「僕は人間なのかな。自分でもよくわからなくなってきた」
教室でお弁当を食べながら、僕は言う。
本を読んで知ったのだが、2世代め以降の変身生物は、自分を人間だと思い込んでいることがあるらしい。
「あはははは。それは困った。時根は人間じゃな
いかもしれないんだね」
向かい合ってお弁当を食べているきみは、豪快に笑う。
女の子なのに、声が大きすぎる。教室中に響き渡っている。
抜群に可愛い子の笑い声は、みんなの注目を集める。
ぎょっとして、クラスメイトたちがきみを見つめる。
僕はきみとの会話をつづける。
「きみは自分が人間だという確信はあるか?」
「さあどうだろう」
きみは曖昧に笑う。今度は声を立てずに、アルカイックスマイルを浮かべる……。
魔球のごとき変化球を投げる少女とホームランを量産する少年の恋愛小説で、ふたりが廃部同然の野球部を立て直して甲子園大会に出場するスポーツ物語で、人間と変身生物の謎を追うSFです。
全48話の長編小説。恋愛あり、謎あり、動画あり、熱い試合あり、笑いありの毎日連載。
地区予選決勝などのクライマックスを経て、恋愛・野球・SFが融合した世界の見方が変わるハッピーエンドへと至ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 18:10:00
54424文字
会話率:47%
高校一年生の瀬尾澪馬(せおれいま)は小さい頃から野球をしており、監督や大人から「才能がある」と言われてきた。ポジションはピッチャー。
実際にまず相手を睨み威圧をかけ、そこから繰り出される複数の球種と速い球速を打てるものはなかなかいなかった。
そんな澪馬は複数の甲子園常連校に推薦されるが、シングルマザーの母を思いやり、断る。
小さい頃、突然父が帰ってこなくなり母と自分を捨てたと考え、父に激しい怒りを覚えているが今はどこで何をしているかわからない。
そして進学した高校は県立の徒歩で通える「城聖高校」だった。
部活を真面目にやる人も少ないこの学校の野球部に入部をする。そこでは13人という少数で活動していた。
人と関わるのを苦手とし、自分自身の才能を信じ続けている青年が弱小野球部で先輩、同輩と関わる中で、何を学んでいくのか。
そしてそれまで人数が少ないことを理由に真面目に向き合っていなかった城聖高校野球部がついに、
甲子園を本気で目指し始めることとなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 12:21:11
52056文字
会話率:16%
【あなたの知らない三国鼎立の物語の異端な世界にようこそ】
①夢想家で自意識過剰の次男は、いらんことしいに、そそのかされ、ある日、突然、宮廷事件の中心人物に!!
②偏狭で小柄な人材収集家は、不必要につき、その男は、即返却も!?
③仇討ち
もくろむ自意識過剰家は、切れ者の極悪人に嵌められ、あえなく天に召される!
④入蜀に臨むも、内部には、兄のスパイ!?
⑤兄様の顔はロバの顔!果断弟のひな鳥粛清に、嘆息する兄!!あぁ、弟の才は、それまでか…
⑥夏の甲子園五連続敬遠と、劉備の関係は?私は、どっちもどっちだと思う!
⑦父の猿芝居、ぶちこわすのは、息子による美女処刑!!
⑧上司に嵌められる名将は、犬死に!?
⑨その後四十年、国を保ったバカ殿は、血を保ち、街亭処分に怯え、作者は、筆を大きく曲げる!!
⑩かなり真面目なお話です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 08:00:00
16166文字
会話率:10%
『目指せ甲子園っ! 異世界野球、プレイボール!』
異世界より来たりし勇者が魔王を斃した後に伝えたもの。それは――――――野球!
彼女は異世界に甲子園を作り、野球を平和の祭典として広めた。
それから野球は大衆の娯楽として人々に親しまれ
た。
だが、魔王が滅んで300年。野球は教会や貴族たちの政争の具と化してしまった!
「甲子園優勝校には、願い事を三つ叶えてもらう権利が与えられる」
権力者たちの私物化という現状を打破するため、少女に転生したオレはバットを取る!
