ディフェレンパークの第十五号ベンチは、フルートの演奏会が大好きだった。
ベンチはフルート奏者である男に座るところを提供し、お礼に男は音楽を送る。そうした一人と一台のちっぽけな時間は、とあるお触れで崩れていく。偉い方は言う、「ベンチに座る
のは禁止だ」と。
文藝サークル「MUST」所属、亜峰ヒロによる童話作品となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-25 00:00:00
3583文字
会話率:36%
一話完結ショートショート。ゲームの中に入りたい冴えない男子と、入りたくない女子の会話劇。休み時間は、10分。
最終更新:2015-04-24 00:40:18
1664文字
会話率:86%
高校の入学式の日、新入学生の彩矢に一目惚れをした高校教師の優也。彩矢が3年生になった時に担任を務めることになった。
お互いがお互いを思いながらも、それに気付かず、切ない恋の時間を過ごしていた2人だった。
しかし、あることがきっかけで恋の時間
を愛の時間に変えることが出来た2人の幸せな時間は、果たしてどのように続いていくのだろうか?
(以前、別のサイトで同じような内容で登場人物の名前を変えて官能バージョンで描いたことがありましたが、こちらが大元の恋愛小説となります。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-25 00:32:55
30498文字
会話率:12%
わたしは女子高生だ。
こんなに華のある言葉はそうそうないだろう。
女子高生だった私の話ではなく、女子高生である私の話。
街に溢れる物々人々の中から、私は運命を探し当てた。
運命に見初められた。
私を取り巻く空気の話で、私が取り巻く彼女の
話だ。
願わくば何事もなく過ぎ去ればいいこの時間は、例外なく今過ごしている時間で、例外なく今の私の話だ。
嘘つきな私とそして、まるで雨のような彼女の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-13 21:01:05
1712文字
会話率:0%
出逢って一目で恋に落ちた。私は妻を世界で一番愛している。美しく優しい妻と過ごす何気ない時間は、私の宝物だ。愛しい妻よ。今年も星祭りがやってくる。雪が、貴女を誘いにくる。
最終更新:2014-12-25 00:00:00
2605文字
会話率:39%
夜は大人の世界・・・。
超能力と言う闇にのみ混まれ、
捻じ曲がってしまった、
少年と少女の長い長い、復讐と前進の物語。
少女「あの日、起こったことはもう二度と繰り返させない、
あの時間は、もう取り戻せない、
だから私は、前進
する。」
少年「あの日、起こったことはもう変えられない、
あの時間は、もう絶対に許せない、
だから俺は、復讐する。」
同じ運命をたどった、
まったく違う二人はたった一つの答えを導いて・・・?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-06 16:06:25
1494文字
会話率:44%
何の変哲も無い、日常風景。
何か違和感を感じる少年と、登場人物達。
彼の時間は、動き出すのだろうか。
最終更新:2014-10-06 00:42:41
1588文字
会話率:66%
町の片隅にひっそりと佇む喫茶店。
そのオープンテラスの隅にある席が、私の特等席。
週末の楽しみは、そこでコーヒーを片手に小説を読むこと。穏やかに過ぎる時間は、何にも勝る幸福なのです。
最終更新:2014-09-19 23:57:36
1335文字
会話率:28%
高校三年生の秋の日。帰り道の話題に上がるのはやっぱり、目下の問題である大学受験のこと。だけど、気持ちは、この日々がずっと続けばいいのにと願ってしまう。毎日毎日、勉強のために空けられている時間は、余白が多すぎて色んなことを考えてしまう。少し
鈍感な、おとなしい女の子、美香と、明るく社交の上手な、美香の友人、真由。二人の恋する日々の物語。「side A」は美香、「side B」は真由サイドになります。どちらかだけでも違和感はないようにしてありますが、できれば合わせて読んでいただければと思います。両話ともサークルの部誌に掲載させていただく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-07 02:09:45
20371文字
会話率:48%
他人に興味を持てない少年は、同じく他人に興味を持たない少女に出会う。
似た者同士だから、理解し合えることもある。
少年にとって、少女と過ごす時間は、それまでの時間と少しだけ違っていた。
最終更新:2014-08-31 12:35:05
23617文字
会話率:45%
中学生の僕には幼馴染の早苗という女の子がいた。人一倍負けん気が強くて、努力を惜しまない勝気な子だ。しかし、進み続ける時間は、そんな早苗と僕の間に歪をもたらす
最終更新:2014-08-01 14:38:22
5843文字
会話率:52%
幼馴染の僕と早苗。進み続ける時間は、僕と彼女に拡大してやまない歪を与え続けている。
最終更新:2014-02-24 20:11:15
2571文字
会話率:54%
中央自動車道……。
それは、高井戸インターから小牧ジャンクションまでの約三五〇キロで、東名と並行する流通の動脈でもあるが、走り難さが際立つため、ドライバーから敬遠されがちな裏通りの脇道でしかなかった。
理由としては、魔のカーブ二六〇キ
ロポストや中央道最強と称される難所、須玉の最終コーナーが走り屋達の行く手を阻み続けており、三五〇キロの行程のなかで難なくスピードを出せる区間が少ないからだ。
だが、そのような中央道にあえて踏み込んでくる物好きな連中がいた。
大型トラックを二〇〇キロ以上の速度で操作するF1レーサー並みの強者たちである。
前輪二軸、後輪一軸の路線トラックを操る走り屋だ。
