「人を斬らねば、私は生きられぬのか……」
江戸の泰平も豊熟の極みに達し、組織からも人の心からも腐敗臭を放ちだした頃。
魔剣・念真流の次期宗家である平山清記は、夜須藩を守る刺客として、鬱々とした日々を過ごしていた。
念真流の奥義〔落鳳
〕を武器に、無明の闇を遍歴する清記であったが、門閥・奥寺家の剣術指南役を命じられた事によって、執政・犬山梅岳と中老・奥寺大和との政争に容赦なく巻き込まれていく。
己の心のままに、狼として生きるか?
権力に媚びる、走狗として生きるか?
悲しき剣の宿命という、筑前筑後オリジンと呼べる主旨を真正面から描いたハードボイルド時代小説にして、アルファポリス第一回歴史時代小説大賞特別賞「狼の裔」に繋がる、念真流サーガのエピソード1。
――受け継がれるのは、愛か憎しみか――
※この作品は「天暗の星」を底本に、9万文字を25万文字へと一から作り直した作品です。現行の「狼の裔」とは設定が違う箇所がありますので注意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-26 17:33:54
254617文字
会話率:47%
受賞作にして、未書籍化。全編改稿するから書籍化をしてくれませんか?とは言えないし、でも改稿もしたいし、続編も書きたいので、自分とファンを奮い立たせるような短編を書いてみた。のまんま。
第一回アルファポリス歴史時代小説大賞の特別賞を受賞した
「狼の裔」の続編的短編を書こうとしたら、筑前作品を網羅した作品になってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-24 16:47:01
3286文字
会話率:49%
――天暗の魔星よ、教えてくれ。あと何人斬れば、俺は赦されるのだ――
相手は人間だけじゃねえ!
独狼の異名を持つ男が、かつて犯した過ちの贖罪に、日本各地の「人の世に生きてはならねぇ外道」を斬る為に旅をする、チャンバラアクション時代小説。
相手は人間から妖怪、死霊まで盛りだくさんです。
※カクヨムにも連載中
※この物語は、「天暗の星」「狼の裔」の続編的連作短編です。
※不定期連載です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-24 00:01:34
35770文字
会話率:43%
本作は筑前筑後様(http://mypage.syosetu.com/485761/)の作品
「狼の裔~念真流血風譚~」http://ncode.syosetu.com/n4324du/
の二次創作にあたります(ご本人許諾済み)。
原作の第
4章「末路」の最終回についての重要なネタバレが含まれますので、第4章最終回までお読みいただいた上でご覧ください。
※本作はあくまで二次創作であり、原作の内容に影響を与えるものではありません。
※「カクヨム」「アルファポリス」にも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-13 06:22:10
1144文字
会話率:0%