気絶から目覚めると、そこは戦国時代だった。未来の記憶からそこは天文一六年の熱田であり、自らは松平竹千代になっていた。
そして更なる記憶が自らを苛む。それは将軍となり、幕府を開いた徳川家康の苦悩の記憶だった。
これは、死後逆行した家康に未来か
らやってきた徳川家末裔の少年、松平葵(まつひらあおい)が憑依して、人生をやり直す戦国奇譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-27 11:08:09
143856文字
会話率:58%
女子高生、雨神ひかりは変質者に襲われ殺される。しかし、同級生の天才科学者、真理により、サイボーグとしてよみがえったのだった。その事実をなぜか居合わせた生徒会長、熱田水貴に教えられるのだが、彼女もまた真理によりサイボーグ化していたのだ。水貴は
スチーム筋肉によって怪力を得る「スチーム娘」、ひかりは充電によってハイパワーを得るニュータイプのサイボーグ。世界征服を狙う秘密結社が、彼ら三人に目をつける。SF学園アクションコメディー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-20 21:23:09
91032文字
会話率:38%
『復讐の味は愛を超えるだろうか――』
日本の神話が描かれている『古事記』を創作した持統(じとう)天皇は夫を裏切ったスパイ――。
日本人の父親と中国人の母親の間で生まれたリー・シュンは両親の復讐を果たすために日本に潜入していた。
日本での作戦は『伊勢神宮に祀られている神・天照大神(あまてらすおおかみ)の本来の姿を暴くこと』だった。父親はその秘密を知ったため日本のスパイに殺されたのだ。
作戦は一班四名で潜入し、日本に潜入したリーの役目は熱田神宮の巫女・椿原葵(つばきはら あおい)と接触することだった。
リーは葵に対してアプローチを仕掛け神社の秘密を暴いていく。葵はリーに疑う様子もなく、熱田神宮の秘密を話し彼と共に行動するようになる。
リーと葵は四季を巡るたび天照に関わる神社に赴き、隠蔽された神を探すキーポイントとなる勾玉を入手していく。
全ての勾玉を手に入れたリーはその全貌を知り、思わぬ行動に出る――。
彼は愛を取るのか、それとも哀を取るか――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-17 23:28:02
194191文字
会話率:51%
まっすぐな想いと、コンプレックス。
大人になる手前の恋は、一生懸命だからこそ不器用でもどかしい。
しかし、過ぎてしまった時の輝きは何故こんなにも眩しいのだろう。
初めての恋と夏祭り。誰もがせつなさとともに思い出し、あなたのあの日の恋が蘇る。
最終更新:2015-09-13 16:11:21
861文字
会話率:19%
尾張名古屋は熱田宿。東海道第41番の宿である。
東海道随一の規模を誇った熱田宿。本陣2軒に脇本陣1軒。普通の旅籠が約250軒もあり、人口が1万。地方の城下町を凌ぐ規模である。
その熱田宿でもぐりの客引きをして日銭を稼いでいるお茂。先祖
が鼻緒を商っていたことから鼻緒屋お茂と呼ばれている。
生きがいを失って惰性で暮らしているお茂を気遣うのは、幼馴染の喜助。今では目明しである。
ある日、お茂は喜助に頼まれて路銀に困っている旅人の面倒をみることになる。といっても、ただで泊めるわけではなく、素泊まりにするかわりに格安にしてやるというもの。やがて喜助が難題をもちこむ。行き倒れになった旅人の子供を面倒みてやってくれというもの。
しかたなく子供を預かったはいいが、しだいに数が増えてくる。
ただ遊ばせているだけではいけないと、お茂は旅人相手の商売を思いつき、子供とともにやってみる。
お茂と喜助。喧嘩しながら生きがいさがしの日をおくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-20 14:00:00
67647文字
会話率:47%
将軍徳川秀忠が上洛の途上、尾張国熱田に逗留した折。上様御成りという事で在地の武士達はこぞって彼を出迎えた。彼らの中には嘗ての徳川直参も含まれており、秀忠や伴の者にとっても懐かしい顔は少なくなかった。
その出迎えた者の中に、一人の老人が居
た。良く言えば素朴、悪く言えば目立たぬ風貌の老人だ。だがよくよく見るとその肉体には数え切れないほどの傷跡が見え隠れしている。彼が嘗て歴戦の古兵だった証だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-12 01:16:44
19641文字
会話率:36%
熱田 夕飛(あつた ゆうひ)、17歳。ホントに普通に高校生をやってた俺の前に、いきなり、遠い世界からやってきたっていう自称・竜が現れたんだ。なんでも絶滅の危機に瀕してるから、卵を作る為の相手になって欲しいんだって。
応じてやりたい、と思う
のが人情。
って思うけど、やっぱ……無理!
あまりにもゴツイ最強のブラックドラゴン乙女・レイカちゃんと俺、幼馴染の麻子、そして絶滅寸前の竜を狙ってやってきた異世界の皆さんとの間に繰り広げられた日々について、語ろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-01 06:00:00
170000文字
会話率:35%