人工地震説についての意見を書いてみた。
ほぼ愚痴です。
最終更新:2022-03-18 18:55:36
431文字
会話率:9%
夜柝市。最悪の企業都市。法律ではなく金の上に成り立つ都。警察はいる。裁判所もある。途方もなく強大な警備会社すらある。
そして、全てがグル。予定調和。悪徳と醜聞の上の平和。
映画のシン・シティを多少、秩序立てたような街だと人々は認識してい
る。当人達にとっては冗談では無いが。
さて、物語の暫定的な主人公は17歳の少女、八島亜紀だ。くすんだ灰色のツインテールにダスターコート。そして、テーブルの脚を持っている。彼女は借金の取り立て人やら、お礼参りの代行、パパラッチの姉の手伝いをしながら過ごしている。もちろん、学校には通っていない。
テーブルの脚(以後、“脚”と表記する)は彼女の仕事道具で、お察しの通りの使い方をする。具体的に言えば、滞納者の顔を整形したり、強請りに動じない連中の内臓を吐き出させたりするのに使う。
ただ、そんなものを使うより彼女の人間離れした脚力によるヤクザキックの方が強いことを自覚していない。
彼女は、ひたすらの暴力と偏執的な隠謀論によって構成される汚物のようなこの街で、我を通す。そのためだけに奮闘する。これはそういう物語だ。
あと、血の繋がらない姉妹の家族愛の物語でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 11:25:58
3889文字
会話率:11%