給料の一週間前、男はとても空腹で、外で鳴いている猫の餌目当てで外に出かける。
しかし鳴いている猫のみで、彼の目標とする人間でも食べれそうな猫缶なんてなかったのである。
しかし……。
地の文を練習用で書いてみましたが、正解は自分にはわかり
ません。
将来的に、同じタグの小説が集まれば、短編集としてまとめるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 08:58:28
1867文字
会話率:17%
「ポイントカード、お作りしますか?」
スーパーに買い物に行ったら、若い女性の店員にそう聞かれた。
「いや、いいです」
もともと勤めていた会社をクビになって、田舎の会社に就職した。田舎だから、本当に店が少ない。おまけに、もとの会社をクビに
なって再就職したけど給料が安いから車も買ってない。わざわざ1時間歩いてスーパーに来た。
「今、ポイントカードを作って頂くと、ポイント2倍になりますが、いかがですか?」
「いや、大丈夫です」
「本当に大丈夫ですか?無料ですぐにお作りできますよ?」
「・・・作ります」
「かしこまりました」そう言って、店員は新しいポイントカードを取り出して、手渡した。
前の会社をクビになって、付き合っていた彼女にも呆れられて振られた。結婚指輪も準備しようとしていた。会社の経営が悪くなって、リストラが始まって、オレはクビを切られた。彼女には振られ、田舎に住むことになって、車も買えなくなった。
パラパラと雨が降ってきた。傘はもちろん持っていない。鳥が鳴いている。大通りを歩く。車が往来する。雨足は強くなる。目を上げる。灰色の雲が頭上を覆っている。シャワーのように雨が降り始める。頭は濡れる。服は濡れる。買い物袋も濡れる。顔も濡れる。目も濡れる。
家に戻ったときには、まるで川遊びでもしてきたかのように、全身ずぶ濡れだった。服を脱いで洗濯機に放り込む。
1人、ベッドの上に突っ伏していた。
ピロンと、スマホが音を鳴らした。何だろう、と思ってスマホを手にとると、当選おめでとうございます、とメッセージが入っていた。また詐欺メッセージか。どこかから情報が漏れているんだろう。しょっちゅう、何かに当選したとか、成人向け動画の支払い要求とか、連絡が来る。
外を見ると、もう雨は止んでいた。外に出た。歩いて行って、店に入った。写真の中から、前回と同じ女を選んだ。
風俗店を出たときには、もう外は暗かった。財布の中身を見ると、お札がもう無くなっていた。
また翌週、スーパーに寄って牛乳を買った。ポイントカードを出した。いつもご利用有難うございます、と言われた。
店の壁に、チラシが貼ってあった。ポイント貯めると、交換できる景品だ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-05 18:36:53
2105文字
会話率:40%
「チュン、チュン、チュン、チュン」
鳥籠の中で鳴いている。
黒と、灰色の羽。白色の身体。ピンク色の嘴。
僕はその美しさに惚れて、2週間前、ペットショップで文鳥を買ってしまった。
毎朝起きると、鳥籠の黒いカバーを外す。すると、チュン、
チュン、と鳴きだす。
一人暮らしで恋人もいない僕にとって、文鳥の存在は大きかった。守るべきものができた、という感じだろうか。
可愛らしいものだ。鳥籠の中で、パタパタと羽ばたく姿を見ながら、僕はにやけてしまう。しばらく見て満足すると、朝ご飯を食べ、会社に行く支度をする。それが毎朝の習慣だ。
就職して3年目。そろそろ恋人でも欲しいな、と思っていたが、残念ながら恋人ができる気配はなかった。色々と試してみたけど、付き合いたいと思える人には出会わず、僕は恋人探しを諦めた。その代わり、文鳥を飼った。
文鳥は良い。面倒を見るだけで、癒される。それで不足を感じないのであれば、わざわざ恋人を作る必要なんてない。
「ね?」
「チュン、チュン、チュン、チュン」
―――ああ、そう思っていたのに。どうしていつもこうなるんだろう。諦めた、と思うと、途端に一筋の光が差してくることがある。
文鳥を飼うようになってから、餌を買うために定期的にペットショップに行くようになった。行くと言っても、2か月に1回程度だが、それでも、ペットショップにいる店員を覚えてしまい、その中の女性店員の一人と仲良くなってしまった。彼女は文鳥の飼育を担当していて、籠の中に何を入れたらいいか、とか、文鳥が元気ないときどうすればいいか、とかを教えてくれた。
