「……インテリ眼鏡とかここは天国か……?」
「は?」
シルヴィ・ベルナールの生家である男爵家は首皮一枚で何とか没落を免れている超絶貧乏令嬢だ。
そんなシルヴィが少しでも家の為にと働きに出た先が軍の衛生兵。
実はシルヴィは三度の飯より眼鏡
が好きという生粋の眼鏡フェチ。
男女関係なく眼鏡をかけている者がいれば食い入るように眺めるのが日々の楽しみなのだが、この国の眼鏡率は低く人類全てが眼鏡をかければいいと真剣に願うほど信仰している。
そんな折出会ったのが、軍医施設の責任者兼軍医総監を務めるアルベール・ウィルム。
実はこの人、イケメンインテリア眼鏡だったりする。
見習い衛生兵として頑張るシルヴィだが、どうしてもアルベールの尻を追いかけてしまう。
更には色眼鏡の大佐が現れたり、片眼鏡のいけ好かない宰相様まで……
自分の恋心に気づかない総監様と推しは推しとして愛でたいシルヴィの恋の行方は……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 18:58:44
73889文字
会話率:40%
その時々の潮流に沿ってホイホイと考えを変え、有能でそつがないけれど、「自分のない」組織人。しかし、「自分のない」状態のままで本当の意味で組織に貢献し、仕事に没頭し続けることは、長期的には不可能な業でしょう。ニヒリズムは心を蝕みます。「手応の
あるものを向うに見ている」のは、現代のサラリーマンだって同じはずです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-13 08:06:44
2226文字
会話率:0%