とあるアパート。そこに住む友人に誘われ、男はやってきたのだが……。
「おお、いらっしゃい。よく来てくれたなぁ」
「おーっす。おーっす。久々に来たから道を一本間違えたわ」
「ああ、迎えに行けばよかったなぁ」
「いいよ、いいよ、気持ち
悪い。ほら、ビール買ってきたから冷やしておいて」
「おお、サンキュ! はははは! ほら、冷えたやつがあるから飲めよ。はははは!」
「おう、ありがと。ふっー、にしても、もうテンション高いなぁ」
「そりゃ、もう待ちに待ったからなぁ」
「ははは、そんな遅れてねえだろー」
「ああ、そっちじゃなくてさ」
「ん? ああ、宅飲みのことか? 久々だもんなぁ。大学以来か」
「ああ、そっちでもなくて、これだよこれ」
「ん? 何それ? 冷凍コロッケ?」
「そうそう。人気店のやつ。いやー、なかなか買えないって評判でさぁ」
「へー、いいじゃん。並んで買ったの?」
「いや、予約したやつがようやく一昨日届いたんだよぉ。ははは!」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-12 11:00:00
2426文字
会話率:99%
「どれも似た顔で見分けがつかな」
と、そこまで声に出した父親はあっ、と思った。
夜。自宅のリビング。温め直した惣菜のコロッケを箸でつつきながら、ふと思い、口にしただけのこと。
『仕事で疲れていて、ついちょっと本音が……』と刹那の瞬間に
思い浮かんだその下手な言い訳を口にする間もなく、一、ゼロのカウントでくる。しかし、したところできっと逆効果であっただろうから、それはそれでよかったと言えよう。
「は? はぁ!? 似た顔って全然違うからぁ! それおっさんがよく言うやつだよ!」
凄まじい剣幕の娘に、父親は思わず仰け反った。そして『おっさん』という言葉の響きにひっそりと傷つく。
「はぁーぁ、ほんっっとわかってないね! ほらよく見て! 今映ったのがジュンでああ、ほら、彼がミッツでミキちゃんの推しね!
で、きゃぁ! レン様!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-10 11:00:00
1408文字
会話率:34%
いつもの様に商店街でコロッケを買っていた少年が、隣のパン屋の出店で不思議な光景を見かける。なんと、人知れずパンが浮き上がり、消えたのだ。
よーく、目を凝らしてみると、そこにいたのは……
最終更新:2024-06-04 10:03:02
4619文字
会話率:34%
コロッケのモノマネをする人のお話。
キーワード:
最終更新:2024-04-29 16:12:17
1043文字
会話率:0%
心象素描(しんしょうすけっち)実践研究
令和甲辰(きのえたつ)肆拾壱 卯月
弐陸捌肆 陸 弐零弐肆
焼きそばにコロッケど~ん!
三つ目心象素描実践研究ラボ
最終更新:2024-04-25 19:05:50
419文字
会話率:0%
とある立ち食いそば屋での上司と部下の話。
最終更新:2024-04-19 18:40:41
2153文字
会話率:62%
みんなの好きなご飯はなんですか?
忙しい時
時間がある時
嬉しい時
悲しい時
あなたが食べたくなる瞬間を
最終更新:2024-03-16 22:07:25
975文字
会話率:22%
電車の中で聞こえてきた「犬と同じ」という言葉で七海は破れた恋を思い出した。結婚するはずだった元カレとのことを。
最終更新:2024-02-11 08:00:00
5923文字
会話率:17%
ある日、コロッケがいなくなった。
だから僕は探しに行くことにした。
最終更新:2024-01-02 06:45:03
4347文字
会話率:38%
最近、自宅で、姉妹は、弁当のおかずで雑談する。
おかずのコロッケもどきが気になるから。
お袋の味を「味わい」「拘り」「叫び」……『命に積み増す』
※婚活チャージ554・元ネタ※
色々な具材を、耳なし食パンで包んで揚げたら、
コロッケ
もどきになる……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 04:00:00
1205文字
会話率:0%
以前活動報告に断続的に掲載していたエッセイです。小見出しのあとの日付は、執筆して活動報告に載せた日付です。小見出しのあとに日付のないものは、書き下ろしです。
最終更新:2023-12-03 14:29:17
68012文字
会話率:3%
揚げないコロッケのを作ってみた作者の久々のエッセイなんです。
◆この作品は白夜いくと様主催企画『じゃがレポ企画』参加エッセイです!
最終更新:2023-11-05 18:05:40
745文字
会話率:0%
そのコロッケ、凶暴なまでのインパクトにつき。
白夜いくと様主催『じゃがレポ企画』に参加しています。
最終更新:2023-11-05 15:38:01
1345文字
会話率:0%
白夜いくと様『じゃがレポ企画』参加作品です
最終更新:2023-11-05 08:50:12
693文字
会話率:15%
いつか自分の小さなお店を持ちたい。そんな想いを異世界で叶えます。
専門学校卒業後、ブラック飲食店に採用されたホダカはムシャクシャとして石ころを蹴る。
コロコロ転がった石ころは大きな池に落ち、波紋が広がる。やがては波紋は波打ち、映し出された
のは異世界の
光景だった。ホダカは吸い込まれるように見つめる。やがて足を滑らせ、池に落ち、異世界へと飛ばされるのであった。
そこで描くホダカの夢とは。なんとコロッケ屋を持つこと。小さなコロッケ屋が町で愛されるお店になるまでの
物語。
この作品はカクヨムにも掲載されています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 17:06:40
71662文字
会話率:45%
我が家のコロッケは世界一!! 世間に蔓延るコロッケはコロッケじゃない!!
それを叫びたいだけのエッセイです。
この作品は、白夜いくと様主催『じゃがレポ企画』参加作品です!
最終更新:2023-11-03 17:00:00
1295文字
会話率:4%
エッセイです。
思い出話。
コロッケと戦いの日々。
最終更新:2023-09-10 11:12:15
1102文字
会話率:7%
魔導師のヴァージニアは転移魔法に失敗して見知らぬ土地に来てしまった。
地図にも載っていない島には何やら怪しげな遺跡があった。ただでさえ転移魔法の失敗で落ち込んでいるのに、うっかりその遺跡に閉じ込められてしまった。仕方なく遺跡の奥に進むと
、そこには一人の幼い少年がいた。彼の正体とは?!
ヴァージニアは少年の正体が世界を揺るがす出来事に発展するとは露程も思っていなかったのだった…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 01:27:19
1106880文字
会話率:45%
近くの中高一貫校の生徒たちが次々と俺の店に入ってくる。
夏のホラー2023参加作品です。
お食事中に読むのは止めた方が良いかもです。
最終更新:2023-07-28 13:00:00
793文字
会話率:12%
軽音学部の一匹狼今宮今日子(いまみやきょうこ)は、自由奔放な生徒会長明日葉未来(あしたばみらい)の誘いを断りきれず、今日も今日とて放課後の買い食いに付き合わされては振り回される。
放課後×買い食い=青春。
それはおいしく、楽しく、美しく、
そしてたまにちょっぴり切ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-06 17:03:34
19009文字
会話率:60%
食堂で弁当を食べながら、同僚が愚痴をこぼす。家庭で使っている電化製品の調子が一斉に悪くなり、そのせいで嫁の機嫌も悪くなっているという。
「最近じゃ俺が話しかけてもろくに返事してくれないし、お昼の弁当もわざと違うメニューにしてくる。今日のリ
クエストはハンバーグなのに、コロッケが入ってたんだぜ?」
と彼は言うのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 22:12:21
3510文字
会話率:53%