「やっべ、この身長だとアウトローかすめる変化球手ぇ出ねえじゃん。どーしよ?」
そしてボールは投げられた。
甲子園優勝目指して、Let’sプレイボール!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 07:00:00
231041文字
会話率:35%
「セ界の白星配給所」ことプロ野球史上屈指の最弱球団、東京新宿イディオッツ。
大便秘打線&爆炎投手陣がガッチリすれ違い、今日も今日とてファンを怒り狂わせるのであった。
※一話完結ですので、どっから読んでも大丈夫です。
※作者的には、最新
話から遡って読んで頂くのがオススメです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 06:01:09
2427275文字
会話率:42%
人見蒼矢。27歳、プロ野球選手。
かつて甲子園を沸かせた彼は、プロの世界で挫折を知った。
高校時代に「投打ともに全く欠点がない」と評されたその才能も、超一流の前では“それなり”に過ぎなかったのだ。
決してダメな訳ではないが競合ドラフト1位と
しては物足りない活躍に、ついた蔑称は“器用貧乏”。
「・・・誰もが憧れるスターに、なりたかった」
そう思い続けて、気がつけば来季はプロ10年目。
ついに彼は結論に達する。「もう器用貧乏でいいや!」
これは「器用貧乏」が、自分の持てる全てを以てプロ野球界に立ち向かう、プロフェッショナルベースボール物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 15:22:14
22001文字
会話率:32%
球は速いがノーコンだった僕は野球部をクビになる。
帰宅部になろうかと思っていると幼馴染の女の子に陸上部に誘われる。
その幼馴染は昔一緒に甲子園を目指そうと言っていたスポーツ万能少女だった。
陸上の知識のない僕は彼女に色々教わりながら
インターハイを目指す。
そんな2人の青春ラブコメディー。
2人はお泊り・・・
違った(汗)
インターハイに行けるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 07:52:37
165635文字
会話率:51%
野球大好きな主人公が甲子園を目指す話。
なんだけど、大学生でモデルの長女、一つ歳上で野球部マネージャーの次女、一つ歳下で家事万能の三女。
そんな三人が事あるごとに野球を見に来たり、学校に来たりで学校生活を賑わせる。
それに辟易しちゃう主
人公の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 23:00:00
1389992文字
会話率:36%
レッドスターズでの選手生活から数年後、相沢は地元でフリーライターをしながら生活をしていた。そこで唐突に訪れたのは成真学園からの高校野球の監督就任の依頼だった。
相沢はその依頼を引き受け、一からチームをつくり、甲子園を目指すことになる。
最終更新:2024-09-19 12:40:58
5544文字
会話率:52%
甲子園球場。
そこは、野球に学び、野球を愛する日本の高校生たちが憧れ、全国指折りの球児たちが多くのドラマと1世紀近くの歴史を紡いできた場所。
「甲子園最速出場、それが目標です」
突拍子もない目標を掲げ、新たに創立された大阪の私立・
翔聖学園高校野球部から、夢の舞台を目指す主人公・浜風龍太朗。周囲は「そんな無茶な」と言ってはみるも、本気で意気込む龍太朗と共に、目標へ向けて走り始める。
イケメン韋駄天リリーフエース、アクロバティックなチャラ男ショート、堅物キャッチャー、運動オンチのバカ肩メガネ、高飛車なボンボン、元女子ソフト部員などなど、個性溢れる仲間と共に送る学校生活と部活の日々。
マネージャーである美都野美里との流動的な仲を周囲が見守る中、彼女が予期せぬ事態に巻き込まれた。彼女の運命は……。
そしてエース、4番、キャプテンとして、龍太朗は仲間たちと共に、甲子園への切符を手にするためグラウンドへ向かう。
後に「21世紀のナニワの怪童」と謳われる、高校球児と仲間たちの青春ストーリー。
※「カクヨム」にも併載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 22:35:02
139641文字
会話率:52%
「ふんっ! あんたみたいなザコが決勝に残るなんてね!!」
相手チームのキャプテンがこちらを睨みつける。
彼女こそ、春の大会を制した『スターライト学園』のキャプテンであるハルカだ。
「今日こそはお前を倒す。信頼できる仲間たちと共にな」
俺はそう言って、スコアボードに表示された名前を見た。
そこにはこう書かれている。
先攻・桃色青春高校
1番左・セツナ
2番二・マ キ
3番投・龍之介
4番一・ミ オ
5番三・チハル
6番右・サ ユ
7番遊・アイリ
8番捕・ユ イ
9番中・ノゾミ
俺以外は全員が女性だ。
ここ数十年で、スポーツ医学も随分と発達した。
男女の差は小さい。
何より、俺たち野球にかける想いは誰にも負けないはずだ!!
