いらっしゃいませ、ようこそ。久方振りの御客様ですね。
当館の御利用は、初めてでしょうか?
此処は、狭間図書館。狭間に|揺蕩《たゆた》う、古書の館。
えぇ、理解が早くて恐縮です。
図書館ですることは、唯一つ。本を読むことですね。
御客様を
煩わせる時間など、此処には御座いません。
心行くまで、御楽しみ下さいませ。
……ですが、一つ御忠告を。古きものは、力を宿すと申します。
読めば、|詠《よ》まれる。見れば、|魅《み》られる。|覗《のぞ》けば、|除《のぞ》かれる。
感情移入が過ぎれば、その身を滅ぼすことになりましょう。
ですので、くれぐれも御注意を。
──あぁ、だから申しましたのに。忠告が、無駄になりましたね。
【利用案内】
・古書の追加は、不定期となっております。御注意くださいませ。
・読書は、精神に異常を及ぼすことも御座います。閲覧時は、御注意を。
・古書の種類は、豊富に取り揃えております。倫理観を欠如なさいませぬよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 20:56:01
2318文字
会話率:19%
「何か面白い怪談話とか、都市伝説の類ってないですかね?」
新聞部の一年生が聞いた、一つの問いかけ。それに対し、オカルト部の部長は嘆息の後にこう尋ねた。
「貴方は、人と駅の類似点はご存じですか?」
これは、そんな会話の元に始まった、
一つの儀式と、それがもたらした結果の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 20:34:04
11863文字
会話率:63%
見えるけれども届かない場所。
向かい合ったプラットホーム。
そこで電車を待つ友人に恐怖が迫っているとしたら、あなたは救い出せるでしょうか。
「夏のホラー2020」投稿作品です。
最終更新:2020-08-27 20:31:52
30384文字
会話率:26%
玉の輿が決まり幸せの絶頂にいるOLが、底辺人間の幽霊たちに諭されるお話です。
日常的にはあり得ない話ですが。
最終更新:2020-08-27 20:23:18
1883文字
会話率:40%
小学生のヒロシは地方から来る紙芝居屋のおじさんを慕っていた。しかし、おじさんの評判は芳しくなく……。
死者ではなく、生きている人間の怖さをどうぞ。
最終更新:2020-08-25 01:17:16
4500文字
会話率:55%
ある日地下鉄の壁に女の顔が張り付いていた
最初はただただ怖がっていた俺と友人の佐々木であったが、何日も張り付く壁の女に段々と慣れ始める
そしてある日佐々木は、あの顔の正体を探ろうと俺に言い出した
しかし顔の真相は地下鉄の暗いトンネルのように
、不明瞭で暗いものだった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 20:20:18
5991文字
会話率:0%
『ここどこ?』
同僚から送られてきた画像には、蛍沢駅という駅名標があった。
錆びついた駅名標。聞いたことのない駅名。辿り着くはずのない駅。暗いホーム。
怯える同僚を助けるため、浜懸は慌てて家を飛び出した。
※夏のホラー2020
参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 20:14:50
14373文字
会話率:25%
これは9割方本当にあった話だ。心霊系かどうかはわからない。なにかの祟りか?
僕は20代後半のころ、大変な目にあったことがある。
というのも酔った勢いで、ローカル線の無人駅にある老木に小便を引っかけてしまったのだ。
以来、猛烈な謎の痛みでのた
うち回る羽目になった。
つまり、かつて体験したことのない激痛が局部に走る。
尿路結石や『ミミズへの小便』の疑いも考えられたが、どうもちがうようだ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 20:12:48
5967文字
会話率:1%
かつてオペラ歌手を夢見た私こと、佐那 史郎は帰宅途中、いかがわしい営業マン、竹田 哲人につきまとわれる。
商材シャーデンフロイデとやらを売りつけようとする魂胆らしい。やたらと口の達者な男だった。
その手には乗るまい。私は誘惑に負けそうになり
つつも、なんとか無人駅にたどり着く。
そして雨が降りしきるなか、駅舎内での心理戦。
竹田は私の心を見透かすような発言をくり返し、揺さぶりをかけてくる。
どうやら竹田の人の心を読む力は本物らしい。この男は私にとっての汚点ともいうべき、若きころの秘密を知っているのだ。
なんとしても竹田を亡き者にしなければならない。さもないと秘密を公にされ、私は窮地に立たされるだろう。
竹田はきっと妖怪の類にちがいない。この男の裏をかいて撃退しなければなるまい……。
※本作は【夏ホラー2020】企画、テーマ『駅』です。
幽霊の類は出ません(たぶん)。むしろ怖いのは人間自身を描いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-21 11:17:33
55174文字
会話率:19%
「私」が電車の中でホラー同人誌を読む話。
最終更新:2020-08-27 20:00:00
23512文字
会話率:21%
※夏のホラー2020参加作品です!
