統合失調症と診断をうけた真田は、ショックを受けてビルの上に行って、飛び降りようとする。そこを居合わせた女性に止められ、思いとどまる。
真田は、その女性に、自殺しようとするに至ったいきさつを話す。
話を聞いて、真田を信用した女は、屋上で
手持ち花火をやる。それに、元気づけられた真田は、病気を認めて医者に行く決意をする。
(北日本文学賞第一次選考落選作)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-30 07:45:03
10038文字
会話率:44%
溶接工として働いていた角見修次。
親の仕事を受け継ぐために修行をしていたのだが、流れる日々の中で確かな実感を得ることが不十分になっていた。
当初、自信喪失のためだと思い込んでいたのだが、やがて引きこもるようになり両親の進めもあって心療内科に
訪れた。
診断結果は統合失調症の疑いがあるということであった。
彼は自宅と通院との日々にやがて世界の収縮と終わりを感じ始め、
いつしか収縮の終わりは点となり、消え行くことだろう。と考え始める。
修次は想像した。自身の自殺現場を。
首をつるロープを用意し、両親に宛ててのメモ書きを用意し、さっそく事にあたる風景……
すると修次は涙が溢れていることに気づいた。一体、何に対しての涙なのか彼にはわからない。その涙は想像よりも大きく流れ落ち一瞬にして海となり修次を包み込んだ。
修次は釣り人、順平によって釣り上げられた。
気づけばいつか修次は海で溺れていて、自室ではない別の空間におり、その場所は空に大きな月が浮かんでいる場所であった。
彼の人生はこうしてまた広がりをみせた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-03 00:03:10
293文字
会話率:0%
26才「わたし」の人生を綴っていきます。
フィクションだかノンフィクションだか、分かりません。
ノンフィクションでも大袈裟に書いているかもしれません。
気持ちが明るくなるような小説ではないです。
悲しみに寄り添いたいとき、見てください。
最終更新:2014-10-20 13:47:52
2813文字
会話率:4%
彼の部屋には、モダンな見た目に合わず高齢な時計がある。しかし、とっくの昔に時に置いてけぼりにされたそれは、ただのインテリアでしかなかった。その「はじまり」の日、彼は自己嫌悪激しく部屋に帰ってきた。
最終更新:2014-10-13 15:36:50
6674文字
会話率:24%
ある日少年は夢を見た。
少年は機械の装置の中に居て、現実はすべてその装置で作られるバーチャルだった。
少年がその現実で一生を終えると、装置の中から出てまた装置の中で別の現実を体験する。
そして少年は大人になった。
大人になった少年は悲惨な
人生を歩んでいた。
ある時から大人になった少年の身の回りで不思議なことが起こり始めた。
現実とは、世界とは。真実に迫る世にも奇妙な短編小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-15 22:21:54
2797文字
会話率:0%
初投稿。
私は精神を病んでいた。統合失調症だった。
或る真夜中、部屋の呼び鈴が鳴った。覗き穴からのぞいたが誰もいない。
妙に思っていると、南側の窓のシャッターが音を立てて閉まった。
開けようとしたがびくともしない。
玄関から出ようとしたが
、ロックが解除できない。
どうやら、この部屋に閉じ込められてしまったようだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-06 14:11:31
13202文字
会話率:4%
重複投稿。
引っ越し当日、私は父と南側の大きな窓から荷物を運び入れた。初夏ののどかな昼下がりであった。一〇二号室の隣人の中年男性が網戸越しに私を睨みつけていたから、会釈したが、彼はそれに応えず、大きな音を立てて、アルミサッシの窓を閉めた。
父が帰った後で、荷物の整理をしていたら、南のアルミサッシを蹴るような大きな音がした。私が窓を開けると一〇二号室の男だった。咄嗟に私は、
「あ、こんにちは」と言うと、
「こんにちは、じゃねえ。馬鹿野郎」
「あの何か」
「人の車、キズものにしておいて、挨拶もなしか」
「キズものになんかしていませんよ」
「荷物ぶつけたじゃねえか」
「ぶつけていませんよ」
「じゃあこれは何だ」
私は近くに寄って見たが、そこには傷らしきものは何一つ付いていなかった。
「何も付いていませんが」
「馬鹿野郎、俺がさっき磨いただ。今度やりやがったらただじゃおかねえからな」
「……」
それから三日ばかり経って、夕食の後、静かに読書をしていると、一〇二号室から壁を殴ったような物凄い音が聞こえた。隣人が腹を立てているのは判ったが、何に腹を立てているのかは、判らなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-09 03:33:42
3832文字
会話率:30%
大学の法学部を卒業した、晴信。国家試験の受験。
最終更新:2014-03-05 19:29:53
2261文字
会話率:2%
今から15年前に統合失調症と言う病気にかかった奮闘記であります。
最終更新:2014-01-18 17:00:00
24284文字
会話率:0%
何気ない空間。
何気ない時間。
いつものバカ騒ぎ。
いつかの日に続く。
いつまでも続いて行く日々。
それが、ぼくらの明日。
