私、伯爵令嬢パトリシア・グラスソードは、幼馴染の侍従ザックと共に、ステンドグラスの製作を続けていました。
両親の援助もあって工房を建て、ステンドグラスを製作し続け、ついには王宮主催の芸術発表会に作品を出展できるほどになりました。
そし
て、その発表会は特別なもので、参加したのは、貴族の令嬢方ばかりでした。
じつは、王子様の婚約者候補を集めたものだったのです。
私のステンドグラス作品は王子様に気に入られて、ぜひ製作者に会いたいと、王宮に招かれました。
他の婚約者候補もいると聞いて、私は喜んで王宮に出向きました。
ところが、他の候補者はドタキャンして、私一人になってしまいました。
そこを、王妃の弟のおっさんに襲われてしまいました。
緊縛魔法で身動きができなくなったところを、もてあそばされたのです。
事件後、酷いと訴えても、両親は「隙を見せるから、いけない」と言うし、世間では、私の方からおっさんを誘ったことにされていました。
しかも、芸術発表会に参加した他の令嬢方も、同じ手口で襲われていたのです。
それなのに、みな家名を重んじ、自身の婚姻に影響するからといって泣き寝入り。
でも、私は許せません。
王子様が隣国の皇女と婚約発表するパーティーに押し入って、しらばっくれる暴行男と、セッティングした王妃に復讐してやります!
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 14:10:00
39014文字
会話率:23%
ひょっこりうっかりトリップした先は、非力で、転んだだけで骨折は当たり前という身体的に異常に脆い人々が暮らす世界。そこで女神に仕立て上げられ、魔王と対峙した時、私は思わず言っていた。
「えーと……日本人の方ですよね?」
適応能力が高めの元OL
と、魔王扱いされて根暗なひきこもりになったあげく色々とナニかが溜まってるらしい元システムエンジニア。
女子力(物理)で殺るか、生物学的に犯られるか、から始まってしまった、コミュ障を発症させつつあるなんちゃって魔王とのラブ&ライフの物語、のはず。
異世界転移なのに結局OLとサラリーマンの話で展開は超高速。長編を書き終えた反動で「小難しくない、勢いだけの話」をテーマに書きました。
残酷表示は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-10 00:04:56
53704文字
会話率:17%