秒針の音 小説家になろう　作者検索

クリスマスの当日は彼には会えない。 時計の秒針の音が私の心を寂しくさせる。 だって彼がいないことを教えているから。 彼に会いたい。 クリスマスは幸せと一緒にやってくる。 このお話は、なろうラジオ大賞３の応募作品です。

チッチッチッ… 時計の音に耳を澄ませる。 離れたところにいるあなたを思う。 その感触を。音を。 僕の好きな人。

女は視界を覆われ身動きがとれない中で目が覚めた。 ここが何処かも分からず、ただ時計の秒針の音が聞こえる。 すると突然現れた男が耳元で話し始めた。 「死刑囚に行われたある実験」について…

規則正しい秒針の音に心臓が反応している

「私、秒針の音がしない時計って嫌いなんだよね。時を刻む事無く、スムーズに動いて行っちゃうじゃない？　なんか、生き急いでいる気がして」 そういって笑った彼女は、手巻きの腕時計をしていた。祖母からもらったというその時計は、彼女の亡くなったあの日から行方不明だ。 テーマ：「音」 折りたたむ>>続きをよむ

「先輩、まだかな…」広い部屋は１人でいるととても寂しい・・静かな部屋に響くのは刻々と過ぎる秒針の音だけ