カーシル侯爵家令嬢イザベルは、大切な青い薔薇のドレスを黒に近い濃紺に染めて婚約者の家の紋章である黒い薔薇に仕立てた。それは婚約者のモンニェス公爵カムデンも承知していたはずだったが、舞踏会でカムデンは「喪服を着てくるなんて」と騒ぎ立てる。
罠
に陥れられたとイザベルは心が折れそうになるが、そこに現れたのは毒舌貴族、王甥殿下であるイオン・アルワーズ大公だった。彼の『出し物』によって舞踏会は阿鼻叫喚の地獄絵図と化す。とりあえずイザベルはそれを観客として一部始終目撃した。
※この作品は他小説投稿サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 16:13:08
9811文字
会話率:41%
私のために、お願い。そんな言葉に幾度となく翻弄された。
決して手に入らないもののために、彼は全てを失うことになる。
「翡翠の宮殿」外伝。〈魔術都市〉レンにて、王甥と王女の昏き幕間。
※「翡翠の宮殿」のネタバレがあります。
※現代日本の一
般的な倫理観に反する描写があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 23:00:00
10571文字
会話率:17%
領地経営の傾いた公爵家と、援助を申し出た王弟家。領地の権利移譲を円滑に進めるため、王弟の長男マティアスは公爵令嬢リリアと結婚させられた。しかしマティアスにはまだ独身でいたい理由があってーーー
生真面目不器用なマティアスと、ちょっと変わ
り者のリリアの歳の差結婚譚。
なんちゃって西洋風ファンタジー。
※ 本番エロはありませんが、登場人物がよく(大真面目に)性的な話をしだすので苦手な方はご注意ください。警告が入ればこちらは修正していく予定のため、ムーンライトさんでも掲載しています。
※ アルファポリスさんでも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 19:04:02
229266文字
会話率:53%
侯爵令嬢のエルフィーネは稀有なスキルを有してるため、生後間もなく王命により王甥との婚約が決められた。婚約者のルーベンスは容姿端麗、成績優秀、血筋も最高ということで地味な容姿のエルフィーネは学園で些細な嫌がらせを受けていた。しかし持ち前のス
キルで被害に遭わず、悪意を無視し続けるため陰で『にぶちん令嬢』と呼ばれるように。
そんな中エルフィーネは婚約者に婚約破棄を突き付けられたその日に、他の令息が婚約破棄に合う場面にまで遭遇してしまう。
国の思惑やスキルに翻弄される人生の中で、二つの婚約破棄がもたらす一つの幸福とは。
エルフィーネ視点の後に、ルーベンス視点があります。
他にストーカー的な行為の表現や一部残虐的な表現が出てきますので、ご自衛願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-01 16:53:12
45851文字
会話率:40%
アストレア・レーヴェ。
女王の国を滅ぼした「炎の魔女」は時間を巻き戻り、六歳の身体に十六歳の心を宿すことになる。
――ただし前回の記憶は一切ない。
次期女王候補のひとりではあるが本を読んで静かに暮らすつもりだったアストレアだが、前回の自
分を殺した「黒衣の騎士」王甥ジークフリートに何故か気に入られてしまう。
毎週王城に通い同じ時間を過ごしている内に、アストレアは抱いてはならない感情――恋心を覚えていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 12:03:59
100002文字
会話率:28%
主人公グアナは貧しい村人。貴族に婚約解消され泣きながら森へいくと南の魔王に出会う。そしてなぜか先代魔王の生まれ変わり認定され、次期魔王に選ばれる。勇者と魔王が裏取引しているけど、めざすは貴族への復讐と新たな恋。
◆endありキャラ:南エリ
ア魔王〔アダリ=マ・エンダクラッカー〕、魔王甥〔リンドワース〕、魔神官〔クレキルト〕、魔姫〔フィオレンティーレ〕、戦士〔ベリル〕、遊人〔プレミオ〕、妖精〔グレディート〕、善神〔レナールド〕、悪神〔ハンドダッド〕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-16 00:23:09
6199文字
会話率:39%