とある酒場に【ナナシ】と呼ばれる道化師がいた。その道化師は明日の日銭を稼ぐため、今日も今日とて多くの人に演奏を届けていく。そんな道化師には素敵な相棒がいた。その名は【ミュウリン】であり、小柄な体形で枝分かれした巻角が特徴の少女だ。
少女
が歌手となり素敵な歌声を届けていくのは日銭を稼ぐためでもあるが、同時に趣味であった。なぜなら、二人とも人々が楽しそうに笑っている光景が好きだから。
しかし、歌声を届ける少女にはとある秘密があった。それが「魔族」という秘密だ。
数年前、魔族と他種族で結成された人類との間で大きな戦争があった。「人魔大戦」と呼ばれるこの世界の命運を決めるような大きな戦いだ。その戦いの結果は人類側に召喚された勇者に魔王が倒されたことによって戦いが終わったが、それが終ろうとも物語は終わりではない。むしろ、続いていくばかりだ。
敗戦した魔族は人類から隠れて生き延びるが、中には弔い合戦を企てようとする魔族もいる。その魔族を排除するための制度を敷いた人類によって、魔族が生き伸びる環境は増々難しくなる。
そんな環境の中、魔族の少女は魔族の象徴たる禍々しい角をそのままに人間社会に溶け込もうと頑張る。その相棒を支援し、より楽しく笑える日々にするのが道化師の役目であった。
そして、道化師は今日も今日とて相棒と一緒に歌越えを届けながら、人類と魔族が手を取り合い本当の意味で「平和」を紡ぐための旅をしていくのだった。
※「喜劇道」と書いて「ハッピーロード」と読みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 23:59:46
278956文字
会話率:31%
沈丁花が転がり、不穏な話がどこか繋がりを持って続いていく短編集。
思いつくままに書いているので物語の舞台は様々。
一話一話は夜寝る前にさっと読める程度の長さ(1000〜3000文字)。
ただし、夢見が悪くなりそうな終わり方が多数なので、自己
責任でご覧ください。
夜毎とありますが、作者の力不足により不定期更新です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 20:10:00
28675文字
会話率:41%
カイという男が居た。大人になりきれない彼は現世に耐えきれず、異世界転生のために自ら命を絶った。
ファンタジー、ハーレム、チート能力、最強の自分。死の間際、夢物語を希望にしていた。
そんな彼を待っていたのは、サイバーパンクと戦争だった。
リィラという少女が居た。彼女は大人だけの村で子どもになり切れず、ガジェットオタクとして孤独のまま生きていた。
そんな彼女の元にカイという、変わらない日常を完膚なきまでに破壊する存在がやってきた。
戦争の火種という重すぎる運命を背負って、ふたりの旅路は続いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 23:15:34
445180文字
会話率:53%
ある日の変わらず昼下がり、田中さんは日課の散歩を開始する。
しかしその変わらぬ日常は徐々に、徐々に変化をしつつ歪んでいく。歪んで歪んで、しかしそれは変わらず日常として続いていく。その歪みの行方はどこに行くのか。田中さんと電気羊のそんな歪んだ
日常の続きと終わり。
明日はきっと続いていく。否が応でも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 16:31:08
5786文字
会話率:5%
小野塚奏多は隣人の野中葵に淡い恋心を抱く平凡なサラリーマン。しかしその気持ちをなかなか伝えられない日々を過ごしていた。一方で、美少女フィギュアに情熱を傾けてもいた奏多は、恋が実らずとも、このまま平凡で穏やかな毎日が続いていくのも悪くないと思
っていた。
そんなある日、彼方の前に美少年・陽羽(ひいろ)が現れ、自分は奏多に可愛がられている美少女フィギュアでそのお礼として、恋を実らせに来たキューピッドなのだと告げる。陽羽は葵との恋の成就を条件に奏多と一緒に住むことを要求する。初めは渋っていた奏多も、陽羽から現実離れした出来事を見せられ、また、葵との恋の成就は自分一人だけでは到底叶えられないことも分かっていたので、結局は同居することを許すことになる。
