なだらかな山の上に建つ、継寂乃杜神社。この小さな神社に住む、永い時を生きる狐巫女・宵華と、人間の青年・樹希。平穏な日常の中、ひょんなことから2人の複雑な過去があらわになる。長命ゆえ、愛する喜びと死の悲しみを繰り返し、やがて心を閉ざした宵華。
実の親から捨てられ、育ての親に引け目を感じる樹希。これは2人がお互いの異なる孤独を受け入れ、自分たちの生と向き合う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 01:44:12
7040文字
会話率:37%
中世ファンタジー風の異世界に転生したわたしは、とある道化師の箱入り娘だった。大人になり、前世の記憶がおぼろげながら戻ってきた時に気づいた。これは名作オペラ『リゴレット』に登場する悲劇のヒロインルート(最後に死ぬ)では!?と。日々消えゆくその
頼りない記憶をもとに、エモい父とわが身を守るため、幾度となくループを繰り返し、運命の改編に挑むのだ。
そう、あたしは魔法も、力も、お金も、権力もない、ただの箱入り娘。自分にできる事は、ただただあがき続け、愛する喜びを歌い、愛される喜びを歌うだけ。
そしてこれは、苦悩と葛藤の末に運命を乗り越え、ハッピーエンドを目指す”あたし”と”わたし”の物語。
<2021年3月末までには完結予定。現在は最終の第五部を執筆中となります。/二次創作/作中に登場するオペラの歌詞は、全て筆者Principeによる訳です。微妙なニュアンスの違いは、独自解釈と捉えてください>
「編集者ツッツー添削OK」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-30 14:10:55
298174文字
会話率:24%
すべてに「やる気」を無くしていた少年がある日の帰り道で偶然拾った片方の「知恵の輪」‥
その「知恵の輪」を探しにやってきたサチカという少女は、「自分は魔女見習いだ」と打ち明ける。
「僕を魔界へ連れていってくれるなら、知恵の輪を返す」と半信半疑
で言う少年に、少女は「分かりました」と言い、本当に少年を魔界へ連れていくが、人間を魔界へ連れていくことが見つかり、罪人として魔界で裁判を受けることになる。少年と少女の運命は‥?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-30 11:08:55
21862文字
会話率:64%
神山帝国の姫であるひなたは、好奇心旺盛で活発な女の子。
「誰かを、愛する喜び。誰かを、失う悲しみ。」「差別や身分の差」「様々な人と出会い」
様々な思いや、経験が彼女を強く聡明な女性へと成長させる。
最終更新:2017-03-07 00:01:11
24506文字
会話率:68%
たった一本の電話で出会った達也と渚。
二人は急速に惹かれ合って行く。
でも、二人は結ばれる事は無かった。
「俺は、二度と女を不幸に出来ない」
ヤクザから奪った二億の現金。
工藤に捕まれば産まれて来た事を後悔させられる。
元彼、太平と達
也の間で揺れ動く渚の心。
「死んでもいい。貴方を愛せるのなら」
達也と出会って、初めて愛する喜びを知った沙織。
赤ん坊さえ、平気で殺す男、吉岡。
「本当の恋。手にすれば幸せになる事が出来るのだろうか?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-07 12:18:16
3224文字
会話率:22%
オレの世界には、あの人が必要だった。あの人がいたから世界に色がついて、あの人がいたから、人を愛する喜びを知れたのに。誰も愛さずに人生を送ってきたホストの少年が、青年に出逢い、彼を愛し、変わっていく。
最終更新:2007-06-03 16:52:03
365文字
会話率:9%