冬至のどんより澱んだ空の下、仕事場から一か月振りの早帰りをする僕。オフィスから出てみると、外は酷く寒くて……。だから、僕は早足で歩き出した。
そのときは思いもしなかった。あんな踏んだり蹴ったりな寒々しい酷い目にあうことになるとは……。その
途中で拾った、僅かながらの温かみでは到底釣り合わない……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-13 01:12:54
3202文字
会話率:13%
寒々とした空には、寒々とした気持ち。
最終更新:2016-12-20 21:00:00
239文字
会話率:0%
少年の想いは、いつか、実を結ぶだろう。
村で起きたある事柄の首謀者に気付いた少年は
寒々しい風の中、ひとりでにその誰かを追う。
最終更新:2016-06-29 16:47:30
2002文字
会話率:8%
2月14日のあの日、
公園でうな垂れている彼を見ている雲の話
最終更新:2015-02-14 03:08:01
2950文字
会話率:4%
男は泣きながら、目を覚ました。
その世界は、優しくて、残酷。美しくて、寒々しい。温かくて、白々しい。
何が本物で、何がまがい物なのか。
男は血の繋がらない「妹」と海へと向かう。
真実を知る為に。あるいは、真実を葬り去る為に。
……
本作は、作者が幾つか投稿を重ねている「魔力持ちのいる世界」を下敷きにしています。
主要な登場人物も、重複しています。
一部、これまで登場のしたことのない、新しい人物たちが登場しています。
既存作品を読んでいても、こちらが初めての読物にあたる方でも、通じる内容かと思います。
ただし、既存作品をお読みの方は、ほぼネタバレといいますか、「あのことやな~」と見当がつく内容かもしれません。
初めてこの「魔力持ちのいる世界」の関連へと訪れる方の方が、むしろ楽しめるかもわかりません。
とはいえ、どちらでもお楽しみ頂けるような作品を目指しています。
前・中・後、3編にて完結しています。
(2016年1月、補足)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-31 00:36:48
40329文字
会話率:27%
僕は恋人との約束を破り、別の女性とのクリスマスを過ごしていた。そこに、信じられないことに恋人の女性が現れる。最低な僕が犯した二つの裏切りと、寒々しい冬の記憶ーー。(習作として、書き綴ったものです)
最終更新:2015-12-24 22:32:21
1857文字
会話率:30%
この物語は小説という体をとった僕の日記であり、何の変哲もないくだらない日常をそれらしくまとめて世界に発信するという、正常な精神の持ち主なら凍りついてしまうほど寒々しい行為の賜物である。
最終更新:2015-10-12 23:56:47
12609文字
会話率:8%
とある小さな王国に
とある小さな女の子が嫁ぎにいきました。
とある小さな女の子の旦那様はまるで白氷のような透き通った肌と、まるで氷にかける青いシロップのような寒々しい瞳をしていました。
流氷の王子と周囲に呼ばれるくらいに心もひどく冷
めておりました。
小さな女の子は、はじめて自分の旦那様を目にした時から、その美貌にすっかり心を奪われてしまいましたが、これはあくまでも政略結婚。
親同士が決めた愛の無い結婚でした。
そのはずでした・・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-05 20:43:57
9904文字
会話率:31%
僕には人の最期が見える。人の生き死にに関われる凄まじい力だけど、臆病で脆弱な僕にとっては、自分の首を絞める道具でしかなかった。
そんな僕は、空々しくて、寒々しく、絶対的にバカバカしい話だけど、不死の少女に救われた。満天の星空の下に、殻を破る
勇気を貰った。
でも、まだ貰っただけだ。
僕が誰かを救い、自分自身を救うまで、僕のレールにピリオドは打たせない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-04 20:40:10
496文字
会話率:0%
*寒空の下、ここに来た経緯を考えると心の方が寒々しくなる。
でも……来て良かったなとは思うかな。
競演参加作品。テーマ「冬の京都」
※小説サイト「野いちご(Berry's Cafe)」「メクる」にも掲載しています。
最終更新:2015-01-14 14:45:51
3257文字
会話率:25%
寒々とした山川の雰囲気を感じて貰えれば幸いです
最終更新:2014-12-27 07:00:35
177文字
会話率:0%
麗らかな春とは隔絶された、寒々しい学校の個室トイレ。
そこで俺は絶望を見た。
最終更新:2014-07-20 21:22:51
3032文字
会話率:31%
超不定期更新作。気が向いたら続きを書きます。
あらすじはここから⇒
自分が見ている世界と他の人が見えている世界が違っている可能性を考えたことはあるだろうか?
普通の人間は否と答えるだろう。目の前の人の営みの光景を別の人が見ても同じに映ってい
ると考えるのが普通だ。
別にごく一般的な街を見て、私の場合車は地面を走っているのに隣の人には宙に浮いているといった奇天烈な話を言っているのではない。
例えるならば学校の校舎から見える一本の木。それが風に揺られている光景を見て自分達の日常と照らし合わせてから人は物事を考えた場合の話。
夏の場合、青々と茂った若葉が心地よい風に揺られている。
冬の場合、葉の落ちた枝に寒々と風が吹きつけている。
こういう具合に人は季節や情景、見ている人の感情によってその光景を認識するだろう。そして同じものを同じように見れば、誰もが同じ光景を共有していると考えるだろう。
それが普通だ。
だが同じものを同じような気持ちで見ていても別の物に映る人々がこの世界には存在するという事も知っておいてほしい。
これはそんな世間一般の普通の生活をしつつも、別の世界を見ている人達の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-08 19:01:09
11736文字
会話率:42%
百目鬼伊助は、ある日自己の不注意で車に轢かれた。
轢かれたはずが、次の瞬間には不気味な霧の森の中にいた。
容赦も情けもなく、ただただ冷たく寒々しい霧の王国にて、伊助はとりあえずその日を生きていくことにする。
最終更新:2013-12-20 20:23:09
1829文字
会話率:31%
穏やかと言って差し支えない昼下がり。退屈な授業の合間に思うこと。光のなかに落ちる影は、より一層黒さを増して寒々しい。不必要な思考に絡めとられて、動く右手がすることは。
不安が追いかけてきたお話。
最終更新:2013-02-20 09:44:49
1374文字
会話率:0%
世界はとても、寒々しい。
最終更新:2013-01-05 00:00:00
4425文字
会話率:32%
冬ごもりをしているような寒々とした空の下、心深き男が姫君の屋敷を訪れる。
堤中納言物語「断章 冬ごもる」翻案。
最終更新:2011-07-22 01:27:40
1531文字
会話率:53%
高校生最後の秋の空は寒々しい空色にぽつぽつと雲が流れていた
「うちらも、いつか別々の道を歩くんだね」
何気なく口にした一言。
けれどずしりと重く圧し掛かる確かなプレッシャー
「…そうだね」
そう、出会いの数だけ人は別れがあるのだと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-18 01:26:29
1752文字
会話率:11%
寒々とした冬。それは部屋の中でも容赦なく。
温もりを求めてよってきた妹の相手やら、料理やら。
最終更新:2010-11-03 21:24:24
2495文字
会話率:52%
僕は日常生活の中で、様々な風景に出会う。それは寒々としたものだったり、胸が温まるものだったり、怒りに満ちたものだったりする。それら、ひとつひとうを集めて、僕と言う総体があるのだ。だが、その僕自身である総体も常に移動し変転する。だから世界の風
景も相対的なものだ・・・・・・僕はそう思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-05-20 17:30:47
29759文字
会話率:4%
母を失った。寒々しいキッチン。
最終更新:2008-10-22 12:26:06
4846文字
会話率:3%