ある日帰宅すると、自宅の郵便受けに謎の封筒が投函されていた。差出人の名も、切手すら貼られていないそれには、数字だけが書かれたものと、やけに気障な文が書かれた、二枚の便箋が入っており……。
最終更新:2016-06-08 02:16:20
6362文字
会話率:36%
普通の女の子17才の多美はラーメン店“麺込湖(めこめこ)”でバイトをしていた。
ある日、6億円の小切手を渡そうするイケメンが突然現れた。大金を手にしたことがきっかけで、欲と権力に渦巻く“闇の世界”へ巻き込まれてく少女。彼女の人生はすっかり
変わってしまう・・・・。
が、それも時の流れにストレスをかけないよう、“タイム・ループ”という果てしない繰り返しにより、少しずつ過去を変化させながら“修復“すなわち“人生のやり直し”をする過程の一環だったのだ。
誰にも気づかれず、少しずつ彼女の人生は良い方向へ変化していたはずだったのだが・・・・。
彼女の“ループ”した(繰り返した)人生の中で、科学の天才ケンが彼女の息子として生まれる。彼もまた闇の世界に引き込まれるが、彼が開発した技術“タイム・ループ”を使い、ふたりは“人生の岐路”であるラーメン店“麺込湖(めこめこ)”に戻って、ふたりの人生の修復を始める。
ふたりの動きにいつしか気がついた者がいた。
それは悪の仲間たちからは“闇の総統”と言われた羅微(らび)だった。
世界の歴史さえ変えられるその技術を盗もうと、羅微の放ったエージェントがふたりに忍び寄る・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-17 12:12:15
11321文字
会話率:20%
聖シオンは第二の州都マーセル、
その北東に位置する軍事訓練校イーギスグランカレッジ、
通称イーギスにノエルは編入した。
そこは今は亡き聖人の意思により、
有形無形の脅威から人々を守るべく設立された魔術防衛に特化した大学だ。
入学試験ギリギ
リ合格に肝を冷やしながら、
希望を胸に入学を果たすも、
そこで直面したのは名門ゆえの不穏な選民思想で
一筋縄ではいかない問題児は変な方向に根性がねじ曲がったやつらばかり。
たまにいる優しい先輩や大切な友人の存在に心癒されるものの、
自分を目掛けて時折どこかから飛んでくる流れ弾もまた一切手加減がない。
だが、振り回されては仕返しとばかりに、こっちは倍返しかそれ以上で振り回すのはノエルの流儀だ。
やられっ放しで済ますなど彼女の辞書にはない。
そんな彼女は剣こそ使えるが生まれつき魔法の才能はなく、特技と言えるかどうか微妙なのは、意表を突いた頭突きとか兄譲りの啖呵切りなど。
さらにノエルを取り巻く問題も学内だけに止まらず、
否応なく事件に巻き込まれては全身で一喜一憂する日々。
独力で解決できるものもあれば、深謀遠慮渦巻く企みまで一通り揃っており、文字通りトラブルを選べるわけもなく。
様々な出会いを通じて成長していくが、だからといって困難から解放されるわけもなく、もう駄目だと倒れそうになる度に七つ年の離れた幼馴染たちに支えられ、元気だけが取り柄だったノエルは次第にイーギスグランカレッジ剣術科所属の名に恥じぬ自分だけの存在意義を見出していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-09 22:45:02
294416文字
会話率:30%
僕は貴女からの手紙に返信を書きました。
今切手を貼ったところです
キーワード:
最終更新:2016-02-09 21:27:59
777文字
会話率:0%
とあるアパート、神在解(かみあり かい)のポストに悩みが書かれた手紙が届く。
宛先、差出人、消印も切手もない、届くはずのない手紙が忽然と現れる。
これは、不思議なポストと手紙による物語。
最終更新:2015-05-28 12:37:00
1129文字
会話率:0%
一匹狼の金融業者「金木」。
今日も闇金流の取立ての為に高円寺に舞い降りた彼に、思わぬ運命を提示したのは、今はもうない高円寺の平和劇場だった。
最終更新:2015-03-24 15:22:21
4555文字
会話率:0%
ある日届いた、一通の封筒。淡白な文面と、淡い恋心の物語。
最終更新:2015-03-08 11:24:19
1630文字
会話率:9%
二色八千の人生初の宝くじは大当たりであった。唐突に3億円もの小切手を手に握ることとなった彼は、興奮も覚め、小切手を落としてしまわないかと頭を抱え始める。そんな八千にそのメールは届いた。
『おめでとうございます、当選者二色八千様。あなたは今
期234人目の勇者候補生に選ばれました。詳細は現地にてお話いたしますので、30秒後の転移まで今しばらくお待ちください』
勇者候補生? 転移? どんな厨二メールだよ!