「ふーん……、面白いじゃん」
俺の言葉を聞いたハルカは不敵な笑みを浮かべる。
確かに、彼女は強い。
だが、だからといって諦めるほど、俺たちの高校野球生活は甘くはない。
「いくぞ! みんな!!」
「「「おぉ~!」」」
こうして、桃色青春高校の最後の試合が始まった。
思い返してみると、このチームに入ってからいろんなことがあった。
まず――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 15:14:28
194332文字
会話率:35%
甲子園出場を目指す野球少年田中まさるは、4回戦で炎上してしまい、敗北。
その後名門大学に行き第1打席はホームランを放つも2打席目に頭部死球。その時は大丈夫だったがその後の練習で倒れてそのまま死んでしまう。
しかし、神と名乗るものと会い異世界
の存在を知り、そこでも野球があることを知り転生することを決める。異世界のことについても勉強し、いざ異世界へ!!しかしそこでは彼の予想以上に野球は発達しておらず、そのような中で彼はどうするのか?異世界野球今ここにプレイボール!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 21:00:00
12555文字
会話率:53%
岩手県のある体育系中高一貫校に、転校してきた主人公。会いたいけど家同士の事情で会いたくない。その幼馴染の男の子が何故かそこにいました。2人の時間が動き出します。
この学校は、かつての高校球児が甲子園に初出場した際「弱い岩手と当たった!」と
喜ばれ、しかも惨敗した悔しさをバネにして後に設立したものでした。
かつて投稿のためにガチガチに構築して書いていたことがありましたが、今回は楽しみのために書き溜めていたものを投稿しようと思います。
基本的に自分の楽しさを追求してしまっているのですが、楽しんで頂けたら幸いです。
Pixiv藤丸堂支部 https://www.pixiv.net/novel/series/10723253 にも同じ話を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 17:04:39
42771文字
会話率:49%
甲子園を目指すプロ注目の高校球児、山田 球太郎(ヤマダ キュータロウ)は夏の地方予選真っ只中という状況で、異世界の王国から勇者として召喚されてしまう。
召喚した王女からは、100年以上続いている戦乱を収めて王国の窮地を救ってほしいと懇願され
るが、球太郎は元の世界に戻って甲子園を目指し、プロになるという夢をかなえたい。
300年前の勇者召喚では使命を果たした勇者は元の世界に戻ったという言い伝えに一縷の望みを託し、球太郎はやむなく戦場に行くことに。
だが、彼が特典として獲得したスキル「野球」は、戦場にいる敵味方を全て仮想空間の球場に引きずりこみ、そこで行われる試合に勝てば戦場の全てを勝ち取れるが、敗者のベンチ入りメンバーは世界から消滅するというデスゲームであった。
球太郎は生き残るため、元の世界に戻るために異世界で野球を全力プレーする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 01:00:00
116526文字
会話率:18%
ちょちょぷりあんは何を繋いだのか…
最終更新:2024-09-13 20:00:00
8976文字
会話率:91%
第一章は、高校三年生で、野球部のエース渡部ヒロが主役の物語。ヒロはプロ野球選手になったら初恋の相手藤沢涼子に告白しようと、野球の練習に励んでいる。しかし原因不明の不調になり、スタメンから外される。失意のヒロは気晴らしに新宿に出かけ、そこで財
布をすられ困っている小松葵と出会う。ヒロは涼子と葵のどちらを選ぶのか。新たにマウンドを任された来生彰は自転車の事故で右手を捻挫し、ヒロに俺の分まで投げてくれと頼む。再びスタメンとなったヒロは神奈川県大会を制し、甲子園出場を果たす。第二章は、本好きの若者滝沢信吾が主役の物語。信吾は公務員試験に落ち、町工場に就職するが、過酷な労働に耐えられず心の病になる。心の病から回復した信吾は、たまたま手にしたライトノベルに載っていた公募の知らせを目にして、小説を書き始める。第一章の『心残りのない夏を』は、実は信吾が書いた小説。信吾はライトノベル新人賞に応募するが―。ティーンエージャーに向けた小説仕立ての自己啓発書。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 13:11:40