その女性はスズさんと呼ばれていた。僕と同じ26歳だった。背が低く、少し太っていて、申し訳ないけど外見でハッと惹かれるようなところはなかった。でも話してみると気さくな人で、明るい人だった。
それで仲良くなって文鳥以外の話もするようになり、今度一緒にご飯でも、という話になった。そしていまや、毎日連絡を取り合うようになっている。これまで彼女ができたことなんてなかったから、本当に、毎日、にやにやが止まらない。携帯を見るたびに、彼女から連絡が来ていないかとメールを確かめてしまう。これも全て文鳥を飼ったおかげだ。恋のキューピッドだ。なんて素晴らしいんだろう。
「ほんと、お前には感謝しているよ」
「チュン、チュン、チュン、チュン」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-07 07:29:10
5948文字
会話率:52%
辺境の地メーベルトで唯一の探偵事務所『ダニエル探偵事務所』はいつだって閑古鳥が鳴いている。それもこれも『探偵』という職業の知名度が低いせい……だとダニエルは思いたかった。舞い込んでくる仕事はネコ探し、失せ物探し、家の修復作業、浮気調査などな
どダニエルが理想とする『探偵』とは程遠い内容ばかり。そんなダニエルの元にようやくまともな依頼が……。しかし、その依頼『人探し』によってダニエルは『表の人間』が知ってはならない『秘密』を知ってしまう。
※曖昧設定。
※アルファポリス様、カクヨム様にも後日掲載予定。
※誤字脱字報告歓迎。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 19:00:00
77857文字
会話率:60%
鳴いているセミ、死んだセミ
キーワード:
最終更新:2024-08-14 19:05:36
999文字
会話率:0%
ある遊牧民の話。
カクヨムでも公開しています。
最終更新:2024-03-10 09:14:11
1459文字
会話率:14%
プロレスラー黒鉄 鋼助(くろがね こうすけ)は悩んでいた。社長をつとめるプロレス団体の経営が苦しいのだ。故郷の東北でプロレス団体を立ち上げて早十年。今日も試合会場では閑古鳥が鳴いている。一か八かの興行もまるでお客がやって来ない。なぜなら、い
まどきの若者はプロレスよりもダンジョン配信に夢中なのだった。
スキルや魔法で片付いてしまうダンジョン配信者の大味な闘いぶりよりも、プロレスの試合の方がずっと感動できるのに……一度でも、たった一度でも見てもらえればプロレスの魅力が伝わるはず……。頭を抱える黒鉄に、親友の忘れ形見である風祭 青空(かざまつり そら)から意外なアイデアがもたらされる。
「ダンジョンでプロレスやっちゃおうよ!!」
これは、プロレスに生き、プロレスにすべてをかけた男、黒鉄 鋼助がダンジョン配信のバズを通じて成り上がり、プロレス旋風を巻き起こす物語である。
※毎朝07:02の更新です。ストックに余裕があるときは1日複数話更新することもあります
※最初のバズの兆しは第7話からはじまります
※掲示版回はサブタイトルに★が付きます。初回は第9話です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 20:01:19
391015文字
会話率:29%
青い鳥はいつもあなたのそばで鳴いている
最終更新:2023-08-02 19:52:12
354文字
会話率:0%
蒸し暑い日が続いている。疲れてそうなのか、ただそう感じるのか、わからなくなる。ボーッとしてしまう。烏とか、犬とか、よく鳴いている。元気だな。とにかく、進もう。
最終更新:2023-07-11 06:35:56
731文字
会話率:0%
虫の音が心地よく、夜道が楽しみになりました。色んな虫がいて、それぞれに、得意な音を出して、これからの季節を醸し出してくれてます。それぞれの思いで鳴いているようで、実は、自然のオーケストラなんでしょう。あれは、たぶん、指揮者ですから。
最終更新:2020-08-29 08:19:49
285文字
会話率:0%
ある日、ブリーフ一丁で「にゃおーん、にゃおーん」と鳴いているおっさんに、
女子高生が「カワイー!カワイー!」と言っているのを、僕が眺めている夢を見ました。
そんな夢から生まれたラブコメです。
全四話予定、よろしくお願いします。
最終更新:2023-06-30 23:59:35
10221文字
会話率:39%
たけみちん、たけみちん、けけけけけ。オウムが鳴いている。
最終更新:2023-04-25 20:00:27
1170文字
会話率:51%
耳の中で何かが鳴いている?
