冬のある日、女は少年と出会った。
少年は母親のために薬草をとりに来たと言うのだが、肝心の薬草がわからないそうだ。調薬師である女は少年と契約を交わして、彼と共に彼の住む村へと向かった。
『地元愛』をテーマに書いたうちの一作品です。方
言が多用されていますが、ほとんど語尾だけなので、比較的わかると思います。読みにくかったら申し訳ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-21 05:25:01
6461文字
会話率:42%
引きこもっていた賢者は勝手に領界に入り込んで来た者たちに実験の邪魔をされて面倒になり、己の世界を放棄した。
そのまま消えるつもりだったが、何故か気づけば次の人生が始まっていた。
欲しかった肉体を入手して、次こそは誰にも邪魔されない実験三昧
の日々を送る為、全力をつくす。
そんな彼女のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-11 18:00:00
13218文字
会話率:21%
魔外前線と呼ばれる、人の生存権を確保するための戦場がある世界。
――内地の人たちにとって、そんな雲の上の話は全く関係なく。
内地に湧く比較的弱い魔物、秩序の欠けた社会を由来とした盗賊。
それらと戦いながら、それぞれの生活を送り続けていた。
その2人も、その社会に生まれた名もなき盗賊――に、なるはずだった。
とある変人の「気まぐれ」に巻き込まれなければ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-09 11:43:47
27385文字
会話率:41%
工事現場で働く中年のハゲ男は、夜間の交通整備をしていた。
若者の暴走運転を止めようと奮闘するも願い叶わず、冴えないおっさんは三五年の人生に幕を閉じる。
次に気が付いた先では規格外のチート野郎に変貌。
掴まれた腕を振り払えば相手を五
メートル吹き飛ばし、槍一本で大立ち回り、魔法を放てば大洪水。
「え? これって小説通りじゃない?」
篤史の書いた小説が未来の出来事を教えてくれる。
男が動けば世界が変わる?
小説通りの世界を目指すのか?
小説に逆らって生きるのか?
モンスターに好かれ、幼女魔族に好かれ。
それでもハゲは嫌われる。
「俺の家系は『|毛が《怪我》ねー』で縁起がいいんだよ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-21 10:28:43
268635文字
会話率:42%
世界初のフルダイブ型VRゲームを首尾よく手に入れた主人公のゲーム日記。無限に広がる可能性から掴み取る未来とは―――
※ほのぼのです、決してシリアスではありません。盛り上がりも少なめ。
2016.9.14追記:設定は割とふわっとしています。ま
た、勧めを受けてタイトルを改題いたしました。
2018.8.27追記:自動字下げ機能を習得いたしました。ぼちぼち修正中です。第80部分まで終了。
2018.7.20追記:タイトルが変更になりました。
2018.7.27追記:大変地味ですが、番外編『イルの秘密の資料集』にて書籍化記念SSをいくつか掲載しました。もしよければそちらも見て行っていただけると嬉しいです。
2018.8.24追記:ダッシュエックス文庫様より発売いたしました。
現在、基本的に不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-03 06:00:00
539538文字
会話率:46%
モールトン伯爵領第二の都市ブリストンを拠点として活動している駆け出し冒険者ジェイムズは、市内に工房を構える公認第二級薬師でもある。採集や調薬納品では実績を積み重ねているものの討伐を苦手とするジェイムズは、デビューして一年が経過しても最低ラン
クに近い冒険者のままだった。
もとより薬師が本業であるジェイムズとしてはこのまま冒険者を引退しても問題ないのだが、彼の工房に転がり込んだ女性冒険者集団【月光猟団】や地脈を支配下に置く強力な樹精ドライアドなどの存在が、本人の意思とは関係なくトラブルを持ち込んでくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-10 19:56:19
20277文字
会話率:27%
迷宮都市チープ・タウン。そこは、冒険者たちの命の値段の安い、くたびれた町。一枚の銅貨のために、死んでいく冒険者たちを揶揄して名付けられた町。
そんな冒険者たちの命を救うため、最前線で診療を続ける男がいた。彼の名は、ミアズマ。調薬をなし医術を
たしなむ彼の元へ、一人の患者が運び込まれてくる。
これは、チープ・タウンで活躍するちょっとひねくれた医師ミアズマの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-21 02:40:28
8318文字
会話率:62%
宮廷医師ロバート・バーンズ侯爵の養子であり弟子でもあるマイラ・バーンズ。医師の知識を持ちながら薬師になったマイラは王宮医務室の騎士団担当になる。ゴリゴリ薬草を調薬する日々がひょんなことから騎士団の救護室の医師代理に借り出された。医師不足に遠
征にも借り出され魔物の大群に襲われ、ゴタゴタに巻き込まれるマイラ。いつか街の薬屋になるマイラの夢は叶うのか。本編後に他視点が入ります。恋模様は後半になります。
※設定ユルユルです。
※文中一部にBLを想像させる表記があります。苦手な方はご注意ください。
※スロー展開です。たぶん。
話の進行によりタグ変動あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-03 23:46:21
81945文字
会話率:25%
『自ら価値あるモノを収集し、自ら維持と拡張を行い、自らの価値を高め続ける宝物庫』が召喚された。都市一つを生け贄にして。
百を超える魔女たちの異能を組み合わせて作られた巨大な魔法は、都市を喰らいながら宝物庫に作り替え、納めるべき価値を求めて使
い魔を放ち続ける。
都市に暮らす調薬魔女の娘マロヤは、幸運にも難を逃れたが、行方の知れない母を探して危険なダンジョンと化した宝物庫都市への挑戦を決意。
そんな彼女に力を貸したのもまた、おぞましくも美しい異能の魔女たちだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-05 18:00:00
10214文字
会話率:4%
かつて在ったという戦乱が嘘のように安穏そのものの国、虹霓(こうげい)。国を統べる王族を筆頭に、討魔士(とうまし)・呪術師・龍使(りゅうつかい)・調薬(ちょうやく)師・万獣使(ばんじゅうつかい)など数多の才知に長ける人々がそれぞれ集団を作って
生活しているこの国で、もうじき今年度の全部族交流会が催される。
――――それは、歴史の循環(サイクル)が巡り戻ってきた日でもあった。
「さぁ、始めましょうか」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-18 18:39:26
35825文字
会話率:57%