小牧‐八王子間についやす時間は、二時間以内という基準を軽く定めて走る連中だった。
彼らは常に先頭で風を切って走ることから、『風切りびと』とも呼ばれていた。
その彼らですら太刀打ちできないほどの強者が、あのころの中央道には存在した。
『中央道の神様』である。
夜の中央道で、高速バトルの頂点に君臨してきた正体不明のトラックドライバーだ。
ある日の夜、山梨から東京西部にかけて立ち込めた濃い霧の影響で、中央道八王子付近が通行止めになった。
二五キロポスト付近にある八王子本線料金所、通称八王子ゲートでは、謎の通行券が発端となり不思議な現象が次々に起こり始める。
通行止めで時間を持て余していた収受員たちは、一人の語り部を中心に過去にあったとされる『中央道伝説』なるものに耳を傾けていた。
物語が進行していくにつれリスナーも増え、物語自体も複雑な展開を迎える。
そして『中央道伝説』が終えんを迎えたとき、謎の通行券が再び騒動を巻き起こす。
終わったはずの中央道伝説は、『風切りびと外伝』へと第二の語りに発展する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-10 07:00:00
207782文字
会話率:24%
退屈な授業を、誰もが何の疑問も抱かずに真面目に聞く中で
一人の少年は、宇宙人と話しをしている。
その宇宙人は、少年に世界中の時間を10分間だけ止めることを約束する。
「なぜ、宇宙人がそんな馬鹿げた事をしに僕の所に」と、疑う少年に
宇宙人は
、「宇宙を基準に考えれば、お前達の学校や会社
それに朝起きて、夜に寝る行為こそ馬鹿げていて、何の利益にもならない
事なんだぞ!!」の一言により納得させてしまう。
そして、宇宙人により実際の時間は、止められてしまう。
しかし、止められた『時間』とは『時間』そのものであり、
『10分間』という『時』そのものも止まってしまう。
はたして、永久に10分間という、時を刻む事は、無いのだろうか・・?
実は、日本国家では、現代の歪んだ教育機関により育て上げられた
無機質で感情を持たない、学生達に将来の不安を抱き
莫大な資金を投じ、全国の学校に、このプロジェクトを
要請したのであった。
少年は、このプロジェクトによりテストされたのだ。
テストは万事合格だった。想像力、感受性、猜疑心等あらゆる面で
人間が忘れてしまったはずの感情を持ち合わせていた。
全ては、国家レベルで計画された出来事であったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-19 15:34:47
2056文字
会話率:29%
大事なペットがくれた最期の時間は、とても不思議なものだった。
子どもの頃から飼っていた金魚が亡くなった主人公のお話です。苦手な方はご注意ください。
※大学の時に部誌に載せたものの転載です。
キーワード:
最終更新:2014-04-26 00:55:46
5066文字
会話率:39%
その男は、待っている。
その女は、話している。
その男は、急いでいる。
その男は、知っている。
その時間は、1時27分。
最終更新:2014-04-12 20:00:52
4875文字
会話率:72%
音楽プレイヤーをランダム再生にしていたら、電車の乗り換えの待ち時間と、ある一曲の再生時間がちょうど重なった。
曲の終わりに表示されていた時間は、五分二十四秒だった。
ある雨の日、遅延する電車を待っていた。
そしてその日から、その五分二十四秒
を見知らぬ女の子と共有することになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-28 18:37:12
4856文字
会話率:26%
人は何を考え何を思うのか
あの時あの瞬間
あなたは何を考えていたか
思い出せますか?
思考とは人間がもつ大切な力です。
思い考え、人は成長します。
嬉しい楽しい等の良い出来事
悲しい苦しい等の悪い出来事
人には思考を育てるにあたっては
どちらも大切で重要な出来事です。
誰もが辛いのは一瞬が良くて
幸せな時間は、長く続いてほしいと願う。
雛の詩-Poem-では
日常で感じれる気持ちを言葉にします。
幸せな瞬間 苦しい瞬間を
雛の言葉で表します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-21 23:00:00
207文字
会話率:0%
貴方に逢えない時間は、どうして永く感じるのだろう…
最終更新:2014-01-27 13:45:57
374文字
会話率:100%
数多存在する皇帝の異母きょうだいのひとりを母に持つ栞如(かんにょ)。
過去のある出来事から目立つことを極端に嫌う彼女の唯一の楽しみは、皇帝たる伯父から気まぐれに与えられた宮殿の一角の小ぢんまりとした房室で、ひとりひっそりと書を読むこと。
そ
して、その何ものにも代えがたい安寧の時間は、いつも決まって毛嫌いしている従弟の皇太子・千(せん)によって、悉く邪魔されるのであった。
※自サイト掲載作品
※H27.10.25現在~:次話更新の目途がないため、完結済みとさせていただきます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-04 00:28:23
16746文字
会話率:26%
平和は崩れる。シャボン玉のように。
学級委員長で文学少女の白井月乃は街の総合病院の医院長の息子、高橋迅の幼馴染。高橋迅は月乃に恋心を抱いていた。そんなある日、発明好き、実験好きのクラスメイトの科学少年北岡裕也に理科室で出会う。裕也は言う。「
明日も来てくれ」と。
それに嫉妬し、裕也を恨んだ迅は病院から持ってきたHIV患者の血液を裕也の弁当に混入し……。
憎しみと嫉妬、愛が渦巻き、混沌が産まれる。少年と少女達の時間は、螺旋を描いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-06 21:05:14
20934文字
会話率:52%