果てしない、ぼくらの明日。
最終更新:2014-01-14 20:17:45
3158文字
会話率:20%
「統合失調症」でも諦めず。いつの日にか快癒を信じて。
最終更新:2012-03-11 13:28:27
211文字
会話率:0%
「ですとろーい」
アスペなのか統合失調症なのか記憶するという事が出来ないイトウ・エリヤ(通称エリー)は同じ日にバイト先の年上の後輩の女の人と学校で仲良くなった女の子に告白して二人からOKを貰ってしまう。最初はビビったが「ライフ2」と逆に喜び
、このままいくことを決めるが人生はGTAやエロゲのようにはいかなかった。エリーのハチャメチャな生活が始まる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-02 05:33:53
1662文字
会話率:8%
札幌市の近隣に位置する北国市役所。主人公の木村有子は、入庁五年目で初の人事異動を迎えた。事務処理は得意だが、人間を相手にする仕事には強い苦手意識を有する彼女に示された異動先は、なんと市役所職員の誰もが行きたがらない「保護課」だった。
生
活保護受給者(ケース)に対して、様々な指導やケアを行わなくてはならない保護課。係員はケースワーカーと呼ばれている。
アルコール依存症を始めとする様々な依存症や、鬱病、統合失調症などの精神疾患のケースが巻き起こす色々な事件。更に偽装離婚、車両運転、無届稼働などの違反が横行する現場。ネグレクト、DV、発達障害…困難な問題がうずまく。やくざまがいの人間もやってくる。
有子がそこで出会ったのは、単なる経済的困窮者ではなく、それぞれの事情で、家族や近隣とのコミュニティから疎外された人々だった。
ケースワーカーの仕事は、有子が予想していた経済的支援にとどまらず、本来ならば扶養義務者が果たすべきことまで要求される。遺体の身元確認や遺骨拾いまで。相手がケースだというそれだけで、ケースワーカーには何でも押しつけられる。…いいのだろうか、生活保護はこんな制度で?…戸惑う有子。
不正受給が明らかになるたびにマスコミから糾弾され、一方で水際作戦(生活保護を申請に来た人に対し色々難癖をつけて申請書を渡さないこと)により生活保護を受給できずに餓死者が出るたびに糾弾される保護課。
マスコミや世論は振り子のように大きく揺れる。しかし、マスコミにも市民にも保護課の職員の日常やケースの実態、生活保護制度そのものが正しく理解されているとは思われない。また、議員からの横やりも入る。
それらを全て受けながらも、係長や先輩たちは、ひたすらケースワークに励む。ケースの最低生活の保障と自立助長のために。
新人の有子と、彼女を優しく育て上げる女性係長の柏木。そして、有子にぞっこんだが、上手く心を伝えられない先輩の北村。同僚たち。チームで頑張る保護課西部保護係の面々の活躍と、有子の成長、そして北村との不器用な恋愛を描いたお仕事小説。これを読めば、ついでに現行の生活保護制度の実情とそれがいかに機能不全に陥っているかが分かります。
なお、本作はフィクションであり、実在するいかなる団体、人物とも関係はありません。しかし、作者はケースワーカー四年、係長四年経験者です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-11 17:20:47
155809文字
会話率:39%
此処は東京。廻る廻るメランコリー…
ある青年が様々な女性と恋に落ちる。
その度に事件は起きていく。
衝撃的で皮肉な結末は他に類を見ない物語…
最終更新:2013-04-20 15:26:07
54010文字
会話率:80%
精神疾患と集団ストーカーについて
最終更新:2013-01-14 21:09:11
1031文字
会話率:8%
統合失調症の自分とその不可思議さを体験した者の怖さ
最終更新:2012-11-14 13:50:43
1144文字
会話率:0%
ひきこもり脱出のため職業訓練に通い、そこの女にほれ、振られ、自殺未遂してしまうまでの語り。
最終更新:2012-10-06 00:57:22
1957文字
会話率:11%
正直なあたしの気持ち。
最終更新:2012-06-05 19:57:15
326文字
会話率:0%
半分くらいノンフィクションの統合失調症患者の話。
最終更新:2012-02-06 13:53:47
4179文字
会話率:45%
直木賞作家の俺は恋人の文が仕事の都合などで会えない土曜日などは、街の掛かり付けの病院に電話を掛けていた。月に一度通院する以外に、電話相談などを利用することがある。持病の統合失調症と軽めの欝で悩んでいて、心が疲れてしまっていたのが本音だったし
、精神病の患者なのでちゃんと相談しないと大変なことになる。文はこの街では病院関係者以外の唯一の理解者で、ずっと付き合い続けていたのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-28 11:39:10
3160文字
会話率:44%
ある日から、皆の悪口が幻聴として聞こえて来るようになった”私”。統合失調症と診断を受けて、仕事も辞めなければならなくなった。が、母親や医者の助けでなんとか病気は克服できそうに思えた。しかし、そんな頃に母親が殺されてしまって……
最終更新:2011-10-02 13:46:32
19097文字
会話率:34%
古い友達とのメールのやり取りなど。統合失調症
最終更新:2011-08-18 13:48:59
2405文字
会話率:49%