-13 09:00:00
2698文字
会話率:0%
夏休み最後の日、自殺を企てようとよみうりランドにやってきた「僕」。しかし、遺書に大切なことを書き忘れたことに気づく。もし母親がその遺書を見てしまうとややこしいことになる。「僕」は時空を超えて家に遺書を取りに戻ろうとするが…?!
5話で完結し
ます。シュールな世界観をおたのしみください〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-26 18:27:53
4963文字
会話率:6%
「毒親」
娘の遺書の中で、私はそうよばれていた。
最終更新:2023-10-05 22:48:01
870文字
会話率:5%
【目標/ターゲット】に遺書を書かせ、殺し、その後その遺書を告げられた者へと届ける……そんな少し変わった殺人鬼がいる。
その名は【遺書屋】。
遺書屋の【コロシビト】瑠夏と【トドケビト】の奏はある日、いつものように仕事を終え、帰路につこうとする
と、一人の人間に声をかけられる。
そこからが、嵐の始まりだとは知らずに──。
裏社会を舞台としたクトゥルフ神話TRPGシナリオ、「dropout despair」のリプレイ小説になります。通過予定の方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-13 23:56:12
19853文字
会話率:40%
脇役、スズキの遺書です。
スズキの中学校生活をお楽しみに。
最終更新:2023-08-16 10:35:07
4326文字
会話率:42%
エステル・ド・リールは稀代の悪女だった。王妃という立場にあるにもかかわらず、隣国と内通し、両親のリール公爵夫妻と共に国家転覆を企てたのだ。また、彼女の姉がフェリクス王太子と婚約解消となり、公爵家から除籍される原因となった毒殺未遂も、エステル
の自作自演であることが判明した。その罪を問われ、廃妃とされた上で、エステルは処刑された。刑の執行からしばらくたったある日、夫であったフェリクス王の元へ一通の手紙が届く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-28 23:18:24
4001文字
会話率:1%
イブの逆境超克、第一弾、【シャンドラーの遺書】。
私、ルドルフ・シャンドラーは、ここに遺言を綴る。
私の全財産、つまり、屋敷、宝石、車、美術品、その他の物体たちは、全て子供達に、均等に分けることとする。そして、長男には、私の立ち上げた
会社の経営権を譲る。もし異論がある様なら、社内できちんと話し合ってくれ。詳しい事を書いた紙は、私の机の引き出しに入っている。
さて、本題に入ろう。
もし私が死に、この遺書が家族の手に渡ったのなら、それは私が他殺されたということだ。必ず、誰が私を殺したのか、見つけ出してくれ。
世界一の探偵と名高い日暮隆司探偵、そして私の大学時代の恩師、ジョンソン教授を、私の死の真相を探すため、屋敷に招いてくれ。
健やかなれ。シャンドラーの幸運を、願っている。
三日前、IT企業のCEO、ルドルフ・シャンドラーが死んだ。彼の遺書には、自分は他殺で殺されたと綴られているが、真相は…?
一体、彼の言葉の意味は?彼は本当に殺されたのか?
主人公のアメリカ人女性探偵、イブ・ジョンソンが、若い女性という逆境を乗り越え、事件を追ってゆく!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 10:04:34
51996文字
会話率:56%
自分自身の妄想であっても
人は何故 それが現実にあるのでは無いか?
と疑問に思ってしまうのか
夕暮れの神隠しに惑わされた
2人の大学生が、その村での 過去の懺悔を紐解いていく
恐怖とミステリーと謎の物語
最終更新:2023-06-16 12:06:28
1248文字
会話率:21%
ある男の不幸は連鎖し、沼の底に落ち
生きている意味を見いだそうとする実話。
最終更新:2023-05-25 19:06:18
2356文字
会話率:2%
九州大学文藝部 2023年度・新入生歓迎号の作品です。
キーワード:
最終更新:2023-04-04 15:45:08
1814文字
会話率:0%
文体に重きを置いています。
最終更新:2023-03-08 21:32:59
4326文字
会話率:79%
聞こえるのは、外から伝わる雨の音。暗い部屋の中で、人影がペンを取った。
最終更新:2023-03-03 00:37:04
1147文字
会話率:4%
『一つの遺書』
一つの遺書について述べた、短編小説。何れ我々は死ぬが、一つの遺書には、人類発展の鍵があるのかもしれない。
最終更新:2023-02-25 05:09:25
655文字
会話率:13%
俺の遺書です。あんま面白くないです
最終更新:2023-02-18 04:31:09
2555文字
会話率:0%
偽りの自分でしか生きられない「私」は、ある日大切な「彼」を亡くす。彼の遺書が発見されたことで明らかになる彼の死の真相
最終更新:2023-01-23 17:51:09
1529文字
会話率:20%