氷の女神症候群《スカジシンドローム》――空気中に含まれる毒を吸うことで罹患する氷の病。症状は下がり続ける体温と寒気、それから外気の寒さへの耐性。患者の体温は日に日に下がり続けるが、たとえ普通の人間が生きられない体温を下回っても死ぬことはない
。
氷の女神症候群の患者が命を落とすのは、病の進行と共に体温が零度まで下がった時。完全に熱を失った肉体はみるみる凍りつき、最期の吐息と共に透明な氷へと変わる。
主人公のイヒカは隊商《キャラバン》で働きながら各地を回っていた。彼が所属するのは氷の女神症候群の治療薬と、その材料を扱う数少ない隊商。
治療薬はその希少性ゆえに高額となり、それを運ぶ隊商は頻繁に襲われる。
しかし隊商が止まることはない。自分達がやめれば同じ病で助かる者がいなくなる――かつて氷の病に侵された者としての責任と、過去への懺悔。
イヒカを始めとする氷に呪われた者達の、出会いと別れの物語。
■□第一章は毎日1話更新□■
※1章15万字前後、全6章予定。
※カクヨムにて公開している以下短編の長編版です。(内容的には本作の第一章終盤になります)
『白銀テイルフィリア』
https://kakuyomu.jp/works/16817330647686642456
※主人公達が正論っぽいことを言いますが、読み返した時に「どの口で言ってるの?」となる内容を目指してます。
※主要キャラが全員生き残ることは保証しておりません。苦手な方はお気を付けください。
※誤字脱字・日本語間違いの指摘はありがたいですが、それ以外に関してはこちらからお願いしない限り不要です。
©2023- 新菜いに折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 16:20:42
726516文字
会話率:57%
松葉陽喜(まつばようき)は【耐熱】の能力を持つ、普通の高校3年生。
自分の体温以外の熱を感じることが出来ず、少し寂しい日々を過ごしていた。
そんな彼はある日突然、摂氏1000度を超えるクシャミに身を包まれた!
これは、自分に素
直になれない、少年少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 20:34:25
143723文字
会話率:45%
「ユリア。君は結婚して子供が生まれてから変わってしまった。全然僕の事を大事にしてくれなくなった。僕もう耐えられないんだ。離縁してください。」
生れたばかりの可愛いレオがいるのに、ある日突然、夫のケヴィンから離縁を迫られてしまったユリア。
父親に抱きしめられないレオが可哀そうで、なんとか考えを変えてもらえないかと説得する。
あんなに可愛いのだから、レオに会って、抱っこして、触れ合えば。その体温を感じて、最近笑うようになった世界一可愛い顔を見れば、きっと考えが変わるはず。
しかしケヴィンは自分のことばかりで、レオに見向きもしてくれない。離縁の考えを変えてくれない。
それどころか、2人きりで出かけるような親密な女性までいるらしい。
その噂を聞いたユリアは、従兄のセドリックに付き添われてケヴィンを問い詰めるが・・・。
「だーかーら!僕は君や!君の父親や!あとそこのセドリックから嫌味を言われて!!傷ついているんだって!!!それなのに君は仕事をしろとか、レオに会えとか、顔を合わせたら要求ばかりだ!!要求するまえにやることがあるだろう??謝ったらどうなんだ!!」
セドリックが心底反省して謝れば、レオに会ってやると言うケヴィンを見て、ついにユリアの目が覚める。
「分かりました。もう結構ですので。謝りませんので、離縁いたしましょう。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 08:49:23
118234文字
会話率:36%
毎日は駆け抜ける記号みたいなもので、生まれたときからわたしは、歩いたり走ったりしている。
指先はアルファベットを打ち付けていて、まるでそれは踊っているようだけれど、けっしてやむことのない音楽を奏で続けているんだ。
最終更新:2024-05-06 16:49:37
69512文字
会話率:3%
※指先に詩をあつめて、温もった体温で
が本編です。そちらでお読み下さい
https://ncode.syosetu.com/n3733ie/6
こちらは更新されません
指先から打ち付けられる詩集。