奏多が思いを寄せる葵は、実は人間ではなく、この世に未練のある幽霊であり、「恋を成就させた者と成仏すること」が目的であり、自分の存在を認知してくれた奏多を試すために近づいていた。同じく人間ではない陽羽に早々に正体を見抜かれ動揺する葵であったが、「恋人になるのかならないのかは奏多の自由だ」という陽羽の言葉を聞き、納得した彼女は奏多を振り向かせる努力を続ける。
恋のキューピッドである陽羽の力も借り、奏多と葵は着実に恋人の関係になっていった。
奏多は純粋に葵に恋をしていったが、葵は奏多を好きになればなるほど「未来を奪いたくない」という気持ちが現れ始め、本来の願いとは全く逆の気持ちに悩んでしまう。
ひょんな出来事から気まずくなっていた二人は、一度は「友達」に戻っていたが、そんな曖昧な関係に奏多は痺れを切らし、ついには葵に本当の気持ちをぶつけた。同時に、葵も奏多に自分の本当の正体、醜い願いを伝えてしまう。
葵の正体が幽霊だと知った奏多は、それでも葵の事が好きだと伝え、葵と共に現世を離れることを決意する。
奏多には内緒で葵と賭けをしていた陽羽は、誰にも気づかれない存在として、またフィギュアにも戻れない体となり、現世に留まっていた。
無事、恋人同士になれた二人は幸せな時を過ごしていたが、そんな中で葵は「最愛の人である奏多の未来を守っていくこと」が今の自分の本当の願いだと気づき、奏多に未来を生きて欲しいと伝え、強制的に現世に奏多を戻す。
そうして戻された現世で、ひとりぼっちになっていた陽羽と再会し、奏多は以前と変わらない生活を続けることになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 22:10:49
62480文字
会話率:61%
古い伝承が数多く残る神代町は、人の世と妖の世の境界線が特別希薄な町だ。
大昔に人間と関わった事で、不浄なモノに成り代わってしまった妖狐の婀彌陀羅(あびだら)は、同じく不浄な気を纏う狗妖の軛(くびき)と、化狸の八瞞(はちまん)と共に、人間にち
ょっかいを出しつつも日々を無駄にだらだらと過ごしていた。
だが、この3人の周りは常に騒動が絶えず巻き起こり──。
救いようのないモノ達の日常は、今日も変わらず続いていく。
結び結ばれ──、複雑に絡み合った絆の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 02:00:00
115774文字
会話率:31%
一人クエスト専門の冒険者ロジェ。
毎日、昼間から酒を飲み、そのまま寝てしまう、自堕落な生活を送っている。
そんなやる気のない冒険者に、何とか仕事を斡旋する冒険者ギルドの案内係ジェマ。
彼女が選んだ依頼が、一人の少女の冒険へと続いていく。
最終更新:2024-04-26 00:32:44
8580文字
会話率:37%
それでもきっと、人生は続いていくのだろうね
最終更新:2024-04-23 20:40:01
287文字
会話率:0%
非凡な生活に憧れる自称平凡な中学生、佐竹健太は十五歳を迎えた日に交通事故で命を落としてしまう。
死後の世界で出会った天使に、自分が今までに四十七回もの転生を繰り返していた事と、毎回十五歳の誕生日に不幸死していることを知らされる。
十五
歳で死んでしまうことが問題になっていることで、天使から持ち掛けられた提案により健太は不幸死をするたびに貯まる、通称不幸ポイントを使い、異世界で特殊なスキルを持った大貴族の息子、カイル・モールズとして、転生する。
剣士としてチートまがいのスキルと、大貴族という地位を得たことで、カイルは、十五歳の死という運命に抗いながらも、歪んだ欲望を爆発させ始め……
クズな主人公が転生ごとに変わる環境、立場、そして人々との出会いにより少しずつ成長していく成長ストーリー。
序盤はもしかしたら人によっては胸糞悪いかもしれないです。
章が変わるごとに話が別物の話になるので、一章を読まずに二章からでも入っていけます。
ただ世界観は一緒で時系列的には一章から続いていくので所々で一章の話(一章で出てきたキャラクターや出来事)が入ってきたりします。