85177文字
会話率:44%
【2年生:夏の甲子園本選編開幕】
毎年、夏を沸かせる高校球児たち。ここ、黒光高校はこの夏、県大会を制し、甲子園の土を踏んだ。
優れた才能、派手なプレイスタイルを持つ三年生を周囲は黄金世代と呼んだ。そして、彼らの影に隠れながらも、高い実力
を持った二年生を白銀世代と呼んだ。
そして、一年生のことを、周囲は「暗黒世代」と呼んだ。
黒光高校一年生古堂黎樹、左腕のピッチャーである。彼は、黄金世代、白銀世代に憧れて野球部に入部した。
目指すは甲子園。目標は――彼らが立ったあの舞台に立つこと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 20:30:29
1363124文字
会話率:43%
「勝利の女神さまっ! ~酷使で壊れた元球児と自称女神、人生二周目の二人が高校野球の歴史を変える~」の続編にして番外編
一度は酷使で壊れた男・柏原竜也が野球部を引退した後の物語。
後輩達の活躍や残りの学校生活を描きつつ、舞台はプロ野球へ
と移っていく。
果たして、大人になった彼らは何をしているのか。
柏原や東京の球児達はNPBでも通用しているのか。
そして――姿を消した勝利の女神の行方は一体……。
本編を読んでいる前提の話が殆どなので、未読の方は本編を先に読む事を推奨します。
【本編】https://ncode.syosetu.com/n8776gm/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 18:00:56
4818文字
会話率:45%
遡ること約10年前、柏原竜也は高校史上最強のサイドスローと呼ばれ、名門校のエースナンバーを背負っていた。
と言っても、それは過去の栄光に過ぎない。酷使で壊れた柏原は、無難に就職・結婚すると、やがて激務・鬼嫁・介護問題の三重苦に追われ、心
身共に限界を迎えてしまった。
短い人生に幕を閉じる直前、柏原はかつての栄光や初恋の相手を思い出す。
選択肢さえ間違えなければ、もっと良い人生を歩めたのに。
そんな事を思っていると、中学3年時の自分に転生していた。
転生した柏原の前に現れたのは、当時の友人や初恋の相手、そして――女神を自称する女の子。
自称女神は、名門校ではなく弱小都立へ進学するよう告げると、柏原の二度目の野球人生が幕を開けた。
この物語は、一度は壊れたプロ注目のサイドスロー・柏原竜也と、野球の女神を自称する少女。
高校野球の“正史“を知る二人が、その記憶を活用しながら、無名校で甲子園を目指したり、ちょっと恋したりする物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 18:00:27
1658596文字
会話率:35%
「あ、あの……私に野球を教えてくれませんか?」
夏の終わり、おんぼろバッティングセンターでの女の子との出会いが僕を変えていく。
野球好きの野球好きによる野球好きのための青春野球小説
※あらすじは少しずつ変えていきます。
「ノベルアップ
+」へ並行で投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 00:00:01
127464文字
会話率:42%
高校時代、甲子園で一躍大スターとなり、プロ入りを果たした小西涼(こにし りょう)。
夢であったプロ入りだったが、高校時代のような活躍はできず、戦力外となる。一転してどん底人生になってしまい、路頭に迷ったそんなとき、救いの手が…!?
野球人生
をやり直して、夢だったプロ生活を送ることはできるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 18:40:05
6317文字
会話率:53%