アルファベットが踊る。
今日のぼくとイニ
シャルたちが登場人物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 06:25:12
734文字
会話率:0%
過去に思い悩む博士号取得を目指す大学院生の佐藤夏(さとうなつ)は研究に身が入らず、気分を変えるため散歩しようと校舎を出た。その時、ふと学内駐車場で車に乗ろうとする研究室の後輩である深谷美沙希(ふかたにみさき)を見かけた。なんとなく深谷に声
を掛けた夏。しかし、この声掛けが夏の人生自体を大きく左右する分岐点となる。夏と美沙希のノンフィクション的ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 21:00:00
127685文字
会話率:35%
一ヶ月の大半を偏食で補う。
過食に振る時もあれば、拒食に振る事もある。
体温調節が下手で、物凄く理屈っぽい。
そんな彼女は、ジャンクな物を口に入れながら、爆弾発言を行った。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御
座いません。
注意事項2
どうやら今回はケーキだった様です。
ご飯からお菓子の変化に気がつくと、悪化したんだと知りました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 18:16:34
979文字
会話率:46%
体が弱っていた為に、二週間の監禁を行った。
その反動か、何時もにも増した暴食を行う。
食べて、食べて、食べて、そうして熱を出した様に体温を上げる。
眠くなると甘えるのは、何故なのか。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われた
ら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
こんなんだから、更新が滞るんですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 17:43:42
1254文字
会話率:40%
目が覚めると体が怠い。体温測ったけれども平熱。
でも念の為、相手は遠ざけてやらねば。
暫くしたら良くなって、また擦り寄る。
なんだ、ずっと居たのか。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項
2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 17:27:08
872文字
会話率:60%
「お、俺は何も悪くねえ……」
「お前が飛び出してきたのが悪いんだからな!?」
降りて来たトラックの運転手がそんな事を言って逃げて行った。
「い、いた……い…………」
痛すぎて、頭の中がクリアになっている。
左腕に感覚がなく、両足は少し
力入れるだけで痛みが走った。
首だけ起こし体を見て見ると、左腕は無く、両足はありえない方向に向き、一部は折れて突き出てきてもいた。
――なんか見た瞬間に血の気が一気に引いて来た……。
呼吸も乱れ、さっきまでのクリアな思考が今の現状を見て、鈍り始めてきた。
――そういえば。
視線を右手に移し、手の中にあるものを見た。
――体が冷たい?呼吸はしてない……。
手の中にいたのは猫だ。
道路に飛び出した猫を助けようとして自分も飛び出して事故にあったのだが、体温は自分も同じくらい冷たくなっているのでわからず、呼吸はしておらず、死んでしまった。
――あ、意識を保つの……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 18:27:19
43314文字
会話率:39%
雪山生まれのエルフは美肌で涼やかなエルフと相場が決まっている。そんなわたしも例に漏れず美形で聡明なエルフ。そんな順風満帆、成功が約束されたわたしにだって悩みごとがある。とにかく身体が冷たいの。本来なら寒さに堪えられる精神を持っているのが普通