第一章カイル・モールズ編
公爵家の子供ながら最強の剣士である主人公カイル・モールズと、平民たちとの学園内での争いを描く
学園もの
第二章 ネロ・エルドラゴ編
十五歳に起こる不幸を乗り越えるため、ヒロインと一緒に旅をする、冒険もの
チート物が書きたくて書きました。
良ければブクマ、評価、感想をお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 18:04:27
738060文字
会話率:46%
気が付けば、Vtuberシズカ・ムオンの姿になってゲーム世界に転移していた。他にも大勢のVtuberがいたが、ゲームマスターを名乗るAIは勝手に説明を終わり、勝手にゲームがスタートしてしまい、ボクたちは空中に放り出される。
運悪くボクの着て
いたセーラー服がドラゴンに引っかかり、ボクだけみんなと違うところに落下してしまう。
森の中の湖。
そこに落下したボクは、ずぶ濡れになったセーラー服を脱いだんだけど……
獲得したスキルは【ヌーディスト】。
配信されていたことを忘れて全裸になったのが原因だった。
AIであるシルヴィアに文句を言いながらも、他のスキルとおぼろげな知識でサバイバル生活を始めることになる。
更にクエストや、Vtuberたちが集まった街でのイザコザが加わり、ゲーム世界に転移してしまった謎もあり。
ボクの不思議な配信生活が続いていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 18:09:17
108424文字
会話率:34%
膝頭に顔ができた僕は、その顔と仲良く暮らす。
顔は、人面疽というらしい。
僕は、学校では、いじめられっ子。
膝の顔の彼は、飄々としてるけど、実は寂しい僕に気付く。
孤独感を癒してやろうと、顔を更に増やす。
膝頭、脇の下、股関節に顔ができ
た僕は、その顔達に名前を付ける。
膝頭はカシラ、脇の下はキノシタさん、股関節はカンくん、と名付ける。
僕は、顔達三人と、仲良く日々過ごす。
僕に対するいじめが止むが、他の人が新たにいじめのターゲットになる。
僕は、いじめから解放されたものの、いじめが続いていくのは堪らないので、首謀者を懲らしめることにする。
《今のいじめのターゲットの人》、《下級生の頃、クラスにいじめがあった先輩》の証言を得て、僕は、いじめの黒幕とラスボスをつきとめる。
顔達の協力を得て、僕は、黒幕とラスボスを懲らしめる。
黒幕とラスボスを ‥ いじめを先導した大人達を、(顔達に、自分の体をいじられながらも、)メンタルズタズタに懲らしめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 09:47:21
33992文字
会話率:34%
この物語は無能無価値だと決めつけられた男が、大事な仲間と共に一歩ずつ成長し黄金の輝きを手にする足跡である。
異世界人「神野鉄雄」それが商品名。
超希少価値のある異世界人でありながら最低価格の「100キラ」が開始価格となってしまう。
なぜなら特別な知識を有していなければ誰もが持っている魔力も無い。多くの者が無価値だと決めつけた中、たった一人手を伸ばした者がいた。
それは片方に角が生えた褐色錬金術士の少女「アンナ・クリスティナ」。
絶望の最中に救い上げられた鉄雄は彼女の父親を目的を果たすために使い魔となった。
転移した先は巨大な壁に包まれた木組みの街並が広がる「ライトニア王国」、壁の向こうには多種多様な獣や環境が広がる大自然豊かな世界。
自然の力を織り成し新たな形を生み出す錬金術。アンナはその力を磨くため最高峰の錬金学校「マテリア」で日々精進する道を歩む。
ひょんなことから王国騎士団と成ってしまい自身のできることを広げていく鉄雄。
ダンジョンで出会った両性具有のメイド「セクリ」、最恐の武器に潜む「レクス」。新たな仲間と共に主人であるアンナの為に奔走する日々が続いていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 18:00:00
1613122文字
会話率:46%
「今日は仕事早く終わるから、夕ご飯一緒に食べようね! ハンバーグが食べたいな! じゃ、行ってきまーす!」