訳のわからないメールを見てそう思った八千だったが、次の瞬間には突然足元に現れた魔法陣の光に包まれ意識を失ってしまう。
――そして、目を覚ました時、彼は大草原の只中にいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-04 06:11:55
894文字
会話率:36%
多くの人間の理想、空想、幻想、妄想が次第に大きくなり創られたもうひとつの世界――幻夢界。
その中のとある国の王家の子は、訳あって世間の嫌われもの。〝普通になりたい〟と願うが叶うはずもなく。
だからこそ、自分のようになってほしくない。
そんな
想いを胸に日々を送っている。
学校の進級試験が近付く中、勉強に一切手をつけていないにも関わらず、新たに出来上がった遊園地に足を運ぶ。そこには喜ぶ者と哀しむ者、そして過去の過ち。数少ない仲間と共に〝誰もが幸せになる方法〟を探し始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-30 13:46:37
3220文字
会話率:46%
とある、宇城輿(うきよ)学園女子寮で展開される、謎と愛に満ちた(どこがだ!?)お話。
酔った勢いで、とあるお方にお題を請求しましたところ、
・同じ部活の先輩と後輩の設定。
・キーワードは 『足音 』『ベランダ 』『喉』『切手』『昼寝』
。
と言う言葉を何処かに必ず入れて、なにがしかの話を書く、と
言うのはどうでしょう?
・年齢や主人公の性別、ジャンルは問いません。
というのを頂きました。その返礼でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-18 00:59:50
19519文字
会話率:54%
「そんな大袈裟な。たかが切手が、なんで地球の命運を左右するんです? からかうのもいい加減にして下さいよ」
「お言葉ですが、あなたをからかって私に何のメリットがあるんです? これだから自意識過剰の地球人は困るんですよねえ」
禁断の異文化交流を
破った一通の手紙。
大家さんとして君臨した猫耳メイドの彼女は、果たして地球存亡の危機を救う気があるのか? 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-07 16:00:00
140768文字
会話率:62%
甘い笑顔に誘われたかのように、蝶が舞う…
私は、その姿を見ながら、蜜蜂に成り済ます
花屋で働く男性に恋をした女性は、彼の過去など知らずに傍にいる決意をするが、男性は一切手出しをしようとはしなかった。
亡くなった人を思い出しながら、毎日を
過ごしていた花屋の店主
恋をした女性は、いつか自分の方を振り向いてくれると信じ、男性の傍で寄り添い、生きていく…
※この作品は、私がiのべるというサイトで書いていた作品を、自分なりにアレンジした作品です。
内容は多少変化しています。
iのべる版タイトル「勿忘草」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-15 20:35:31
43904文字
会話率:20%
九月の下旬、M市内にある民自党衆院議員の佐藤研一郎の地元事務所に、東京地検特捜部の家宅捜索が入った。捜査班のチーフの皆木が陣頭指揮を執り、特捜の一員である俺も捜査に加わってガサ入れする。佐藤は二年後の二〇一五年に市内に建設が予定されていたレ
ジャーランド着工の便宜を図る見返りとして、ゼネコンの古谷工業から二億の金を小切手で受け取った疑いが持たれていた。俺たち特捜は捜索のため、動き続けていたのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-26 14:20:48
2472文字
会話率:56%
【庵野喜代美様
今年は雨も少なく、過ごし難い暑さが続いておりますが、お加減は如何ですか。以前頂いたお手紙では、寒さから体調を崩されたとありました。私の筆不精から、お返事が大変遅くなってしまって、本当に申し訳ない。】
祖母が亡くなってから、半
月後に届いた手紙には、親しげな文体で昔を懐かしむ言葉が綴られていた。それも、祖母の旧姓宛に。黄ばんだ封筒に貼られた切手は、随分と古いもののように見えたけど、昔の切手をコレクションするような人もいるのだから、あまり不思議には思わないようにしよう。そう、私は自分に言い聞かせていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 10:06:19
19675文字
会話率:47%
いつの間にかポストに届けられている謎の手紙。
誰かのイタズラなのかハタマタ本当にあの「とら」が出しているのか
封筒に残されているのは汚れた猫の手跡。切手は見たことも無い珍しい柄、押されたスタンプの読めない文字。
