主人公は名も無き影武者。
彼は“カルラ”という王子の影武者として生きるため、影武者教室という影武者を育成する教室に籍を置いている。
王族と同等の知識、王族と同等の剣術・体術、王族と同等のカリスマ性。それらを得るための授業を受け、彼は王の資質
を高めていく。
最初こそ影武者として生きることに抵抗は無かった。代替品で良かった。だが影武者教室に通う他の影武者たちと触れ、彼は『エゴ』を手に入れていく。芽生えた『エゴ』は影武者という役割、自身の運命に疑問を投げかける。『偽物のままでいいのか?』――と
最高峰の『先生』の指導の下、最高峰の知能・最高峰の武力・最高峰のカリスマを手に入れ、彼は王子のコピーとして完成した。だがそれは同時に王の器を得たことを意味する。『エゴ』と『力』を得た影は光を喰らおうと牙を剥いた。
「構えろよ先生。王の器ってやつを見せてやる……!」
影武者だった少年が、王候補達を喰らい、王の座を狙う英雄譚――ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 22:41:47
55070文字
会話率:48%
ロメロの『ゾンビ(DAWN OF THE DEAD)』の映画評めいた述懐から始まる短編小説。ゾンビ物だけれど泣ける小説を目指して。
最終更新:2024-04-06 19:33:21
4263文字
会話率:4%
絶対に泣ける「私」と「相棒」の人生のお話
最終更新:2023-07-26 01:34:42
6563文字
会話率:87%
バスケットボールに夢を追い続けた少年が、差別を受け、正当な評価を受けることができず、それでもアメリカの大学に留学し、懸命に頑張るが最後の差別で心が折れてしまう。
しかし、帰国した彼は、見守り続けてくれた相良高校理事長のもとで、英語教師となり
新たなスタートを切る。
決して強くはないが、楽しいバスケットを目指し、彼の人生がだんだんと楽しくなっていくのを見て、理事長は救われたような思いがする。
やがて、子供達の夢を砕き続けてきた者達が報いを受けて行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-23 07:41:29
21023文字
会話率:49%
ふとしたことから学生時代のマドンナ、下山奈津子と再会した真木(まき)一樹(かずき)は幸福な時間を過ごすが、突然去っていった彼女にもう一度会いたくて、同窓会に出かけて行く。
しかし、そこで彼女が2年前に亡くなっていたことを知って愕然とする
。
それは誰かのいたずらか…… それとも霊だったのか……
彼はこれを機に、妻と再出発し子供を授かったが、彼女はどこへ消えたのか、彼女は誰だったのか、そんな思いをいつまでも引きずっていた。
しかし、3年後、妻から見せられた長崎明子の『ただ話したいだけなのに』という小説を読んで、彼は怒りに身体を震わせた。
その真実は……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-07 03:00:00
34492文字
会話率:51%
失業中の私はある日列車の中で、亡くなった妹にそっくりの女子生徒を見かける。
まさかとは思うのだが、私はその女子生徒を亡くなった妹だと信じてしまう……
とても短く、さらりと読めてしまう短編です。
ほんの10分、お時間をいただければ幸いです。
きょうは3月11日、震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると同時に、被災された方々に改めてお見舞い申し上げる次第です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-11 12:48:27
8155文字
会話率:52%
障害を持つ愛と就職活動中の大学生良二。僅かな出会い、愛は死んでしまう。泣ける小説です!
最終更新:2009-06-29 21:12:52
6079文字
会話率:40%
君は、僕と付き合って幸せだったかなぁ?僕は、君といた時間を今でも色鮮やかに覚えてるよ。もお一度あいたいよ。
最終更新:2009-04-19 04:38:45
1888文字
会話率:33%