その少年には夢があった。誰よりも熱く心に決めた夢だ。少年のミールは世界に隠された真実があることも知らず、ただ純粋に「英雄になりたい」と願っていた。子供の夢と笑われた、純粋なたった一つの願いが世界を変えていくとも知らずに……
その魔王には
願いがあった。たった一つの小さな光が世界を救う。それは数多の試練、幾多の犠牲の先にある結末だと知ってなお、届かぬ場所から願い続ける。
無様にも、我武者羅に。願わくば、この英雄譚が悲劇で幕を閉じぬようにと。
「それでも、僕は英雄になるんだ」
「そっか。じゃあ、道を拓こうじゃないか。君の目指す、英雄への道を――」
消え去った歴史の中から再び、魔王は目を覚ます。一人の少女と世界を犠牲にした、簒奪の魔王は彼らを助けるために破滅を選ぶ。
「永遠、永劫、消えた歴史からボクは何度でも目を覚まそう。さあ――」
それはきっと、小さな光を放つ穢れ無き英雄を見守るために。
「君の英雄譚を始めようじゃないか!」
これは一人の少年が世界を救うまでを描いた英雄譚である。
※ツギクル様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-01 21:20:26
107080文字
会話率:37%
「じゃあ、また」
それがキミと交わした、最後の言葉だった。
最後の最後まで、たった二文字が口に出せなかった。
後悔しても、しきれなかった。
願わくば、もう一度。そう願わない日はなかった。
だけど……。
まさか、あんな
形で再会することになろうとは、思ってもいなかった。
「……っていうあらすじにしたら、ちょっと良さげな作品に見えないかな、北上くん?」
「いやまあ、確かに間違ったことは言ってないけど! でも誤解を招くような言い回しはやめようか、久慈さん!」
「えー? いいと思ったんだけどなー」
「あらすじで嘘ついたらダメだよ! ……えー、この作品はギャグ成分多めの脱出ゲーム型小説です。基本情報、アイテムリストなどを頼りに、謎解きに挑戦しながら読んでみてください。間違っても上記のようなシリアス系作品ではないのでご注意を」
「ちなみに、私は一切謎を解かないよ!」
「確かにそうだけど、堂々と言うことじゃない!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-18 18:00:00
58502文字
会話率:62%
タイトルの通り、「評価を依頼する行為は利用規約違反」かどうかについて調べていて思ったことです。
サクッと読んでいただければと。
それで願わくばメッセージ等いただければ、と思っています。
最終更新:2018-06-11 15:34:37
1085文字
会話率:4%
1978年、世に蔓延る事になった私が体験する苦しくも苦しくも楽しい『願わくば叶う!』を題材にした、
ノンフィクション&ヒューマンストーリーです!
過去は戻りません。良くも悪くも過去の出来事はこれから進む時間の人生に役に立つのです。
ムダ
な出来事なんてなにもない!人生は時に必然に、時に運命的なのです!!
なんで生きてるんだろう?なんで苦しいんだろう?なんで楽しいんだろう?
この世で大脳が発達した人間しか思わない事なのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-29 02:11:12
3234文字
会話率:4%
主人公尾(お)鎌(かま)ミズキは、父の仕事柄転校が多い生活をしていた。高校一年生の冬、黒光山高校への転校が決まったミズキは、父の書類ミスにより、学校に新設された男女(オカマ)クラスへの所属が決まってしまう。
黒光山高校は年々増えるオカ
マの需要に応えるべく、教育改革と称して校舎に新たなクラス――男女クラスを取り入れた学校である。校舎はA、B、C棟という三つの棟に分かれており、教育改革に伴ってそれぞれ男子、オカマ、女子専用の棟として機能している。
男女クラスを仕切るラ・フランスというオカマに引きずられて、嫌々ながらも男女クラスに入れられるミズキ。そこで彼は自分と同じ学ランを着た男装女子である鳥換(とりかえ)スイレンに出会う。気が動転していたミズキはスイレンが男であると勘違いしてしまう。加えて、スイレンはミズキが自分と同じ男装女子であると誤解してしまう――。
果たしてミズキは誤解を解くことが出来るのか、そして、平和な学園生活を送る事が出来るのか――。
数年前にMF文庫Jに投稿し、二次選考落ちした作品をそのままコピペしています。誰にも読まれず終わるくらいならここで供養しよう、そんな軽い気持ちで更新を続けていきますので、空いた時間にちらっと目を通して頂けると有り難いです。
そして願わくば、読者にささやかな癒やしがあらんことを。
<毎週月木、午前零時に更新する予定です>
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-07 00:00:00
105109文字