だというのに。わたしにはこの寒さが堪えられない。あぁ、天よ、なぜわたしにこのような試練を課すのですか。しかし天は答えてはくれない。わたし自身でなんとかするしかない。悩みのない快適な生活を手にいれるために。普通の体温を得るためにエメルチュの、このわたしの戦いが始まったのだ。でも寒さを感じているからこそ体験することのできた幸せもあるしなぁ。本当にこの超低体温を捨て去ってもいいのだろうか。うーん、そんな優柔不断な物語のはじまり、はじまりぃ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 18:46:20
4775文字
会話率:21%
生まれ変わったら、大好きな場所に思いっきり包まれたいと…燃えていたのに。
最終更新:2024-02-09 20:00:00
1221文字
会話率:8%
霧島 冬夜
比較的背が低く病弱で容姿端麗。中性的な雰囲気を纏う。
クラスの女子からは人気が高いが、それを良く思わない一部の男子からいじめのようなものを受けている。
幼なじみでクラスの人気者の夏樹に憧れている。
両親に過保護なまでに溺愛され
ている。歳の離れた兄が居た。
金原 夏樹
幼なじみで身体の弱い冬夜をいつも気にかけている。
冬夜に庇護欲的なものを持ちそれを恋愛感情と錯覚している。
母親の連れ子で父親とは血縁関係が無い。
しかし母親が他に男を作り失踪した後は父親が引き取り父親と二人で暮らしている。
この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 07:00:00
22052文字
会話率:38%
2024-1-23(火)更新 毎年冬に、対策済みですらなぜか 死にかけるんだが、その原因の特定が入ったのでレポ (さっくりVer)
最終更新:2024-01-23 10:59:05
19826文字
会話率:7%
友との約束を果たすために二年ぶりに御轟山に登る。
御轟山のゴゴティ―研究のために決死の覚悟で冬山に。
しかしそう簡単には登らせてくれない。
低体温症になりながらもどうにか山小屋へ。
夜、外からどんどんと言う音で目覚めるとそこには……
最終更新:2023-12-05 12:17:20
997文字
会話率:0%
『召喚された聖女様がドラゴンスレイヤーの称号を!?』
どこにでも居る普通の女子大生――柊木冬莉が異世界に召喚されてから、一年が経とうとしていた。
今日はアルトクランツ王国の祝祭『冬送り』
かつて自分を助けてくれたドラゴン娘、フラン
とのデートの日だ。
うきうき気分なフユリは雪道で転んだり、屋台飯を頬張ったりで、フランからも心配されるほどはしゃぎすぎ。
それもそのはず。未知の土地で、聖女としてフランと旅をしてきた冬莉はいつしか彼女に並々ならぬ想いを寄せていた。
種族も違うし、女の子同士。
それでもフユリは想い続け、奇跡の力で幾度となく困難を乗り越えてきた。
そして、今日も。二人は最大の困難を乗り越える。
古の火竜ブレイフルムの末裔であるフランは体温が高く、体の一部は火傷するほど熱い。
「火傷してもいい。回復し続ければ平気です! 私、聖女ですから!」
――これは、聖女がドラゴンスレイヤーな異種百合ファンタジー。
百合の間に挟まる男は絶対に許さない物語である!
*この作品は、全5話となる短期連載作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 08:06:18
12725文字
会話率:45%
ちなみにこちらは実話です。
最終更新:2023-11-20 10:48:14
1259文字
会話率:0%
「私」が暮らす二世帯住宅には、少し変わったルールがある。それぞれの部屋は不可侵だが、本棚の前だけは行き来自由というものだ。「私」は娘の本棚で、今は使われていない水銀の体温計を見つけた。
最終更新:2023-03-17 09:33:19
4233文字
会話率:66%
体温て不思議なほど落ち着く
最終更新:2023-11-18 13:45:11
950文字
会話率:0%
最近、体の体温が上がってきたのか? 直ぐに熱くなったり寒くなったりする。(笑)
キーワード:
最終更新:2023-10-20 19:29:51
998文字
会話率:10%
俺には昔から好きだった幼馴染の女の子がいる。
彼女の名前は村月麻栗。
『清純派天才美少女クリエイター』として、日本全国に顔と名前が知れ渡っている天才美少女だ。
そんな彼女に告白して、付き合うことになったのだが……。
「ねぇ聖くん、もう一
回♡」
「ねぇ、もっと、もっと、もっとシよ♡」
「聖くん、もっとできるよね? ふふ、聖くんの体温幸せ~♡」
