絶望的な人類核戦争から逃れるために、地下都市エターナルは5万人の避難者を受け入れてその扉を閉じた。
核の冬が終わりを告げ、そして放射能半減期が訪れるその日まで、最後の人類は長い年月を地下都市で過ごす事を強いられるのだが、そこで人類は再び
トラブルに襲われる。人口冬眠を続ける者たちの中から突如『生ける死者』が現れ、生者を食らい始めたのである。
この物語は、終末後の地下世界を力強く生き抜こうとする少年リュックと、彼が地下迷宮で偶然発見したハードディスク「オペレーション・オプティミゼーション(最適化作戦)」の全貌に迫るゾンビパニック&ディストピアSF小説である。
※二時間ぐらいの映画を意識しているので長編大作ではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-16 16:11:50
41640文字
会話率:25%
死してなお死せず、生きとし生ける屍よ
その身を震わす鼓動に戸惑うことなかれ
その死を誤魔化す律動に苛まれることなかれ
心の臓は止まれども、汝が魂の脈動は未だ止まぬことを知れ
如何ともし難い生の囁きは甘い痺れを引き起こす
けたたましい死の
嘶きは遠き苦痛を呼び起こす
されど汝が生ける死者であるのなら
必ずや
必ずや
生と死の狭間を意のままに揺蕩い
いつの日か死せる者の頂へと至るだろう
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-09 20:00:00
1720文字
会話率:12%
「ジキ」と呼ばれる生ける死者が世に溢れてから三週間余り。
感染拡大から奇跡的に難を逃れた、辺境の大学があった。
食料や燃料の供給が断たれジキの襲撃に怯える中、葛藤や対立を抱えながら、生き伸びていくための戦いが始まる。
タイトル通りゾンビも
のですが、残虐な描写やグロシーンはほとんどありません。
ゾンビによってこれまでの秩序や価値観が壊されてしまった世界で葛藤する人々や価値観の対立というのを書いてみたくて手をつけた作品なのですが、いささか悪文だなあと我ながら反省しています…。
ご意見・ご感想を頂けると大変嬉しく思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-18 11:29:00
128979文字
会話率:52%
世界で最も死体が売れる都市、ネクロポリス・インゴルヌカ。生ける死者たちの楽園、動く死体の都市には、違法な死体密売や死体泥棒を取り締まる警察武装墓守・霊安課が存在していた。
ある夜の勤務、霊安課刑事のマキールは死体泥棒と、少女の屍に遭遇する。
未成年者を動く屍・ワイトに変えることは固く禁じられており、相方の老刑事も傷つけられた彼は、怒りとともに死体を追っていくが……。
〝死者のための都〟で繰り広げられる、ネクロパンク・ロマン刑事編スタート!
※本作は「死者、インゴルヌカにて」http://ncode.syosetu.com/n5383df/ の同世界観作品です。
単品でもお楽しみいただけますが、本編を読むとよりお楽しみいただけます。
→手っ取り早く知りたい方のための、用語解説:http://ncode.syosetu.com/n5383df/7/
※本作は霊安課刑事のタイトルで、カクヨムでも公開されています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881220305折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-10 21:01:39
49908文字
会話率:39%
未練を残して死んだ者が闊歩する世界。生ける死者は、本当の死者になるために生者を道連れにする。目が合った生者を追いかけ、その手に捕らえ、自らと同じ道へと引き込もうとする。そんな彷徨する屍に振り回される生者達は、二つの選択を突きつけられる。そ
してまた、哀れな生者の少年が生ける死者に捉えられる――……。
これは、生ける死者に振り回される二人の少年と一人の少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-12 18:56:55
12659文字
会話率:45%
生ける死者と化すまでのタイムリミットは、たったの二十四時間。死者の溢れる街角で、未来を閉ざされた男と光を失った男の疾走が始まる。さよならだけがなんちゃらだ。
最終更新:2007-12-22 20:41:01
21658文字
会話率:53%