“人魚の湖”で捨てられていた赤子はとある神父に拾われて、桜之 一(さくらの はじめ)と名付けられた。
その後、成長した一は育ての親である神父の正体を知ったのをきっかけに聖者(エクソシスト)として生きる道を選ぶ。そう、これは“海”を取り戻すた
めの物語…。
『愛してくれたあなたが残したものを探す旅へ』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 12:57:28
210357文字
会話率:28%
主人公が愛した男には、すでに身分違いの平民の恋人がいた。
貴族の娘であり、正妻であるはずの彼女は、誰も来ない離れの窓から幸せそうな彼らを覗き見ることしかできない。
愛されることもなく、夫婦の営みすらない白い結婚。
三年が過ぎ、義両親からは
石女(うまずめ)の烙印を押され、とうとう離縁されることになる。
そして彼女は結婚生活最後の日に、とある「神父」と過ごすことを選ぶ。
誰にも言えなかった胸の内を、ひっそりと「彼」に明かすために。
これは婚約破棄もできず、悪役令嬢にもドアマットヒロインにもなれなかった、ひとりの愚かな女のお話。
長岡更紗様主催のアンハピエンの恋企画に参加しております。
この作品はアルファポリスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-25 07:14:58
4455文字
会話率:0%