『清純派』だったはずの彼女は、俺の想像を絶する性欲ジャンキーでした。
これは、『俺にだけビッチ』な彼女と、そんな彼女に毎日求められまくってる俺のドタバタエロコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 00:10:46
46589文字
会話率:44%
江戸時代。火事に見舞われた農村の少女・"火狐"は、常に体温が八十度を超える特異体質となり、人々に忌み嫌われた。
自分はもう二度と、人と触れ合うことは叶わない──心が荒み、強盗団の頭として暴力と盗みを繰り返すようになっ
た火狐。だがとある大名の城にて、彼女はある日、一人の女性と出会う。
零下の体温、氷の華をその身に纏った女性と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 23:05:36
15824文字
会話率:50%
女性と浅い付き合いばかりのチャラ社長は、病に侵されながらも懸命に生きる少女と本気で愛し合う。甘々溺愛&切な恋。ハピエン。
✳︎✳︎
中堅の不動産管理会社の代表取締役である大同 匠(だいどう たくみ)はある日、大型ビジョンで流れている自社のC
Mをじっと見つめる女性、円谷(つぶらや)ひなた に出逢う。ひなたが気になった大同は声を掛けるが、表情に乏しく体温の低いひなたに、どう対応していいか分からないながらも、次第に惹かれていく。ナンパでチャラいキャラを通していた大同は、35歳になる今の今まで、女性とは軽く浅い関係を続けてきたが、本気の恋を手に入れた飲み仲間、金持ち社長の鹿島と貧乏少女の小梅を見て、自分もそうなりたいと思い始めていた。乳がんになりながらも自分の生を大切に生きるひなたを、大同は心から大事に思うようになる。ハピエンですが、乳がんに関する描写があります。ご注意くださいね。
✳︎✳︎✳︎
「金持ち社長の唯一無二には極貧少女は届かない〜ただ一つあって二つとない〜貧乏すぎる少女は金持ち社長と出逢い恋に落ちる」で登場の、大同の本気の恋、純愛です。お読みいただければ幸いです。エブリスタさんでも投稿です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 12:08:54
40653文字
会話率:42%
離婚願望の既婚者Cさんと、浮気サレ体質の私、A。お互い不幸な環境のなか、Cさんとの出会いはマッチングアプリ『W』だった。体温は液体のように人へと浸潤する。
✳︎✳︎✳︎
人生や人との縁のままならなさを書きました。お読みいただければ幸いです。
最終更新:2021-12-08 15:02:24
26549文字
会話率:38%
使うたびに身を焼くような体温上昇に襲われる外れ魔法【自焼火炎】の持ち主であるカガリは底辺配信者として日々ダンジョンに挑戦していた。が、外れ魔法のせいで活動限界がすぐに来てしまい配信時間が短く人気があるとは言えなかった。そんな折り、ダンジョン
の中で別の配信者と突発コラボが発生する。彼女はカガリとは正反対の外れ魔法【自冷氷雪】を持っていた。互いに似た境遇で意気投合した二人はコラボ中に重大なことに気付く。二人が触れ合えばデメリットである体温上昇と体温低下が相殺されるということに。その奇跡的なシナジーが話題を呼び、またデメリットを相殺したことで実力を発揮できるようになったことで快進撃を続ける二人は大バズり。二人は一躍時の人となるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 18:02:25
15745文字
会話率:53%
魔法にはその威力に応じたデメリットが発生する。
蒼崎篝《あおざきかがり》の火炎魔法のデメリットは体温上昇。魔法を使うたびに命の危険に晒される篝は冒険者の最底辺Eランクで燻っていた。
そんなある日、篝は魔法のデメリットを解決する方法を知らされ
る。
それはとある少女とハグをすること。
彼女のデメリットは篝の真逆である体温低下。体温上昇と合わせてプラスマイナスゼロとなる唯一無二の相手だった。
二人はまず握手から始めることにし、最底辺のEランクから脅威の速度で昇格していく。
その過程で二人は何度もハグを繰り返すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 18:06:44
12008文字
会話率:42%