通学という時間は、大嫌いな時間だ。
電車を使うほど遠くとなると、余計にかかる時間が気になってしまう。
そこに電車の遅れが重なると、無駄に過ごさなきゃいけない時間に、うんざりする。
僕も数週間前までは、
そう思っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 20:00:00
10191文字
会話率:9%
駅前に並んだ自動販売機。缶コーヒーを買おうとしたら、うっかり小銭を落としてしまった。
最終更新:2020-08-27 20:00:00
1645文字
会話率:8%
新型コロナウイルス感染対策で臨時休業中だった企業も再開し、駅にはまた見慣れた通勤ラッシュの風景が戻ってきた。
最終更新:2020-08-16 20:27:28
1722文字
会話率:3%
8月の終わりという事で最後にホラーで涼みたいとおもったので書きました
最終更新:2020-08-27 19:59:22
1524文字
会話率:45%
手からなにかがこぼれ落ちていく感覚だけがあった。
なにかを失くしてしまったらしい。取るに足りないものもあったし、とても大事なものもあったはず。
なにかを拾ってしまったらしい。それは気づかぬうちに手元にあって、それさえあれば私もどこか
へ行けたのだろう。
夏のホラー2020参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 19:23:13
5285文字
会話率:26%
ペットと電車移動とか大変だろうなと思いながら書きました。JRは280円とかかかるらしいですね。ちょっと調べました。
最終更新:2020-08-27 19:17:59
1125文字
会話率:39%
一応、自分の中では夏のホラー2020の変わり種という感じです。
最終更新:2020-08-27 10:02:33
2252文字
会話率:38%
今年は15個投下したという事になりますかね。去年の病院はゼロだったので、まあいいか。例えこんな内容の話でも。
最終更新:2020-08-26 13:29:58
1776文字
会話率:19%
“名前を呼ばれると……“というネットの投稿を目にしてから、神崎美鈴の身の回りで色々な怪現象が起こることになったのだった。
最終更新:2020-08-27 19:12:00
3699文字
会話率:39%
いつもは利用しない駅のエレベーターを利用したことにより、恐ろしい体験をすることとなってしまった。
最終更新:2020-08-22 14:44:09
1504文字
会話率:20%
駅のトイレの噂を確かめに現場へ行った。そこには噂の電話があり、その番号に電話をすると奇怪な体験をすることとなった。
最終更新:2020-08-20 21:02:59
1248文字
会話率:32%
ある夏が繁忙期の企業に勤める主人公が夏季休暇に経験した不思議。
最終更新:2020-08-27 18:44:50
1054文字
会話率:0%
糠壁市の郊外に広がる、糠壁湖を利用して村おこしを考えた区長が呼び寄せた大学生が血脈に由来する過去の因縁により不幸を迎える。
最終更新:2020-08-13 14:48:38
1115文字
会話率:0%
迷惑大学生の自業自得の後片付けに追われる駅員のつぶやき。
最終更新:2020-07-28 20:19:44
1507文字
会話率:5%
小学5年生の頃、夏休みに目撃した事故の話。
最終更新:2020-08-27 18:19:26
1506文字
会話率:13%
人が他の人に向けて発する思いは、それがネガティブなものであれ、ポジティブなものであれ、強ければ強いほど、「思念」もしくは単に「念」となる。
そして、時に「思念」は、元の主(あるじ)の肉体に似せて仮の器を形作ることがある。僕には生まれつきそ
れらを見る力があった。なぜそれらを僕は見ることができるのか、僕はずっとその能力を恐れて来た。しかし、僕の前に現れるそれらは、いつも怯え、さまよい、何かを訴えかけようとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 16:17:04
5615文字
会話率:29%
ある田舎の村では、猿を神と祀り、猿神信仰が根付いている。
村では、猿神を手厚く世話する分には幸運をもたらすが、気を損ねると悪いことが起こると言い伝えられている。
その村にある小さな駅で一人、また一人と姿を消してゆく。
彼らに本当は何が起こっ
たのか。
駅に潜む怪物の正体は何なのか。
切なくも狂わしいホラー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 18:00:26
11136文字
会話率:10%
生きていることに意味なんかない。生きてやりたいことなんか無い。
このホームから飛び降りれば、こんなつまらない人生は簡単に終わらせる事ができる。
だけど、その『簡単なこと』が簡単には出来なかった。
立ち尽くした彼の前に現れたのは――『天使』。
「あなたを、その命の束縛から解放して差し上げます」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 18:00:00
14298文字
会話率:22%
友達のケイスケに誘われて、僕は山へ出かけた。
最終更新:2020-08-27 17:53:38
3910文字
会話率:43%
目が覚めると地下鉄の待合室だった。なので家に帰るために階段を探すのだが……。
最終更新:2020-08-27 17:51:30
2909文字
会話率:43%