王子はアホ――。顔が良くダンスが上手いから貴族令嬢にもてるけど。
「暑苦しい努力家」「女のくせに金儲けなんてみっともない」
王子の優秀な婚約者をバカにしてばかり。
このまま結婚したら彼女は不幸になる。別れさせてあげたい。
彼女のためじゃない
。
僕は、謙虚で、誠実で、だれにでも優しい彼女が愛しくてたまらないんだ。
そして僕は、王子の側近となり、婚約破棄に向けて動き出す――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 10:14:23
2793文字
会話率:49%
【悪役令嬢って何のことでしょうか?】のアフターストーリーで、王都高等学院主催のパーティにおいて、いきなり婚約破棄を突き付けたサディアス侯爵の嫡男とヒロインが、あの後どうなったかを書いたお話です。
家同士で決められた婚約を破棄するということ
はどういうことなのか?
を、破棄した/させた側から書いたお話です。
書いてみたら、温度差が激しいことになりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 10:23:03
2997文字
会話率:24%
そうです。わたしが隣国から聖女を追放させた張本人です。皇子様に奴隷落ちを宣告されたけど、どうしても助けたい人がいたから後悔はありません。
だから、あなたがわざわざ奴隷になって働いてるわたしを探しにきて、謝る必要もないと思います。
最終更新:2021-02-09 21:56:58
10401文字
会話率:31%
昨夏、テレビや週刊誌をも巻き込んだ「炎上騒ぎ」が起こった。それは、たった1つの匿名ツイートから始まった。
「友人の結婚式を、人生を、台無しにしたあのウェディングプランナーを許さない #悲痛な叫び聞いて」
全国規模のホテルチェーン「ハルモ
ニア仙台」で起こった、ある結婚式での「惨事」。それを何者かが「A山なる女性ウェディングプランナーが意図的に引き起こした」と告発してきたのだ。
この「悲痛な叫び」は瞬く間にネットを席巻。「ネットの力で大企業と悪人を告発すべし」という有志の声が全国から上がり、名指しされた若手プランナー・青山ひかるはプライバシーを晒されるなど一気に炎上してしまう。
「え? でも担当、あたしじゃない……」
その声はネット内の火災旋風に飲み込まれ、かき消されていった。職場や自身のSNSに届く誹謗中傷の声、脅迫メッセージに、ひかるはなすすべなく追い込まれいく。
しかしある弁護士との出会いから、事態は思わぬ方向に……。
炎上した側、させた側、その両方に取材することで、裁判への現実やデジタルタトゥー問題(ネットに刻まれた、誤った己のルーツ)をリアルに切り取る。ラストまで疾走感たっぷりに描き切る、ミステリーにも似た現代ドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-02 11:01:02
148404文字
会話率:56%