会話率:55%
終業式の日、中学生である九重拓斗は豪雨の中青髪の少女ルクナと出会い、彼女が探していた櫻井雪風の家に向かう。
そこで、二つの並行世界が混ざり合って消滅してしまう衝界が起こり、拓斗はそれと同時に世界を救う覚醒者の力に目覚める。その次の日、
拓斗はルクナ、櫻井とルクナが元いた魔導界へ行こうとするが、その儀式の途中で境界の力の欠片である屑が現れ邪魔されてしまう。
異空間に迷い込んだ拓斗と櫻井は気絶してしまい、ルクナはそこで出会った啼国司に殺され、蘇生された後魔導界の日陰の森に二人と共に飛ばされてしまう――。
大分前に何らかのライトノベル大賞に投稿し、三次選考落ちした作品をそのままコピペしています。誰にも読まれず終わるくらいならここで供養しよう、そんな軽い気持ちで更新を続けていきますので、空いた時間にちらっと目を通して頂けると有り難いです。作品自体は五年以上前のものですので、稚拙で中二病な文章が目立ちますが、生暖かい目で見てやってください。
そして願わくば、読者にささやかな癒やしがあらんことを。
<毎週火金、午前零時に更新する予定です>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-01 00:00:00
108567文字
会話率:48%
こんなに好きだって言ってるのに、どうしてキスしてくれないの? ソフィは保護者のアランが好き好き大好きだが、子ども扱いされて恋が実らない。伯父と姪? そんなの関係ないというソフィの押しの強さに引いてしまうアランだが、簡単にソフィの恋心を受け入
れられるはずもなく。そもそもアランはソフィの家族を殺した軍隊に属していたのだから。偽りの姪っ子にふりまわされるおじさんの話です。
※『願わくば、いつまでもこのままで』の連載版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-07 01:06:56
101043文字
会話率:38%
辺境伯一族の生き残りであるソフィは、アランに命を救われた。
そして保護者として育ててくれたアランのことを一途に慕っている。年の離れたソフィにふりまわされる、元軍人であるアラン。おっさんと少女の恋愛物語である日常風景の一コマ。
最終更新:2017-08-01 23:34:50
4476文字
会話率:28%
最強魔導師が、千年後の世界で目を覚ます。
スローライフを送りたい(願望)が、次々と起きる事件に巻き込まれる。
果たして、スローライフを遅れるのだろうか?
最終更新:2018-03-31 00:00:00
303文字
会話率:0%
願わくば、この世界の終わりで。
最終更新:2018-03-04 09:54:09
861文字
会話率:3%
願わくば、その道の先に。
最終更新:2018-01-11 16:58:58
1271文字
会話率:2%
可愛い君が、大好きだ。
素敵な君が、大嫌いだ。
最終更新:2018-02-21 20:10:20
2505文字
会話率:30%
私は温もりが欲しかった。
いつまでも変わらなく冷たい氷の私。
願わくば貴方の温もりで包んで欲しい。
ーーねぇ、ひとつだけ願いを聞いてくれる?
最終更新:2018-02-09 21:00:00
2786文字
会話率:18%
初めて書きました。
40分ほどで書いたのでクオリティなど、アレなとこが多いと思いますが、是非読んでみてください。
最終更新:2018-01-18 00:28:37
975文字
会話率:5%
数学の計算複雑性理論をテーマとしたSF物語です。30年かけて筆者が解いた独自理論の検証も兼ねていて、筆者の集大成となることを祈って書き進めたいと思います。そのため、柱となる独自理論が崩壊すると物語はあらぬ方向に向かう可能性もあり、現時点では
筋書きも書けない状態です。最近やや話題の量子コンピュータとの違いなども織り交ぜながら、2万字~3万字を1話区切りとした連載にしたいと思いますのでよろしくお願いします。尚、物語の中に筆者の経験や体験のアレンジが若干含まれています。独自理論(アルゴリズム)を文章だけで表現することは難しく、願わくば行間を埋めて読んでくださることを祈ります。ようやく第1話を書き終えました。第2話に突入したいと思います。*ご注意ください:計算複雑性理論以外の技術や理論は全く根拠の薄いものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-30 04:01:10
35349文字
会話率:59%
ホムンクルスへ。
私はこの世界の不可思議な状況「勇者システム」に気が付いてしまった。
この世界にいるものは例外なくこの現象に違和感を持たないというのに。
勇者が部屋のタンスを開けても何も言わない。
勇者のパーティーに属す者のみ死んでも復
活する。
何故かダンジョンには勇者の為の宝箱が存在する。
書いてしまえばキリがない。
君は生まれてからすぐにこの事に疑問を抱くだろう。