最終更新:2023-02-19 07:33:06
673文字
会話率:39%
会社のデスマーチで疲れて帰宅している途中で私はニャーニャー鳴いている動物を見つけた。
猫かと思って拾って帰ったが、それは火を噴くサラマンダーだった。
最終更新:2023-01-03 09:15:20
9979文字
会話率:47%
友坂は急な歯痛に悩まされ、2年ぶりに山田歯科医院へ通うことにした。
ところが以前は大勢の患者でごった返していたのに、閑古鳥が鳴いている状態に不思議に思うのだった。
最終更新:2022-12-31 18:00:00
7102文字
会話率:16%
真の自分をお人好しの仮面で隠した少女、透夏。
パンドラの箱に囚われた少女、花火。
2人はある日を境に運命を共にすることとなる。
追い求めた先にある「自由」は…
そして2人の運命は偶然から必然へ。
それは全てまだあの青空しか知らない…
第1章 パンドラの箱に囚われた彼女
第2章 アリアドネの糸は2人だけ
第3章 シュレディンガーの猫はきっと鳴いている
第4章 ラプラスの悪魔はすでに死んでいる
最終章 レクイエムは火花と謳う
エピローグ 前世と来世の狭間で
不定期更新
各章を分割して投稿致します。
第二章までは書き溜めがあるため更新頻度は早めです。以降は鋭意執筆中ですので気長にお待ちください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 16:50:31
13498文字
会話率:37%
20××年大晦日。世界中の上空に異界とを繋ぐ穴「ゲート」が出現する。
ゲートから現れた未確認生物通称UMAらの襲撃により、人類は滅亡の危機へと立たされてしまう。
しかし生き残った人々は団結し、地下へと生活拠点を移しそして世界協同軍事機関「ナ
ディエージダ」を結成する。
それから10年の月日が流れ、ナディエージダ新東京支部では天才女性パイロット柊瑠瑚(ひいらぎ るこ)を小隊長とした新設UMA対策部隊が初の訓練飛行を行っていた。
訓練は順調なように思えたが、しかし突如上空に「ゲート」が出現し、彼女らの目の前で再びあの日の悪夢が蘇ろうとしていた……
個性豊かな性能を持つ戦闘機たちが繰り広げる新感覚ミリタリー小説がここに爆誕!?
本小説は5ちゃんねるの創作文芸板の安価スレにて誕生した読者参加型の小説です。
一応読者参加型の小説と掲げて活動しておりますが、スレの方は現在は閑古鳥が鳴いている状況で安価も休止しています。
しかしスレ自体は現在進行形で一応動いてはおりますので、遊びに来てくれたら嬉しいです。
なおスレ内には物語のネタバレも多々ありますので純粋に作品を楽しみたいという方は訪問を控えることをオススメいたします。
(本スレURL)
『安価で作った話をなろうに投稿するスレpart2』
https://itest.5ch.net/mevius/test/read.cgi/bun/1515206608折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 15:21:49
51905文字
会話率:42%
夜中、夜行性の野良猫が鳴いている。
その鳴き声がうるさくて、俺は眠れない!
最終更新:2022-04-06 17:00:00
2472文字
会話率:50%
木の上に止まったぼくは、毎日毎日鳴いている。
そのすぐそばで、秋の風と誰かが鳴いている。
最終更新:2021-10-11 12:29:17
252文字
会話率:0%
炭鉱で、働く圭佑はある日
カナリアと、話すことができた
最終更新:2021-09-03 06:09:37
1471文字
会話率:21%
コオロギが鳴いているのです
キーワード:
最終更新:2021-08-28 10:07:37
368文字
会話率:0%
蝉は、はたして、どこで、鳴いているのか?
最終更新:2021-08-12 20:00:00
2489文字
会話率:1%