「小僧、あの祠を壊したんか」
村から出ようとしたところで、そこまでハゲちゃいねぇけど全部白髪、ま、見るからにジジイ、ってジジイに声をかけられた。
ジジイは目を見開いて、まるで世界一のアホでも見つけたような顔をしてる。
「十個は壊したぜ、
それがどうした?」
俺はニヤリと笑って答えた。ああ、もちろん、立ち並んでた祠をなぎ倒してやったさ。十年前、どっかのバカのせいで故郷の村が祟られた、その恨みを晴らしたんだ。霊媒師に言われた通り、お守り十個装備してな。
(以上冒頭)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 19:51:53
9523文字
会話率:74%
その森には魔女がいた。
その森の雨はやむことがなかった。
ある日。
魔物に襲われて深手を負った騎士団団長のラファエルは雨が降りしきる森に迷い込む。
やまない雨に馬も足を取られ、いよいよお仕舞いかと意識を失う。
しかし、彼は見知らぬベッド
で目を覚ます。
彼を助けたのは魔女だった。
彼はその魔女のあまりの美しさに一目惚れするが、彼の属する聖王国にとって魔女は滅ぼすべき大敵であった。
魔女から語られる真実。
ラファエルの決断。
聖王国の正体。
これは伝説の始まり。
騎士団長と雨の魔女の恋の行方は……。
『騎士団長ヒーロー企画』参加作品です。
企画の要素は、たぶん全部入ってると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 17:57:25
30163文字
会話率:41%
五月雨の中、森の中にある廃墟を訪れる魔女がいた。
人が死ぬので残酷とR15をつけました。
流血表現はありません。
最終更新:2021-05-12 19:29:29
5056文字
会話率:19%
百年前、吸血鬼の男は『雨の国』に辿りついた。
吸血鬼にとって、『雨の国』は、太陽の光のない最高の国のはずだった。
だが、『雨の国』に永遠に降りしきる雨を降らしているのは、『雨の国』そのものではなく、雨を操る『雨の魔女』の仕業だった。
これ
は、『死ねない吸血鬼』と『雨の魔女』の出会いと別れの追憶譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-01 21:54:42
32377文字
会話率:37%