願わくばこのシステムを作成した何者かに一矢報いて貰いたい。
君には私の代わりにこの世界で研究者エリオットとして生活してもらう事になる。
願わくばこの輪廻の世界から皆を解き放って欲しい。
全部5話です。
※100連~書き直しの為、登場人物エリオット教授の番外編となります。
※短編です。
※最後の1話以外は他作品関係なく、問題なく楽しめるはず…です。違ったらすみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-13 18:00:00
12164文字
会話率:61%
これは20代後半の中の下の男が、幼少期の現在、数年前の現在、本日の現在、あるかもしれない現在をどう過ごすか書き記すことで、その男の人生の進捗度の比較を測るための表である。記憶力が減ろうが金銭的に衰退しようが元気が減衰しようが、いかなる変化も
進捗である。1992年から後のあらゆる一日を日記形式で抜粋する。
人生どうなるかわからないがしかし、進捗の先はスポンジのごとく何か軽いものをうず高く積み上げた重さに潰れる圧死だ。少しでも多く書き、読み返し、願わくばその密度を上げることができますよう、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-21 03:15:46
1459文字
会話率:0%
小学生の頃、我々は何を思っていただろうか。願わくば人気者、つまりはクラスの権力者になりたかったはずだ。彼の時代こそが最も権力闘争に明け暮れた時期である。
最終更新:2017-09-21 08:55:29
2141文字
会話率:0%
木枯 雅人【こがらし まさと】は死んだ。人であるところの彼は死を迎えた。
……いや、正確には殺された。
誰に。悪魔殺しに——ある種の神に。
その後、彼は死後の世界で神と出会う。それは、それとなく、どことなく。また、そこはかとなく運命的な
出会いであったりする。
——彼は神と契りを交わした。
幼くしてこの世を去った妹を蘇らせるため。
一方、神の願いとは依頼であった。
春夏冬 雅【あきなし みやび】。悪魔保持者であるところの彼女を救うこと。彼女の心に宿る悪魔を——殺すこと。
故に、彼は——木枯 雅人は、二度目の人生を歩む。
これは神と悪魔と人の物語。
笑えないヒロインと、お人好し主人公の、幸せな日常を求める物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-20 15:46:04
17325文字
会話率:37%
あの日、全てを失った。
名すら忘れられた国の皇女は、行方の知れぬ仇敵の姿を追い求める。あの日の問いに、答えるために。
仲間を得、友を得、かけがえの無いものを手にしながら。
―――願わくばこの旅路の果てに。
確かな意味が見出せるように。
最終更新:2017-08-04 23:31:36
905文字
会話率:13%
詩です! ちょっと不毛だなー、という現代詩のサイトを見っけてしまったので、そこから着想を得ています。願わくば森羅万象に慈悲の心、いきわたらんことを。
最終更新:2017-05-28 18:56:11
431文字
会話率:0%
『パルース』、通称沼の街。この世界では一番と評される歓楽街。酒と女の集積場とさえ言われるこの街でも、様々な人が生きている。
これは、そんな人々の物語。英雄は不在、魔王も不在。
ただ過ぎ行く街の日常の中で巻き起こる、ちょっとした出来事を書き連
ねていくだけ。
願わくばこの熱くて甘い底なし沼に、貴方も沈まんことを――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-05 20:41:44
13168文字
会話率:19%
はじめまして、Miyuと申します。
この話は、性的虐待を受けて育った私の実体験を書き連ねたものです。
けして気持ちのいい話ではありませんし、ただの実録です。
私自身恐怖心は消えておらず、今でもキーボードを打つ手が震えてしまうほどなのですが
、『なかったことにしたくない』その思いで書いております。
願わくば、私の体験が誰かの為になりますように…。
[この作品は、エブリスタ・カクヨムでも重複投稿しております]
R15用に編集しておりますので、直接的な表現は重複投稿先より少なめにしております。
◆ 追記 ◆
閲覧していただきありがとうございます!
多くの作品の中から私の作品を見つけていただき、更に読んでくださる皆様に感謝の気持ちがいっぱいです。
優しいお言葉や応援ひとつひとつを拝見させていただき、胸が暖かくなる思いと、弱虫な私に書くことの勇気が湧いてきます。
文章力や語彙力が足りず読みにくい所もあるでしょうが、これからも頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-30 14:22:49
52197文字
会話率:9%