南蛮人、南蛮人って。わたくしはれっきとした倭人よ!
お江戸の町で与力をしている井上正道と、部下の高山小十郎は、二人の赤子をそれぞれ引き取り、千代と太郎と名付け育てることに。
月日は流れ、二人の赤子はすくすくと成長した。見目麗しい姿と珍しい
青眼を持つため、周囲からは奇異の眼で見られる。こそこそと噂をされるたび、千代は自分は一体何者なのだろうかと、自身の出自について悩んでいた。唯一同じ青眼を持つ太郎と悩みを分かち合おうにも、何かを知っていそうな太郎はあまり多くを語らない。それがまた千代を悶々とさせていた。
そんな千代を周囲の者は遠巻きに見ながらも、その麗しさに心奪われる者は多く、やがて年頃の千代にも縁談話が持ち上がる。
しかし、当の千代はそんなことには興味がなく。寄ってくる男を、口八丁手八丁で退けてばかり。
果たして勝気な姫様の心を射止める者が、このお江戸にいるのかっ!?
痛快求婚譚、これよりはじまりはじまり〜♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 15:00:00
92000文字
会話率:50%
ちょっと残念な王太子殿下。
その身分故に数多のご令嬢からの求婚があったが、その中でも異彩を放つ物が一つ。
ごりらの獣人のご令嬢からの求婚。
力強く逞しい彼女は、獣人の特性上、思い人には一途。ごりごりくるご令嬢に王太子殿下は日々どのように
逃げるのか悪戦苦闘の毎日。
力強いご令嬢からの求婚に、ちょっと残念な王太子殿下はどうするのか。
彼の思いは本命に伝わるのか。
そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-16 00:00:00
14799文字
会話率:66%
「源氏」以前の長編古典ものがたり「うつほ物語」をベースにした、半ば意訳、半ば創作といったおはなし。
男性キャラの人物造形はそのまま、女性があまりにも扱われていないので、補完しつつ話を進めていきます。
最終更新:2015-12-02 23:55:02
234966文字
会話率:42%
今を時めく右大臣・源正頼の息子、祐純は東宮から弟・仲純の死の真相について調べることを命じられる。
そこで明かされた、弟の持つ、妹姫に対する思いとは。
そしてまた、妹・あて宮こと藤壷の方の感情とは。
古典「うつほ物語」のあて宮求婚譚から仲純
の項を中心にまとめて投稿したおはなし。結果はさしてはかばかしくなかったやうな。つか忘れた(笑)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-05 17:07:06
28729文字
会話率:50%