三国志と呼ばれる場所と時代、風邪で死にかけたら東の海の向こうの未来の知識を得てしまった少女。名前はまだない。歴史にも残ってないからいつ死ぬかもわからない。
それなのに祖父が曹操と夏候惇であり、あと四年で二人はこの世を去ることはわかってしまう
。他にも母清河公主が浮気で父夏侯楙を処刑させようとしたり、歳の近い親戚の夏侯玄、夏侯徴兄妹が時代のせいで殺害されたり。次の皇帝曹丕は叔父で、次の王朝を始める司馬家ともお知り合いになってしまった。
後漢末期も末期のこのご時世、放っておいたら周りは不幸にしかならない。
歴史に残ることのなかった子女か、そもそも生まれてさえいないのか。わからなくても知ってしまったら放っておけない。
病弱すぎて抱えられてばかりだけど、不幸な未来は変えましょう。
*以下にご注意ください
・史実寄りですが物語の性質上、現実とは異なる場合があります
・主人公は史実に存在せず、生没年不詳の登場人物の年齢は類推です
・解釈違いの可能性がございます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 00:00:00
363176文字
会話率:34%
今まで好きだった人に好きな人がいるそうです。
果たしていったい誰でしょう?
最終更新:2023-07-14 23:07:18
10656文字
会話率:51%
(。-`ω-)//ちくせう。波に乗り遅れた。いや、まだ間に合うか。そんなエッセイでございます。
最終更新:2022-07-31 00:07:11
2885文字
会話率:0%
『類推における、着陸の意味』・・・『詩の群れ』から
何を言いたいのか分からないのが、詩の特徴だとしたら、例えばこの様な詩も、形作られる訳である。詩集『詩の群れ』、から。
最終更新:2021-08-31 03:38:09
402文字
会話率:0%
『現代の類推的標榜』・・・『詩の群れ』から
何を言いたいのか分からないのが、詩の特徴だとしたら、例えばこの様な詩も、形作られる訳である。詩集『詩の群れ』、から。
最終更新:2021-05-19 03:02:44
335文字
会話率:0%
『残像の行く先』ー類推ー
様々な角度から、残像のことを列挙し、咀嚼し、世界を捉え直した心境小説。ただ、無限の世界があることに、逆説的に我々は救われているという、残像に関する文章にした。『残像の行く先』の、続編。
最終更新:2020-10-27 06:01:45
7522文字
会話率:0%
平安時代後期の宮中でめったに起きないことが出来しました。北面の武士佐藤義清と、彼とは身分違いにあたる、さる上臈の女房との間に立った噂話です。上臈の女房が誰であったかは史書に記されていませんが、一説ではそれが中宮璋子であったことが根強く論じ
られています。もし事実であったならまさにそれはあり得べからざる事態となるわけで、それを称して阿漕の浦の事態という代名詞までもが付けられているようです。本来阿漕の浦とは伊勢の国の漁師で阿漕という名の男が、御所ご用達の漁場で禁漁を犯したことを云うのです。空前絶後とも云うべきそれは大それた事、罪でしたので、以後めったに起きないことの例えとして阿漕の浦が使われるようになりました。さてでは話を戻して冒頭の、こちらの阿漕の浦の方ですが仮にこれが事実であったとしたら、そこから推考し論ずべき点が多々あるようにも私の目には写りました。もの書き、小説家としての目からということですが、ではそれはなぜかと云うに、中宮璋子の置かれた数奇な運命と方やの佐藤義清、のちの西行法師の人格と生き様からして、単に御法度の恋と云うだけでは済まされない、万人にとって大事で普遍的な課題があると、そう着目したからです。さらにはこの身分違いの恋を神仏と人間との間のそれにさえ類推してみました。ですから、もちろんこの物語は史実ではなく想像の、架空のものであることを始めに言明しておかねばなりません。具体的な展開、あらすじについてはどうぞ本編へとそのままお入りください。筋を云うにはあまりにも推論的な要素が多いからですが、その正誤についてはどうぞ各々でなさってみてください。ただ異世界における、あたかも歌舞伎の舞台に見るような大仕掛けがあることは申し添えておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-11 21:27:26
20108文字
会話率:28%
五人の宴会が、始まる・・・前。
最終更新:2017-02-01 21:29:50
8511文字
会話率:42%
※タイトル変更。
原題はもともとシリーズ名のつもりでした。