とらよ、君は今何処。
最終更新:2012-10-05 14:34:15
4725文字
会話率:1%
切手を体に貼って移動するいうイメージから思いつきました。若干のグロ描写もありますので苦手な方はお気をつけ下さい。
最終更新:2012-09-30 03:54:52
3648文字
会話率:50%
切手のオークションの話。
最終更新:2012-08-17 01:26:51
1001文字
会話率:19%
現代日本を舞台とする似非日常系。十年ほど昔に書いてお蔵入りにした作品が見つかったので、単なる供養に留まらず当時の自分の実力を計る意味も籠めて、ルビの操作以外、一切手を加えることなく試験的に公開。
自分が超能力を持っていることを知られたら
酷い目に遭わされると信じている大学生、真田宗助は、怪しい隣人達を「超能力者を監視、弾圧する政府の秘密機関」の構成員ではないかと疑いながら日々を過ごしていた。そんな彼の人生が、夏季休暇によって暇を持て余し、市内の散策を始めたことによって一変する。偶然入り込んだ路地で彼の前に現れたのは、強力な超能力を持った少女だった。
※この作品は「Arcadia」様でも公開中です。
※昔書いた作品を再公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-29 10:00:00
120766文字
会話率:36%
あるところに、名前を忘れられた街があった。
住人達は働き、お金を稼ぐのに必死で、街の名前を忘れてしまったのだ。
昔、街はゆっくりのんびり回っていた。
しかしいつしか流れを間違え、息もできないような早さで繁栄しはじめた。
病的に四角いビルがい
くつも建ち、ネオンは増え、眠らずに働く者も少なくなかった。
あるとき、街の外れの『夜泣きの森』に、ある工場ができたといううわさがたった。
工場の名前は『しつづけ工場』。
給料は抜きで、やりたいことをしつづけることができる工場だという。
給料はそこにいつづけること。
街の住人たちはそんなうわさを鼻で笑った。
うわさは笑われ、記憶の金庫から追い出され、踏みつけられ、消えた。
しかしうわさは真実として、街の広場の片隅の今は誰にも使われていない
電話ボックスのガラスに、切手サイズの広告として人知れず張り付いていた。
『来たかったら いつでもおいで したいこと させつづけさせて あげるから』
利益の世界に産み落とされた、ムダの宇宙『しつづけ工場』。
そこで生産されるものとは……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-03 00:28:29
451文字
会話率:36%
大沢 治は突然何の前触れもなく神様に、勇者になった事を告げられ異世界に召喚されることが決まっていた。
召喚されるのならされるでチートな能力をもらえると思ったのに「そんなものは無し。」と即終了。
そして、何の助言も能力なく、はたまた目的もわ
からないまま、異世界へ強制召喚。 これはそんな一切手助け無しの召喚勇者の物語※主人公は徐々に強くなる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-25 20:50:09
13735文字
会話率:19%
先の大戦で東北大陸の全土を手中納めたリスティドア帝国(以下「帝国」)そこは緑に囲まれ、幾つもの川が流れ、商業地は昼夜を問わず賑≪にぎ≫わっていた。特にリスティドア城を中心とした城下町では、商業が盛んで全国の商人≪あきんど≫達がここに募って御
売業や飲食業、サービス業などを営んでいた。食料不足や労働に囚われる事のない絶対的楽園を手にした帝国。 しかし、それを手にしたのは国家権力の持つ者(王族 貴族)、商業で成功した者(大商人)などの富裕層の人間だった。 そんな楽園とわ一転して、ここ貧困街≪スラム≫では、土地は荒れ、人々は病で倒れ、帝国から流れてくる極僅かな川は、濁り汚染されていた。ここスラムでは8割以上の人間がが奴隷として働いていた。緑もなく、水も汚染され売るための物資が一切手に入らないこの地では奴隷業のほか職を持つ手段がない。富裕層の者に奴隷として雇われ如何なる汚れ仕事でも、何があっても絶対服従することが唯一許された生業。この現状も身にして反旗を翻す者(反乱軍)も少なくなかったが、帝国軍に勝利する人材や物資は無く敗北を余儀なくされいた。ここ数年では、反乱軍を立ち上げるなんて馬鹿者はすっかり目立たなくなり、みんな生きるために必死に働く・・・・でわなく、ただただ死を待つ日々が続いていた。 そんな貧民街で産まれた青年アスカンダルは、日々汚れ仕事に身を投じていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-19 10:21:12
582文字
会話率:0%