シリーズで、雰囲気だけ時代小説として書いております。設定ゆるふわ。うすめでごらんください。 ヒコイチは商売品をかついで歩きながすのが縁で、『西堀の隠居』としりあい、いろいろうすら寒いおもいをしている。 梅の木がみられるいいばしょ
をヒコイチが案内することになりでかけると、セイベイが見知らぬ男にせまられており、どうやらその男は人ではないようで、頼みがある、というのだが・・・。また今回も、さむけのすることにまきこまれるはなし。ほっこりはしない。いやな表現あり、ご注意を。。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 19:47:42
19480文字
会話率:40%
――栄華の極みも、今は昔。
人類の生存圏たる都市の外では、人を喰らう凶悪な魔獣が闊歩し、主亡き狂った精霊が操る意思無きゴーレムが暴れ回る。
そして、世界中に散り散りとなった都市の内の一つにて。今日もまた、一つの産声が上がった。
――
いつの日か、この底からの脱却を望み。
物心着いた時からスラム育ちで孤児のダヴィデは、どうしようもない程に救いの無い環境から抜け出すべく、ずっとずっと己を鍛え続けて来た。
そうして月日は流れ、遂に旅立ちの決意を胸に新天地を目指すのだ。
高度な技術によって栄えた、古代文明の残骸を浚うことで一攫千金を目指すトレジャーハンター――発掘者になる為に。
身体は苛め抜き、技は磨き上げ、魔術は習熟し、精神は鋼の如し。
そうしてダヴィデは、初仕事で潜った旧文明の亡骸――遺構の奥にて、一体の魔導精霊と出逢うのであった。
運命の様に、必然の如く。
眠っていた彼女の名は、イヴ。
悠久の時を経て尚、正気を以って目を醒ました人類の叡智の結晶たる――正しく、智慧の天使であったのだから。
少年から青年へと至るダヴィデが、目覚めたイヴと巡り合ったとき。
二人の物語は、新たなる世界にて幕を開けたのであった。
*書き溜め進行、ストックあります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-17 08:12:25
65504文字
会話率:12%
*本編完結済み*
目覚めれば、そこは見知らぬ部屋。そして隣に女の死体。何故だ! ─パニックから始まる、何でも屋のハードな夏。依頼された行方不明人探し、謎の双子、そして─警察官だった弟が追っていたらしい、紫色した残酷なドラッグ<ヘカテ>…。
どぶ浚いに迷子ペット探し、買い物代行、草刈り、大雨の後の樋掃除など、日々平和なよろず事に明け暮れていたはずの<俺>。実は裏の顔があって…などということもなく。うっかり会社をリストラされてしまうくらい、真面目でぽややんなバツイチ子持ちの何でも屋・<俺>は、真相にたどり着くことができるのか?
ドラッグや衣装倒錯、回想シーンに少々スプラッタな描写が出てきますが、基本は健全です。楽天の自ブログからの転載です。シリアス寄りのコメディ、なのかも。
<俺>の名前は出てきません。作者は、ブロンジーニの『名無しの探偵』テレビシリーズと『金鳥小説・父子水』のファンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-01 06:24:19
594806文字
会話率:40%
天才作家AIのべりすと君と編集担当の僕シノザキがお送りする最高の物語。
ユーモア溢れる機械仕掛けの文、奇怪な文から繰り広げられる作品をどうぞお楽しみにください。
最終更新:2022-04-25 21:47:28
1543文字
会話率:24%
"標高15.7m"
彼には読むことが出来ないがそんな文字が書かれている。
もうじき百年前の話になろうとしている。
世界は未だ見ぬ大水害に遭遇していた。きっかけは太平洋を中心とした大規模な地震、瞬く間に世界を覆ったそいつ
は社会の在り方を変えた。
貴い血の物は高地に、それ以外は低地に。
低地に住まう多くの者は人類の為と称して、人類の住める領域を増やす為、水浚いに従事している。
そんな時代に旧世界の遺物(バ美肉キット)を見つけた恐らく30位のおじさんのはなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-15 03:16:00
2050文字
会話率:9%
フェオドラは義手だが、歴戦の“ガラクタ浚い”である。ユーリイはまだ幼いが、才能ある“機構技師”である。そして酒場の親父は人の良い筋肉達磨である。
最終更新:2019-03-15 21:09:32
7902文字
会話率:38%
かつて地上の人間にとって、暗黒の時代があった。突如地を割り、雷鳴のような地響きと共に、何かが現れた。その「何か」を、人間は「魔の者」と呼んだ。魔の者は地を焼き、波で文明を浚い、絶望をもたらした。人間は地上での生きる場を、徐々に失っていった
。
人々は神に救いを求めた。そうするより他無かったのである。神はその願いを聞き入れた。生き残った人間を魔の者から守るため、大地の一部を切り取り、人間を空へと逃れさせたのだった。以来、人間は空で生きる存在となった。
神は魔の者を地上から一掃する戦いを数百年に渡って続けた。神の軍勢には、数こそ少ないが人間の姿もあったと言う。神は戦いに勝利したものの、その力は衰え、とても地上を統治できる状態ではなかった。神は人間を地上へ還すことを諦め、地上を雲海で閉ざしたのだった。
人間が地上を離れてから、三〇〇〇年の時が過ぎた時代、二人の子が生まれた。二人の内一人は男の子、一人は女の子だった。奇しくも、同じ日の、同じ時間に生まれたのだった。
二人が十五歳の誕生日を迎えた日、空の世界に異変が起こり始める。最初はごく普通の事象だったが、やがてかつて無い天変地異となっていく。
二人は「インディペンデンス」の伝説を知り、天空の世界を繋ぎ、大地を巡る旅に出る。
魔法の世界にただ一人生まれた科学少女とその幼なじみの少年は、故郷を救う旅に出たのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-27 20:00:00
23621文字
会話率:48%