このタイトルもまだ仮だけれども、一応、このお話のテーマの一つを持ってきてみました。
一応、そんなに長くない話の予定です。
■The True World Gleaming
Under The Blue Moonlight■
この物語は架空の都市『光花市』を舞台にした物語です。
あなたの知るあの『光花市』と同一であるかは、私の知の及ぶところではございません。
しかし作中においてその都市は、外部からは『光花市とは異なる名称』で呼ばれていると明言されています。
ゆえにこの『光花市』という名は、都市内部においてのみ成立する呼称であり、つまりは、外部にいるであろうあなたにとっては、仮称の類と何ら違いはないものなのです。
架空のものと言ってしまっても良いかもしれません。
架空の都市『光花市』を舞台にしたこの物語は、主に防犯上の理由からいくつかの情報を意図的に伏せられています。
関係者各位にとってみれば、言うまでもない事実であるがために、あまり伏せたところで意味のない情報ではあるのかもしれません。
しかし本来無関係なはずの、外野のお節介共に無理矢理介入されてしまうという鬱陶しい事態から逃れるための手段としては、一定の成果をあげているようです。
どちらにしろ仮定なのです。
それ以上の意味はありません。
散見される情報から類推して、作中で『光花市』と呼ばれている都市の外部で通っている公称を知ることが、あなたにはできるかもしれません。
ならば、きっとあなたの世界には、この『光花市』は存在しないのでしょう。
ようするに架空の物語なのです。
つまりはフィクションということなのです。
はっきり言ってしまえば嘘なのです。
――――と、ここまでが前置です。
Boy meets Girls.
これは無限に、あるいは夢幻に存在する重なり合う複数の世界群のある交点に、それとは気づかずに存在した、少年と少女たちの出会いの物語です。
もちろん、嘘なのですけれども。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-22 01:45:50
31815文字
会話率:17%
帝都にはびこる迷妄妄誕(ぼうたん)を断つ本記事「帝都妄断(もうだん)」も今回で八回目となる。
さて、読者諸賢は『人を食う機械』の話を聞いたヿ(こと)はあるだろうか。細かな筋の違いや異説があるようだが、大略すると次の通り。
――屠畜場で肉を加
工する機械が暴走して手当たり次第に人を呑みこんだ。犠牲者は肉になってしまったが、業者はこの事実を伏せたまま肉を流通させた。だから帝都に出回る肉にはときどきいわくつきのものが混じっている……
なんてことはない、都人士の不安が話という形をとった都市にまつわる噂話の一つだ。迷信と純朴が生んだ古い怪談とは異なり、都市の噂話は事実となる話に故意に誇張を加えて人為的に流されるものが大半で、人心の不安をかきたてる悪質な扇動と云いきってよい。
もちろん『人を食う機械』も同類である。人を巻きこんだ機械という語句は徐々に人の仕事を奪っていくであろう機械への不満を大胆に表しておる。消費者を顧みず事実を伏せた業者という点は、儲けしか眼中にない企業への不平をあおる。おぞましい人肉がそのまま食卓にのぼっているかのような結末は、帝都での生活そのものへ不信をいだかせる。いずれもが身近に存在する不安の種をひそやかに宿しているのだ。これら不安の種はこういった噂話を栄養にして花開こうとしている。
だが、我らが帝都に咲く花が斯様な不安に根差したものであってはならない。
読者諸賢は見抜いておられるだろう。『人を食う機械』もまた帝都に巣食う妄誕の一つにすぎないのだと。しからばその妄誕、ここに章々として断とう。
今号お目にかける記事は、『人を食う機械』の元となったと類推され得る、西部市のある食肉加工場にて発生した騒動についての顛末である。むろんこれは本誌に掲載されたる内容であるから、尾ひれのついていない実録であるのは断るまでもない。
以下は本誌編集部にこの実話を持ちこんだ某氏の語ったところを文章に整えたものである。某氏の語りにはいささか冗長な箇所も見受けられるが、語られる食肉加工場の場景にも目を通してもらいたい。帝都における点景、生活の実録をつづるという本誌の主旨にも反しないものとして省かず掲載した。また、例によって人名は仮名としている。
本記事が噂話の黒い部分を払拭できる力を備えていると信じて。
無姓無名「帝都妄断 第八回」『実録帝都』三二年第二十六号折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-30 08:40:58
6950文字
会話率:0%