アイ。高校二年。彼女は存在を薄く生きた。
「疑問が生じたら、検証する。今までも、これからも」
存在感は薄く、悪目立ちしないように地味に生きていた主人公・アイ。普段彼女がしていることは「検証すること」。疑問が生じたら、すぐに検証する。
定期テスト前、いつもアイを構う幼馴染みでクラスメイトの和田蓮太と過ごす昼休み。学内で有名な秀才・真中カエデが、アイに話しかけてきた。仲良くなりたいと言う彼は、アイのことを「かわいそう」と言う。
"今、この時" を生きる少女が、過去と自分の心に向き合う歪な青春と不器用な恋愛ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 08:10:00
44337文字
会話率:44%
僕らの夏は、いつだって蝉の声がした。
夏空の下で不審死を遂げた女子中学生、楓。幼馴染の海斗は、楓を殺害した本当の犯人を見つけるべく、調査を始めた。日に日にと明らかになっていく彼女の本当の姿に、海斗の心が揺れる。正義とは、何か。あなたの心
に問う、歪な青春の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-23 01:46:02
724文字
会話率:0%
「世界を救ってくれないか?」
男の言葉に頷いた記憶喪失の少年は「要」と名乗り、化け物が封印された街の、とある学生寮へと送り込まれる。そこに集められていたのは、化け物を倒す特殊な素養を持った少年少女たち。
その素養とは、過去に人を殺めた経
験のある者にしか芽生えない特異なものだった。
得体の知れない仲間たち。そんな異様な状況の中、要は慣れない化け物退治へと駆り出されることに。
繰り返す日常の中、やがて要は知ることになる。彼らはどんな罪を犯したのか。なぜ人を殺さねばならなかったのか。そして、自分が背負うべきモノの形を。
世界を救ってもまだ償えないものがある──歪な青春が、始まる。
週一連載予定。毎週土曜日投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-02 22:00:00
107370文字
会話率:47%
クラス内で我がもの顔のDQN。我が身かわいさゆえに無関心を決め込む教師と同級生達。
絶滅危惧種指定の肩身がせまい非常識人で自称ぼっちなオレ――央城連理《おうぎれんり》は、何かと面倒くさい現実《リアル》に日々翻弄される。
ハイテクに踊ら
され、足元を見失いかけて狂騒する世の中で斜に構えて物を見るちょっと歪な青春記。
尚、この物語はフィクションです。実際の個人・団体・事件等とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-03 19:00:00
135960文字
会話率:31%
『私の名前は■■■だ』色猫は願いを叶える。彼らが望む"願い"。
彼女は"現在"を壊し、彼女は"未来"を壊し、彼は"過去"を壊す。
立屋千尋が見る世界と情景。彼は
壊れた世界で一体何を願う――。
『"最後"に君の名前が聞けて良かった――』全ては『誰か』のため『何か』のため。歪な"今"を生きる彼らが望む世界とは。
『未来は君のもので、俺のものだ』
『あたしってやっぱ馬鹿だ…。間違っちゃった』
『私にはこれしかなかった。そう思っていたのに』
『僕は僕のままで良かったのかも知れない…』
俺たちは、こんなにも"今"が嫌いだ。――こんなにも"今"が好きだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-30 04:30:31
174483文字
会話率:24%