あの部屋で待っているよと、呼ぶ聲ももう聞こえない、祖母の枯れた耳。
美しい海が見えるよ、と、恋人に囁き繋がる身体に、桜貝が何処からか貼りついて。
夢の中で、あなたの名前を必死で呼んだのよと、仏壇の彼岸花に語り掛ける、夏。
妙なる匂いが、娘の
部屋からしてきて、死の華で埋め尽くされし部屋。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-26 19:28:15
888文字
会話率:0%
混雑する電車の中で、ひょんなことからワイシャツにキスマークをつけられた俺。桜貝のようなピンクのキスマークをつけたのは、ちょっと生意気な女子高生だった。
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お読みいただければ幸いです。
エブリスタさんでも投稿です。
最終更新:2021-02-10 15:50:13
4511文字
会話率:24%
ちいちゃんは、パパもママも寝ている夜中の二時に目が覚めてしまいます。
暗い廊下で出会った友達のいないオバケと二人でプリンを食べました。
しかし、オバケの不思議な力でリビングがめちゃめちゃになってさあ大変。パパとママに怒られちゃう!
最終更新:2019-11-23 04:06:46
2212文字
会話率:40%
─ガラス張りの廊下から外の様子が見える。地面に刺さった沢山の棒に『墓守』と刻まれており、なんとも不気味だ。─
目覚めた場所はやけに明るい場所。
自分を造った者は自分と同じ名前。
貴方は何者?
自分は何者?
最終更新:2019-11-16 01:25:05
1539文字
会話率:61%
君の綺麗な桜貝のような爪を、ただ守りたいと思った。
※blog、pixiv、カクヨム、エブリスタ掲載作品です
最終更新:2017-11-03 21:32:11
551文字
会話率:100%
海のモノを拾ってはいけない、と少年は言った。
海には様々なモノが流れ込む。人が棄てたいと、忘れたいと願う多くのモノ。だから、陸に棲む者は、むやみやたらと海のモノに手をだしてはイケナイ――
『ミソサザイの歌』の主人公が友情出演していますが、
本編を読まなくても差し支えはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-01 00:00:00
9842文字
会話率:42%
俺の幼馴染みであるユーリは天使だ。絹糸のように美しい銀髪に、紫水晶の瞳。肌もきめ細かく、唇も桜貝のように色づいている。だが、その中身は残念ながら、天使から程遠いものだった。
最終更新:2015-03-06 23:19:25
6592文字
会話率:34%
軽い男、女の毎日を描きました。
赤坂徹(あかさかとおる)は
桜貝高校2年、とてもかっこよくて
勉強、スポーツなんでもこい。
しかし彼の中身はただの軽い男だった。
その軽い男に対抗するように…
最終更新:2011-11-25 09:00:00
562文字
会話率:8%