神保町を奔る靖国通りを北東に折れた坂の上には、『鬼霖堂書房』という屋号の古本屋があった。そこには、童遊麒助(おになしきすけ)という雅号(ペンネーム)の一風変わった風貌をした古本屋の亭主兼小説家がおり、出版編集の仕事で古本屋を訪れることにな
った簑辺熾朗は、そこで“鬼”に関する逸話や出自などの伝承譚を知ることとなる……
「――小生は、愚図で愚鈍な冴えない古本屋の亭主です」
これは人が“鬼”と呼ばれる存在を語り知る論考物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-28 15:40:27
29419文字
会話率:49%
幼い頃、彼女は母親に殺されそうになったことがある。
そこから救い出され、教育を施され、彼女の野心は大きく育っていった。はじめに彼女を養ってくれた商人の、「お前は玉座より価値がある」言葉を信じて、玉座の隣で玉座より輝くことを夢見てきた。
愚鈍
な王は殺され、王をかどわかしたかどで彼女の部屋は反乱者に囲まれる。最期の時を覚悟しながら、彼女はいつくしんできた侍女とともに、自らの過去を思い出していた。
死神シリーズ作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-15 18:41:47
7320文字
会話率:28%
矛盾することは当たり前なので何も不思議なことではないはずなのだが、適応させるには愚鈍な生き物である。
最終更新:2012-03-06 06:52:33
2069文字
会話率:0%
自らの運命を悟る為に箱庭を回遊する、愚鈍で愉快な超能力者の話。
最終更新:2011-12-16 00:27:44
5006文字
会話率:12%
あの女は嫁。私は姑。
最終更新:2011-01-09 15:00:00
1926文字
会話率:34%
カチカチ山に住む、独りぼっちのタヌキ。タヌキの楽しみは満月の夜に月を眺めること。そこには大好きなウサギの姿がありました。ある満月の夜、タヌキは真っ白の美しい本物のウサギに出会います。タヌキは山の麓に住むおばあさんにやさしくしたのを、お月様が
見ていてくれてご褒美に本物のウサギの友達に引き合わせてくれたのだと思うのですが……実はこの兎はとんでもないウサギだったのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-01 10:48:16
66926文字
会話率:38%
仙人、道士が住まう仙人界、蓬莱島。そこに、一人の一風変わった、若い仙人がいた。だらだらしなが日々を過ごし、宴会が大好きで、師匠の言いつけも守らず、自分の好き勝手に生き、唯我独尊、おおよそ、仙人らしくない仙人であった。だが、その実際は・・・。
ぐーたら愚鈍仙人とその仲間達が繰り広げるどたばた(?)ラブコメ!第二部スタート!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-13 00:10:30
278080文字
会話率:77%