現代からどれほど月日がたったであろうか、科学の進歩とともに、オゾン層の破壊や地球温暖化といったあらゆる環境問題はすでにたいしたことのない問題となりつつある世界、そしてある時から、この世界は新たなるステージへと歩みを進め始めた。
人間の脳、こ
れまで解明されることのなかった人間の最もなぞ多き器官、ある一説では、人間の脳は数パーセントの力しか使っていないというが、それは俗説として破棄されつつある、それは最近の脳科学が異常に発展したためである。
ある学者が言う、人間の脳は百パーセントの力を使い、人体と言う巨大な物を動かしている、そして、その脳があるとき何らかの箍を外し、百数パーセント以上の力を使用した場合、人間は始めて、特異能力と呼ばれるまったく新しい、科学者にとって甘美で至福な謎が生まれるのだ、と。
特異能力、それは魔法であり超能力、太古の昔から受け継がれてきたオカルトとはまさにこれであり、現代の奇跡とはまさにそれである。
新たなる世界へと誘う箱舟がゆっくりと動き出すときがついにきたのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-11 18:38:15
13883文字
会話率:48%
聖女アンヘリカを崇める聖地クローチェ。
かの地を護る神聖帝国の騎士、エウリディオ。
聖地クローチェと対立し、魔術師が育ち、生活するベラルデ山を護る、魔人《トルベジーノ》ナハール。
因縁絡み合う二人は、森奥深くで再会する。
ー言葉にす
るには、危うく。秘めるには、甘美過ぎる。
血潮あふるる戦場であれば、隠し通せたものを。
何故。ありえない。
しかし、ここには二人だけ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-23 13:54:22
26703文字
会話率:20%
「俺」はかつて住んでいた町に数年ぶりに立ち寄る。忸怩と自己陶酔に促され、閉鎖的な町での出来事を振り返るが、過去は決して甘美なものではなかった。悔恨とノスタルジーの狭間で、かつての家路を辿る。
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最終更新:2010-01-23 09:52:01
2696文字
会話率:18%
そう、それは祝福だ。誰が何と言おうとそれは俺にとっての祝詞だった。「お前を殺す」現れた男は俺に殺気をぶつけながら宣言した。甘美なる世界の幕開け。殺戮の朝、虐殺の昼、鮮血の夜。俺の日常を染め上げていく悪魔崇拝者達。人にあらざる力に追いつめられ
る俺。だが、まだこの人生最良の日を終わらせはしない…。「はははっ、人じゃ勝てないってんなら人なんてやめてやるよっ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-01 00:43:16
5435文字
会話率:27%
いつも、輝くような笑顔を俺にだけ見せてくれる。二重人格から解き放ってくれた彼女。俺はそんな彼女と他愛も無い会話の為だけに、病院を訪れる。
最終更新:2008-10-27 01:45:25
4785文字
会話率:19%
決して開けることない瞳で、君はどんな夢を見てるの?話し掛けることしか出来ない僕を、どうか許して…君の横顔を覗く度に、僕は祈らずにはいられない。君の夢が、甘美なものでありますように………と。
最終更新:2006-12-05 16:01:43
2200文字
会話率:32%