そう言って出掛けて行った君が、この部屋の扉を開けることは、もう二度となかった。
ありふれた平凡で幸せな日常がずっと続いていくのだと、僕
は信じて疑わなかった。それなのに、あまりに呆気ない終わりを迎えた、恋人の桜の死を僕は受け入れられなかった。
――もう一度、君に会いたい。
君との再会を願って、首を吊った僕が次に見たのは、ころころと景色が変わる不思議な世界。
「ねぇ、ユキ。デートしようよ!」
それは、夢にまでみた君の声だった。
これは、君に別れを告げる為の物語だ。
※「小説家になろう Thanks 20th」の「別れを決める勇気」をテーマにした小説となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 07:27:46
7647文字
会話率:51%
とある、羽を持つ珍しいうさぎのお話し。
彼の名前は「ラビ」という。
身寄りの無いラビをおばさんうさぎが引き取り育てた。つらい過去の傷をうちに秘めているが、クールで落ち着いた優しいエンジェルラビットだ。彼の物語は続いていく
最終更新:2024-03-01 03:05:56
1238文字
会話率:4%
新築五年目のマイホーム。
三十年ローンを組んで買った我が城。
夫婦になって早九年。
子供も二人出来て、長男は小学一年生の六歳。長女は年少の四歳。
これからどんな風に成長するんだろうと、不安もありつつ楽しみしかない。
平凡な日
常がこれからも続いていくと思っていたし、疑いを持てるほど悪い兆しは特に何も無かった……はずだった。
八月のある日、自宅の中で子供たちとかくれんぼをしていると、寝室のクローゼットの扉が、謎の空間への入口に変貌していた。
中には娘の髪を結っていたゴム紐。
一も二もなく飛び込んだ、凍野杏弥。
そこは、チュートリアルダンジョンとは名ばかりの、ナイトメアモードのダンジョンだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-15 13:07:58
234943文字
会話率:28%
失踪者が後をたたず、その原因を解明するため人々は
奔走する。
わかったのは、この世界の外部からの干渉による誘拐であること。
人々を守るため召還(誘拐)を、派遣業務へと移行させ、いつかは失くすための闘いはこれからもち続いていく。
最終更新:2024-02-10 19:21:49
533文字
会話率:0%
未来の鼓動、その幕間。
彼は、"自ら"を一度消して、孤独へとなった。
されど、運命は続いていく_____
最終更新:2024-01-08 21:13:20
1201文字
会話率:68%
数年の交際を得て結婚の日を迎えた花婿、片岡淳。
花嫁、秋田玲実と結ばれこれまでと変わらずかけがえのない思い出を積み重ねていく日々が
ずっと続いていくものだと信じて疑うことはなかったが・・・・・
愛の誓いを交わすまさに直前ー。
片岡は玲
実に婚約破棄を叩きつけられ、逃げられてしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 17:25:51
14236文字
会話率:23%
誰かが悲しんでいるのならば、その男は屁で音楽を奏でながら現れるだろう。屁の魔法使いイサナの旅は続いていく。多くの人々を笑顔にするため。
最終更新:2024-01-02 20:21:05
1683文字
会話率:52%
『天空界』『大陸界』『青海界』……三つの領域に分かれたこの世界は、“三鬼神”と呼ばれる絶対的支配者によって圧政を強いられてきた。
人々の心は荒んでいき、弱い者を強い者が甚振り搾取する弱肉強食の時代が続いていく。
そんな中、一つの伝説が語り継
がれてきた
『竜に認められし者……恩寵と厄災の力を持ち、純白の翼をその背に宿す七人の勇者達が、迷える世界を導くであろう』
伝説の勇者を人々はこう呼んだ。
ーー“七翼の恩災”ーーと。
これはアイルとハルカ、二人の少年少女が七翼の恩災と共に、たった一つの約束を果たす物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 16:44:32
86195文字
会話率:40%